- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980402
感想・レビュー・書評
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すでに議員を辞職した(罷免された?)
元参議院の大物政治家3人の対談本。
岡目八目全開のネタ本かと思いきや
良識に飛んでいて素直にびっくり&タメになる。
でもさ…
「私が現職だったら院内の閣議室の前で
三島由紀夫のように割腹したかもしれません」
って、おまっ!!(爆笑)
人間守るべき立場がなくなると、
ここまで志が高くなるものなのかと。。
上記のような言いっ放しジャーマン発言も随所に見られ、
笑いながら政治、議会が勉強できるお役立ち新書です。
選挙に行く前にぜひ!
いや、これは面白いわ。いろんな意味で。 -
参院の現状を嘆き、いろいろな改革案や理想像を熱く語っている。ただタイトルとは違い、参院不要論どころか、参議院を無くした場合の弊害を検証するような突っ込んだ議論もない。三人とも学者では無く、ドロドロした国会で生きてきた人たちだから現実に近い議論になるんだろうが、ちょっと残念。
衆院で可決された郵政法案が参院で否決された際に、憲法で定められた手順(両院協議会→衆院再議決)を経ず、小泉首相が衆院を解散したことをこれほど激しく非難するんだと驚いた。参議院議員としては、自分達の存在意義を否定されたように感じて悔しかったのかも知れないが、憲法違反という訳でも無く、ただの恨み節っぽい。
どうせ存在意義が薄れていることを皆感じているんだから.タイトル通り参議院廃止に向けての憲法改正議論を聞いてみたかった。 -
参議院の現状、改革について討論している本。
授業のレポートのためにというのもある。
参議院の形骸化、政局化というのは多くの人に考えて欲しい問題である。 -
東国原知事は地方行政の技術的なことは多少知っているだろうけど、人間や政治の本質という意味ではまだ評価できない。
政治家もタレント化しないと当選できない。片山さんまでタレント化した。
村山氏は参議院の天皇と言われ、初めて参議院で派閥の領袖になった。
政治家は絶対という言葉を絶対に使ってはいけない。 -
参議院を中心に活動してきた政治家が今の日本政治を面白いくらいにぶった切っている鼎談集。
よくここまでいえるのかと思える内容や参議院をめぐる考え方などが書かれており、全部を鵜呑みには当然できないが、参議院選挙前に読んでおくとなかなか面白い。 -
元参議院議員による参議院改革提言の書。
といっても対談方式なので現状の問題点が総覧できるものの、深堀りはされていない。興味深いのは「参議院の天皇」と呼ばれた村上氏が問題によってはほとんど発言していないこと。コメントする程のことでもないのか、そこに改革の大きな障害が横たわっているのか。
もちろんここに書かれた問題点が解決されれば、日本もよくなると思う。が、なかなか現参議院議員に期待できないのが実情か。。。