- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344946248
作品紹介・あらすじ
紅葉山高校茶道部
感想・レビュー・書評
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男子高校生(男子校?)の茶道部が、学校の敷地に設けられた茶室の売却に反対し、クラウドファンディングを企画する。
数々の困難を、周囲の大人たちの善意にも支えられ、熱意とアイディアで克服する、正に青春もの。
いくつかの伏線もドラマチックに回収され、小説として良く構成されているが、きれい過ぎるせいか、そこまでの感動はなかった。
3学年の部員たちは、その出自も含めて完璧な組合わせだが、翌年以降はどうなるのだろうと余計な心配をしてしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
点訳のために読んだ本。男子高校の茶道部の面々が、部活で使っている茶室を守るため、クラウドファンディングを使って、その資金集めをするというストーリー。出てくる高校生たちも全員素直でいい子たちばかりで、ストーリーを平坦で見せ場があるわけではなく、ちょっとご都合が良すぎるかなあと思いましたが、そんな中、最後のオチはホッコリとしていて、あぁ読んで良かったと思わされました。
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茶道にまつわる本を読み漁ってるので、購入。
こんなイケメン文化部あったら入りたい(笑)
こう言う本をきっかけに、日本文化に興味を持って、足を踏み入れる若い子が増えればいいなと思う。日本文化バンザイ!
後半はクラウドファンディングの話になってしまい、茶道が関係なくなってしまったのが残念。でも、高校生たちが案を出しながら、諦めずに一生懸命取り組む姿に若いエネルギーと清々しさを感じた。
「飛石」の方でもあったけど、価値があっても、古い建物の維持って想像以上に大変なんだな。