はやぶさ: 不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書 よ 1-1)
- 幻冬舎 (2006年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980150
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
かっこよすぎる。あまりにもかっこよすぎる。はやぶさが帰還する前に書かれた本ですが、はやぶさの物語を満喫するにはおそらく最高の一冊。そのままプロジェクトXの台本になりそうな熱い語り口、一読の価値ありです。
-
最近はやぶさの期間でにわかに宇宙への興味が増えてきたが、日本においての宇宙技術の礎を築いた宇宙研の歴史とはやぶさの記録が書かれている。
2006年に出版なので、その後のアクロバティックな運用については書かれていないが、2010年のカプセル帰還がほど予想と同じ通りなったのには驚いた。 -
世にあまた出ている小惑星探査機はやぶさの成功物語の一つかなと思って読み始めたが、本書はちょっと趣が異なっていた。<br /><br />最終的には「はやぶさ」の物語に行き着くのだが、サブタイトルの「宇宙研の物語」に方に重きを置いている印象を受けた。<br /><br />はやぶさの目指した小惑星の名前にもなっている故糸川英夫教授によるペンシルロケットの開発から始まった日本の宇宙開発(宇宙探査)は、宇宙研という組織の下で、独特の発達を遂げてきたのだということがよく分かった。<br /><br />いつもはその結果でしか評価されない組織の内部事情が垣間見えて、とても興味深かった。<br /><br />科学を探究する者に必要な素質とは、一度や二度の失敗にもめげない胆力のようなので、私には無理だろうと思える。
-
ロケットの打ち上げや宇宙探査などの報道は失敗するとやたらと取り上げられる印象がある。
そう思ってる私にとってこういう本がでることはうれしい、もちろん読み物としても感動できる。 -
はやぶさ帰還前の本なのではやぶさの成果等には触れられていない。
完全版としてはやぶさの成果までまとめた本を出して欲しい…はやぶさ関連書籍ラッシュの頃にも出なかったし2019年になっても出てないからさすがにもう無理か。