紫式部日記解読 天才作家の心を覗く

  • 幻冬舎 (2015年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784344972353

作品紹介・あらすじ

紫式部が批評したのは、はたして清少納言の人柄なのか?宮中にひしめく醜悪な人間模様を通して、紫式部が示す人間の在り方とは?執筆に大きく関わった藤原道長に対する想いとともに、紫式部の心に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 紫式部が残した日記についての詳細な解説。
    目からウロコの発見もあり、大変楽しく読めた。
    著者(ご夫婦?)はかなりな研究熱心。深い造詣と膨大な知識の蓄積に驚かされる。
    何より好ましいのは、紫式部に対する「情熱」が感じられるところ。紫式部を愛し、その実像に近づこうとする熱っぽさがひしひしと伝わってきた。

    ひとつだけ難点をあげるとすれば、自説を主張するあまり、他の説を受け入れようとしない頑なさだ。
    ご自分の信じる説以外は完全否定。「こうあらねばならない」感がものすごい。
    どうしてなんだろうと思ったが、最終章にある、出版までの経緯を読んで納得がいった。他の説をいれないこの頑固さは、まさに自費出版の典型だ。
    もう少し穏やかに、さまざまな説を受けとめられたらいいのにと思う。源氏物語が歪曲した捉え方をされていることも、エロティックな漫画化も、それらが広く人々に受け入れられていることを考えれば、それも源氏物語の一側面といえように。

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著者プロフィール

1941年、奈良県生まれ。64年、東京大学法学部を卒業。国家公務員・地方公務員を経て、99年、日本大学法学部教授、2011年10月、退職。著書に『政治改革六年の道程』(ぎょうせい)、『「うそ」で読み解く源氏物語』(幻冬舎ルネッサンス新書)、共著に『源氏物語解読 「うそ」の世界からの脱出』(幻冬舍ルネッサンス)、『宇治十帖解読 菩提と煩悩の間でさまよう人々』(幻冬舎ルネッサンス)がある。

「2013年 『源氏物語の読み方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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