幸福論 あなたを幸せにする93のストーリー

  • 幻冬舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344978102

作品紹介・あらすじ

フランスの哲学者アランが、人生、人間関係、感情、仕事などについて語った、1日1話読んで幸せになる、やさしくも力強い93の話。

感想・レビュー・書評

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  • アランの幸福論
    分かり易く訳されている内容です。
    初めてアランを読みましたが、哲学書というより
    自己啓発的な内容だと思います。
    カーネギーと同じようなトーンです。

    でも内容的には納得する部分が多く。むかしの子ども
    時代から親に言われてきたこと。
    みたいなものが多くあります。
    実践できているかどうかは自信はありませんが、
    ときどき気をつけていることではあるかと思います。
    子どもには読んでほしい内容かもと思います。

  • 「アラン・幸福論」
    本屋でたまたま本書を見つけ、高校の時の現代国語の夏休みの宿題で、アランの幸福論とラッセルの幸福論を読んで感想文を書くという宿題があったことを思い出した。何か懐かしく思ったので買って読んでみた。
    高校時代の感想は全く覚えたいないが、赤ん坊が泣いていたら虫ピンを探せといった内容は覚えている。問題には原因があるのでそれを探して解決せよと言った指摘である。
    40年ぶりに読んでみると、著者は本当にキリスト教国で生まれた人なのかと思うほどキリスト教徒らしからぬ内容に思えた。神さまは信じていなさそうで、仏教や禅の思想に近いような感じがする。
    文章は平易でわかりやすいが、時代や国が違うのでややわからないところもある。アランは幸不幸は気分に左右されるもので体の調子に左右され、楽しく振る舞えば気分も良くなり体も健康になると言っている。現代の心理学的にも間違ってはいないだろう。
    幸か不幸か考えないときには幸不幸はなく、戦場が良い例だと言っており、著者の従軍経験が語られている。
    アランは頭の中で幸不幸を考えるのは妄想であり、機嫌良く、まっとうに生きろと言っているように思えた。
    さて、40年前には一体どういう感想文を書いたのかが気になる。残ってはいないのが幸いか。

  • No.778

  • 人は皆、幸せになる義務がある。
    幸せになるには、意志が必要。
    分かり易く書かれており、まんがのようにスラスラ読むことができるが、カーネギーの「道は開ける」の方が読みごたえがあると感じた。

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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