本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784344980563
感想・レビュー・書評
-
今,私の頭の中にあるのは,民営化した日本郵政グループの経営を1日も早く軌道に乗せることだけです.(冒頭の一文)
民営化した日本郵政の初代社長を務め,公営企業から民間企業への変革を実行中の,西川善文氏の生い立ち,経歴,思考をインタビューから描き出した本.
コストや人材育成,効率化,信頼形成など,公営企業で緩んでいる体制を引き締めようとする姿に納得.外部の人材を入れる重要性が伝わってくる.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
別に郵政に特別な興味はなかったが、企業の世界で成功した人がどんな風に考えてきたのかを知りたくて読んだ本。
結論から言うと、若いうちは結構苦労していたんだなということと、それでも結果に対する意欲や負けず嫌いがあれば、気に入られてうまくいきそうだということな気がした。
自分に足りないのは、結果に対する執着、生きる意欲、他人に嫌われてものし上がってやろうとする野心、そういうこと。ただ、他人に対する配慮は人として必要だと信じているので、それは大事にしていきたい。たとえそれが今いる環境ではマイナス面が大きくても。
それでも学ばなくてはいけないのは、自分をどう見せるかということ。以前は神様が見てくれている(=自分が見ている)と思っていたが、もうそこまで信じられないのは大人になりすぎたか。清さを失ってしまったかもしれない。 -
本書は、日本郵政株式会社代表取締役の西川善文氏に、生い立ちから日本郵政の今後についてまでインタビュー形式で語らせるという中身となっています。したがって、タイトルにある日本郵政については、本書の後半で語られることとなります。西川氏は日本郵政は銀行法・保険業法に属すこととなり、政府保証はなくなり民業圧迫とはならない等、郵政トップらしき発言を本書で述べておりますが、世の金融機関からすれば、説得力がなく脅威であり続けることは変わらないのかと感じました。役人気質を改善したいと本書で述べておりますが、それができれば日本郵政の業務も効率が良くなり、本当の脅威となると思いました。
-
主に前後半で内容が大きく分かれる。
前半は著者に対してのインタビュー形式をとりながら、著者の今までの人生についての説明で終わっている。
後半部分は、郵政民営化であらたに民間企業として出発することにたいしての著者の抱負が述べられている。
あまりにも一方的な内容なので、もっと郵政についての解説が必要と思われる。 -
第1章 負けず嫌いは生まれつき
最後はお国のために尽くしたい
負けん気が人生のバネになる
競争は望むところです
第2章 男子の本懐―住友銀行と私
目標未達成の日々
重要なのは即断とスピード
無謬主義に陥っては何もできない
現場主義のリーダーシップ
反発にひるまず、失敗を恐れず
第3章 新たな戦いの場へ―日本郵政のトップとして
勝負所はやはりスピード
機能していない中間組織
第4章 すべての批判に答えよう
第5章 民営化で何が変わるのか
第6章 あたらしいふつうをつくる
ユニバーサルサービスという価値
メガバンクを目指しても意味がない
公益に資するビジネスという使命 -
郵政事業が政争の具にされやすくその時々の政府方針に振り回されがちだという点を差し引いても、中間組織の機能化·調達業務の全社的な統一等本書において改善点として挙げられた事項に、今現在全く進展がみられないことにある種の哀しさを感じる。
-
日本郵政民営化関係の案件をやることになったから、一読。得るものはあまり無し。むしろ民営化なってもお役所体質が変わらないと感じる現状にガッカリでした。
郵政の株は100%国が保持し非上場している株式会社など民間企業とは言えない。なにより早く上場を目指して。 -
郵政民営化直後に出版された一冊。やる気に満ち溢れた感じでビジョンを語っています。まとめ方からして完全に本人が書いたわけではないのはすぐにわかるんですが、面白かったのは前半に綴られていた彼の半生。昔の言わばのんびりとした就職活動事情や新卒時代の仕事のエピソードなんかを聞くと、今とはだいぶ「働き方」が違っていたんだなぁと思います。いろんな評価がある人ですし、個人的に好きか嫌いかは置いておいても、強いリーダーシップを持って彼なりにやろうとしていたことはあったんだろうなぁというのは、こうして本人の本を読めばわかります。各論は曖昧ですが、経営者なんてそれでいいんですよね。きっと、末端まで意識を変えきれることができなかったのが、今のゆうパックのひどさにつながってしまっているのでしょう。
-
西川さんてこんな人だったのか。
が、分かる本。
実態は良く分かりませんが、書かれてることは分かりやすい。郵政の関連も最近あまりニュースじゃ見ない。
何事もあまり難しく考えてもしょうがない。
Simple is Best -
日本郵政初代社長が自ら語った郵政民営化。
2007年の本なので、当時(まだ自民党政権)と今ではだいぶ様相が変わっているが、西川氏自身の人となりを軽く知るには手頃な本だった。高度成長期~バブル~銀行業界再編という大きなうねりの中で「バンカー」の肩書きに恥じない半生を送った男子の本懐が吐露されている。
民営化の要諦などは、新書一冊で語れるものではないだろうから、どうしても「意気込み」的な内容が多いが、「郵便番号検索というキラーコンテンツを持っていながら、サイト集客に活用できていない」という気付きなどはなかなか面白いし、ライバルとなるメガ銀行の羅列にあたり、三井住友、三菱東京UFJ、みずほ…の順を踏むのが可愛らしい。
インタビュー形式+口述なので、さらっと読み終えてしまう一冊。 -
郵政民営化と著者について知りたくて読書。
著者のイメージは亀井静香元大臣と辞任をめぐるやり取りの印象が強烈でネガティブなイメージが強い。
本書はその前に発行されたものであり、著者の経歴、人柄、仕事に対する考え方がよく伝わる内容である。読んでみると著者のユニークな人間性が分かる。
自民党政権が郵政を民営化し、政権交代でそれをひっくり返すような政策転換で、言葉は不適切かもしれないが仕返しを果たす。
もっと国がガッチリと一貫したバックアプしてあげる体制を作ってあれば異なる展開もあったかもしれないと思うと残念に感じる。
大きすぎる組織、歴史が長すぎる組織は難しい。JALくらい一度経営破綻して全てを否定するくらいの異業種出身の稲盛和夫さんのような経営者が必要なのかもしれない。
一国民の感想としては郵政が民営化されてから職員の対応やサービスは向上したと思う。もっとWebを活用するなどすればユニーバーサルサービスは維持できると思うが、そう簡単にはことは進まないのであろうか。
読書時間:約45分
本書はバンコクのブックオブワールドで購入しました。
(2012年1月29日完読) -
[ 内容 ]
日本の郵政事業がついに民営化された。
社員数24万、店舗数2万4000、貯金残高180兆円の超巨大企業グループを率いるのは、「戦う頭取」としてバブル崩壊後の修羅場に立ち向かい、金融業界を再生に導いた元カリスマバンカー。
なぜ社長就任という、あえて火中の栗を拾う決断をしたのか?
改革に立ちはだかった「官の悪弊」とは?
就任から約600日の軌跡を初めて振り返り、「全国民があまねく享受できるサービスを民間企業として提供する」という壮大な挑戦への抱負と覚悟を語る。
[ 目次 ]
第1章 負けず嫌いは生まれつき
第2章 男子の本懐―住友銀行と私
第3章 新たな戦いの場へ―日本郵政のトップとして
第4章 すべての批判に答えよう
第5章 民営化で何が変わるのか
第6章 あたらしいふつうをつくる
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
前半は西川氏の銀行時代の思い出で、後半が郵政民営化後の彼のポリシー、世間への反論を述べている。
郵便局の地域に根ざしたパワーは凄いようだ。 -
前半が西川社長の自叙伝的内容で、後半が郵政グループのパンフレットみたいな一冊。とにかく西川社長のガチムチっぷりが印象に残る。まぁこの郵政グループ、本当色んなところで一方的にけなされているので、たまにはこういう立場の本も読んでみるといいんじゃないでしょうか。
蛇足:社員が全員買うだけでも24万部売れるわけだし、ボロい商売だなぁ。
300円。
著者プロフィール
西川善文の作品
本棚登録 :
感想 :
