知識ゼロからの神道入門

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 90
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344900899

感想・レビュー・書評

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  • 図解が多くてわかりやすい。

  • 神道について全然知識がなかったから、少しは勉強になったかなー。こんなにも仏教の影響が神道にも、神道の影響が仏教にもあるとは知らなかった。もう一度これを読んだ上で歴史の勉強をしたら身になりそうだと思った。日本の歴史を学ぶ上では外せないですね。

    感謝や畏れが神として崇められ、八百万もの神が存在する。ただ昔の人は不思議に思った現象でも科学が発達した今、それらを神としての存在と考えるのは私には考え難い。でも一つの宗教、一つの考え方としてはこれからも日本に残り続けるんだろうなあと思う。

  • 個人的には参拝の作法について知りたかったのでちょっと物足りなかった。

    神道の歴史について書いてある所は、「日本史で勉強したのはこれか」と思うことがちらほら。

    わかりやすくまとめてあるのだけど、神様のことについては記紀を読まないと駄目だなと思った。

    いかんせん私に神道の下地がなさすぎる。

  • 日本を出てから、宗教の意味について考える機会が多い。
    宗教が違うということよりも、それが一神教であるか多神教であるかの違いがとても大きいように感じる。
    多神教の持つおおらかさの上に、今の日本人は成り立っているのかな、なんて感じたので、日本の宗教に思いを馳せてみたら案外何も知らないことに気付く。
    そして手にしたこの本で、大部分は知らないこと(知らないでいても当然?そうな専門的な言葉とか)だったけれど、想像していたよりも神道というものが日々の生活や日常の考え方に深く関わっていて驚きました。
    日本人は無宗教だと言われるけれど、決してそうではないと思う。
    これからどんどんと世界の壁や境目が、良い意味でも悪い意味でも取り払われて行くだろうけれど、そうした中で「宗教」は何ができるのでしょうか。宗教は、何の意味を持つのでしょうか。答えは出ないけれど、そういったことを考えさせてくれる本でした。
    でも、世界中の宗教が目指すのは、結局、愛や平和で、宗教が違えどそこに大差はないのでは?というのは、あまりにも楽観的すぎる捉え方でしょうか。

  • 日本人の日々の生活の中に、これだけ無意識に神道の精神が入りこんでいるとは今の日本人は誰も考えていないであろう。我が家はめちゃくちゃ信仰心が強いというわけではない。先祖崇拝は田舎の家では当たり前の教えであり、私たちは常にその精神を祖父母から両親からと受け継いできた。宗教がどうのこうのという理解できる年齢になる前からである。
     40代も後半になると、人生もいろいろあったなあと振り返ってみることも多々ある。ここ数年、自分自身のコアな考え方がいったいどこからきているのかをたどっている。なかなか答えが見つからず・・哲学から倫理、道徳まで様々な勉強をしてみたもののなかなかこれという答えがない。
     ふとしたときに、もしかしたら宗教か?と思うことがあった。それも降ってわいたような瞬間があって、図書館などで本を読み始めた。その中にあったのが俗に言う「神様」もの。そういえば・・心当たりがいくつかある。神も仏も結局分けわからず拝んでいるものの、根本的に理解していない。
     そこで、キリスト教の聖書に近い、古事記を現代語訳のものをよんでみると、何かしら一筋の光がみえたように思えた(だけかも)。そこで、神道とはなにぞや?ということでこの本に出会いました。とにかく図やわかりやすい絵と文章で、日本という国作りから説明している一冊である。本当に入門書だ。ここから古事記や神話、民俗学などに興味が広がっていければいいと思った。
     うさんくさい宗教や、原理主義、カルトなど宗教にかかわることはなにかしら怪しい(笑)そんな気持ちをひとまず脇に置いて、ゼロベースでよんでみるといい。

  • 神話や神道の歴史などよく分からないと思っていた部分がイラスト付きで分かりやすく説明してあった。
    神話はおおまかな内容が頭に入ったので古事記と日本書記も読んでみたい。

  • 広く浅く分かり易い1冊。日本の歴史についての勉強にもなると思う。こうしてみると神話をもとにした物語や漫画など沢山あるな。

  • 神道の基礎を分かり易く簡潔に解説してあり、入門書として最適でした。これを元に気になる点は、より深く掘り下げている本を読み進めたいと思います。

  • 神道の本当に基本的な事が書かれた本。
    図解なのでわかりやすい本です。
    何だか(神道系の人が活躍するファンタジーとか読んでいたので)ちょっと知識ある自分としては何で今更こんな本買ったのかなという感じだったんですが、意外や意外。神職における階級とか神棚の祭り方とか、自分がアバウトにしか知らなかった辺りが載っていて、結構役に立つかもと思い始めています。
    ただ、入門書というだけあって、深く追究して書いてあるわけではないし、比較大きな字で読みやすいように書いてある反面、説明不足かなと取れる点もいくつか。
    でも、少し興味がある人や、ちょっと知識のある人の再確認にはもってこいの感じです。
    「神社」の話を書く場合、下手に神道系の本を買いあさるよりもこの方がよっぽど使いやすいかもしれません。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組んでいる。著書に『律令太政官制の研究』『日本古代国家と律令制』(ともに吉川弘文館)など専門書のほか、『歴史書「古事記」全訳』『古事記・日本書紀を知る事典』(ともに東京堂出版)、『古事記と日本書紀 どうして違うのか』(河出書房新社)など多数。

「2022年 『古代史入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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