スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980037

感想・レビュー・書評

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  • 2006年に精神科医の香山リカが書いた最近の日本のスピリチュアル・ブームの現況を解説した一冊。江原啓介をスピリチュアル界の代表的存在として取り上げ、精神的・霊的に飢えた日本人、特に日本人女性の「自己主義」「自己肯定」への渇望に対するヒーラーとしての位置づけを分析的に紹介している。基本的に信仰をもたない日本人は、現代のように極めて不確実、不安な時代を迎えると、「何のために生まれ、何のために生きるのか」といった根源的な問題への解をヒーラーたちの語る「前世」「霊」「波動」に求めるようになる。マーケッターである小生は、この本をマーケティングの見地から読んだが、マーケティングのテキストとしても使用に耐えうる良著であると判断した。マーケティングの仕事に携わる人は本書を読んでおくべきだろう。

  • スピリチュアルに対する批判、もっとスパッと厳しく言い切ってほしいところではあるが、香山さんもtvによくでておられる有名人だし、かなり遠慮がちなのは仕方ないのかなぁと思う。
    ともかく言いたいことを当たり障りない範囲で書きましたというところでしょうか。スピリチュアルに嵌っている人には是非読んでいただきたい。
    ブームが下火になった今なら冷静に読めるのではないでしょうか。(^_^)

  • 著者はどちらかといえばスピリチュアルに否定的だが、どんな方法であっても苦しんでいる人が楽になるのならいいと思う。

  •  大人気の精神科医が「スピリチュアル」について論じた本。中立の立場ではなくて、スピリチュアルに批判的。特に江原啓之については、遠まわしに「詐欺師」と言っているのではないかと感じるほど。
     それはともかく、著者の考える「スピリチュアルと宗教の違い」には凄く納得出来た。スピリチュアルを否定するつもりはないけど、その影響力は個人の中に留まり、世界平和なんかに貢献することはないと思う。

  • 面白かったですよぉ〜〜。スピリチュアルと宗教(もしくはカルト)の違いは前者が「我が身の幸福」を願い、後者は「人々の幸福」を願うということ。リカさん、鋭い!と思いました。しかも、スピリチュアルを容認する人は、幸福になるためには人ではなく自分に要因を求め、しかも、「あなたはそのままでいいのよ」と言われることを一番望んでいる、とまで喝破。なるほどね、と深く頷いてしまいましたよ。私自身、目に見えない世界を全否定するものではありませんが、でも、ハマるか、と言えば、そうはならないだろうな、と・・・。

  • 私は後者です
    圧倒的に後者の立場です

    だからこの本を手にとって読んだのでしょう

    オーラとか
    前世とか
    来世とか
    うんぬんかんぬん
    信じません

    目に見えるものしかなかなか信じない私は
    今この世の中のマイノリティなのかしら

    だってよくパワーストーンとか手首につけてる人よく見るもの


    この本によると
    ハマる人というのは
    「大切なのは真偽ではない。
     それが自分に望ましい心理的影響を与えるかどうかが大事なのだ」と。

    つまり
    スピリチュアルな助言は
    たとえ真偽はどうであれ自分の心が豊かになり、いい影響を受けるならば
    それでいいじゃない
    ということ。

    ま、
    それを言ってしまえばすべて終わりなんですけどね
    なんだって
    自分の心にいい影響力を与えるものならばいいじゃないと。
    だったら麻薬でもたばこでもなんでもいいじゃないかと
    そういう結論になりますよ。


    ちなみに
    筆者の香山氏はもちろん後者の意見寄り

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「すべて終わりなんですけどね」
      占いみたいなモンですね。
      きっと世の中の仕組みから逃れる方法が、スピリチュアルにしか求められなかったので...
      「すべて終わりなんですけどね」
      占いみたいなモンですね。
      きっと世の中の仕組みから逃れる方法が、スピリチュアルにしか求められなかったのでしょう、、、そう思うと何だか可哀相な気がする。。。
      2014/03/27
  • この本によると、大学生とか著名な学者さんや経営者の人の中にもスピリチュアル的なことを肯定する人がいるのは意外だった。でも僕も占いとかを気にして、自分の生活を左右しちゃってる部分がある気がするなぁ。

  • 精神科医の香山リカが、出版当時世間をにぎわせていたスピリチュアル・ブームにちくりと苦言を呈した本です。

    佳川奈未らのあからさまな現世利益志向や、稲盛和夫らのビジネス界にはびこるスピリチュアル的言説をとりあげ、さらに村上和雄や飯田史彦らのアカデミズムにおけるスピリチュアルへの接近などにも触れています。

    その上で、スピリチュアル・ブームの最大の立役者である江原啓之がとりあげられます。そこでは、ブームを作り出した江原本人が、彼の声に耳を傾ける人びとの現世利益志向に行きづまりを感じているのではないか、という見立てが示されています。

    「トンデモ」批判というアプローチではなく、ブームに加わった人びとの社会心理学的な問題に迫るというアプローチが取られているのですが、どこか第三者的な感想を記しているにすぎないのではないか、と思えてしまいます。

  • おれハマらない人、よめハマる人。
    結局そのなぜ違いが生まれてくるのかはよくわからなかったが、とりあえず「バーナム効果」という言葉を覚えた。これからいろいろ調べてみよう。

  •  
    ── 香山 リカ《スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 200611‥ 幻冬舎新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4344980034
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=89338&pg=20151127
     
    (20151129)
     

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著者プロフィール

精神科医・立教大学現代心理学部教授。
 1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。
 その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。

「2018年 『身近な人が「うつ」になったら読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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