世界一身近な世界経済入門 (幻冬舎新書 か 5-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980587

感想・レビュー・書評

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  • 親しみやすさはあるが、まあね。

  • BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)経済始め、新興国が世界に及ぼす影響を庶民の家庭レベルにまで落として書かれた一冊。

    とても、分かりやすい。
    珈琲、マグロ、果汁ジュース、ガソリン、貴金属などなど。

    『ホンマでっか、TV』に出演している時の門倉氏がチラつくが。笑
    時系列的に説明されるので、とても、理解しやすい。

    そのうち、水にも税金がかかる日もくるのだろうか。
    全ての国が平等に先進国の様になると、それはそれで、滅亡に近づくんだな。無常...

  • 身の回りの物事を導入にして世界経済の流れを解説しているので取っ付きやすい…んだけど専門家が書いたって感じの独特の解りにくさが…。あと震災前に出版された本なので、今読むと若干情報が古い。悪い本じゃないんだけどこれから読むなら他の本にした方が良いかと。

  • わかりやすい分、あまり印象には残らない。
    物価の値段は原材料やその生産国の政情と関連してること、
    当たり前なんだけど改めてなるほどなーと思った。
    エコファンド始めようかな。。。

  • [ 内容 ]
    これまで新興国は、先進国の生産・輸出拠点となることで、段階的な成長を遂げてきた。
    しかし、経済のグローバル化が進んだ今、BRICsをはじめとする新興国は一気に先進国にキャッチアップ。
    人口30億を抱え、食料や石油を猛烈な勢いで消費する巨大マーケットが誕生した。
    本書では生活必需品の値上げなどの身近な経済現象から、新興国の台頭がもたらす世界経済の地殻変動を解説。
    ポストBRICs、産油国の勢力図、環境ビジネス…世界経済のトレンドはこの1冊でわかる。

    [ 目次 ]
    第1章 コーヒー党、世界各地で急増中
    第2章 寿司ブーム、BRICsに上陸
    第3章 原油高とティッシュペーパー
    第4章 CO2とオレンジジュース
    第5章 レアメタルをめぐるお国事情
    第6章 世界経済を制する新興国市場
    第7章 成長と環境破壊のジレンマ

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • きいはあんまし賢くないので、たまには世間の常識を知らなくてはと思って、稀にこんな本を読みます。でもこれより難しいのは理解できないの。ヨヨ。投資とかする人、すごいよなー。今金融関係の会社に派遣されているので、以前よりは気になるのですが、毎月確実に金利があがってるなーっていう事しかわからん。ダメなコ…。

    この本読んで、エコノミストって世界の全ての事を知らなきゃいけないのかと感心した次第です。そりゃそうだよね、全てが関わってくるもんね。でもコレ読んだら、新聞の経済記事が少しは身近に感じられるかも…です。

    この本、時々日本の庶民夫婦が出てきます。わかりやすさを表現したかったのかもしれませんが…いや、筆者の言葉で十分わかりやすいから。この奥さんが「あなた~友達が金の指輪持ってたのー。アタシにも買って~」とか「黄砂って日本まで飛んで来るの~?ありえなーい」とかアホな事ばかり言ってて邪魔…。おめー、30過ぎてんだろ! 旦那がどんだけ薄給か知ってんだろ! 金ねだるくらいなら、風邪で旦那が鼻かむティッシュくらい自由に使わせてやれ!(←ティッシュ高いから、あまり使うなと言っていた)
    思わず余計なところで興奮してしまいました。

    すぐになんかに役立っとは思えないけど、少しは思考の肥やしになるといいね。

  • コーヒー
    バードフレンドリーコーヒー:渡り鳥が飛来できる12m以上の高い原生林が4割を覆う農園で、有機農法で栽培。7カ国32農園で認証。スミソニアン協会が認証。住友商事が専売特許権を獲得。小川珈琲が販売。


    マグロ:日本の消費量は世界の4割。クロマグロやミナミマグロはほとんどを日本が消費。
    ウナギ:7割は日本人が消費。日本の消費量の8割は輸入。輸入先1位は中国で58%を占めるが、水銀が検出されたことがあり、検査が厳格になっている。EUはヨーロッパウナギの稚魚の漁獲量を2013年までに60%削減する。

    地球温暖化
    伊藤忠、三菱商事、三井物産などがインドネシアのバイオ燃料プロジェクトに進出を計画。伊藤忠は2007年中にバイオ燃料の工場を建設予定。

    環境破壊
    中国の割り箸:シラカバ、アカマツ、エゾマツ(東北部)、竹(南部)を使用。2005年12月に30%値上げ。2006年11月から輸出関税10%がかけられた。原料の一部をロシアから輸入する動きも。

  • この手のアイチャッチーなタイトルの本をよく読むが、中身との乖離でことごとく裏切られている。ご多分に漏れず今回もそう。結局この本で分かるのはBRICs、VISTAがめちゃくちゃ消費するのでどうにもならんのです、ということ。しかも対象は原油、コーヒー豆、金といった有形の流通品ばかり。これで世界経済がわかるとは思えないなー。「身近」をうたっているのでどうしても流通品になるのだろうけど。

  • カカオ豆、石油、レアメタル、穀物などの価格がどのような条件で上がったり下がったりするのか基本的なところを身近な例もあげながら示している。商品先物取引超入門という感じの本。

  • 門倉さんはBRICs研究所の所長ということで、何となく予想はできたのですが、タイトルの「世界経済」から予想される難しい経済学の話ではなく、発展する新興国(ブラジル、ロシア、インド、中国、中東諸国など)対先進国の図式で、身近な食品や消費財、環境の危機を簡単な具体例を使いながら一般人向けに述べた本でした。
    ま、ほとんど新興国の話でしたので、「世界経済」っていうタイトルはどうなのかとは思いましたが・・。

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著者プロフィール

神奈川県立横須賀高等学校出身。慶應義塾大学経済学部卒業。浜銀総合研究所入社。1999年日本経済研究センターへ出向。2000年シンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)へ出向。2005年6月まで第一生命経済研究所経済調査部主任エコノミスト。2005年7月からBRICs経済研究所代表。2007年同志社大学大学院非常勤講師。日本で初めて地下経済の研究に取り組み、地下経済に関する著作も多数発表している。またワーキングプアの啓蒙書も多数発表。BRICsに続く経済発展が見込まれる国々として、ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンを総称したVISTAという造語を提唱した。

「2018年 『日本の「地下経済」最新白書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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