知識ゼロからの日本神話入門

著者 : 武光誠

• 幻冬舎 (2008年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

日本神話に登場する神々は、私たちと同じように怒り、悲しみ、争い、喜び、恋をする。彼らは争い合ったとしても、心の底で「相手と互いに理解し合いたい」と考える。古代の人々は、『古事記』『日本書紀』に記された物語は史実であると考え、神々の教えを大切に守った。私たち現代人も日本神話の価値をもう一度見直す必要があるだろう。『古事記』『日本書紀』をやさしくマンガでダイジェスト。

感想・レビュー・書評

[はちのさんの感想 · 2015年11月8日]

とりあえず入門ということで読んでみた。イラスト付きの方がイメージがわきやすいのでその辺は良かったが漫画は妙に出来が悪い。省かれてる部分も多いし全体的にはまあまあといったところ

[daiki18さんの感想 · 2011年5月16日]

日本の王権神授説の根拠とも言える神話「古事記」「日本書紀」をアニメも交えてわかりやすく紹介。
追放されたスサノオが民を救う話やニニギの姉妹婚により神孫である天皇に寿命が生じた話など、人間臭く面白い。
まとめると『神の世と　人の世つなぐ　物語』といったところでしょうか？

著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組んでいる。著書に『律令太政官制の研究』『日本古代国家と律令制』（ともに吉川弘文館）など専門書のほか、『歴史書「古事記」全訳』『古事記・日本書紀を知る事典』（ともに東京堂出版）、『古事記と日本書紀　どうして違うのか』（河出書房新社）など多数。

「2022年 『古代史入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」