自分に適した仕事がないと思ったら読む本―落ちこぼれの就職・転職術 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980716

感想・レビュー・書評

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  • 大学を卒業して数年、仕事に対しての「幻想」がようやく薄らいできた。
    この本はそんな状況にいる自分の考え方に自信を持たせてくれた。

    タイトルの「落ちこぼれ」というのが卑屈に見えるかもしれないが、書かれている内容は現実的で至極まっとう。説教くさくもないし、新卒のころに読んでもよかったかもしれない。☆5つなのは個人的なタイミングが合ったから。


    レビューというより、ほとんど印象に残った点を引用するだけになってしまうが、記しておく。

    まず、現代社会において就職というのがどういう意味合いを持つかについて説明している。このあたりは色々な本で言われていることなので省略。

    p31「だいたい職業を自分で選ばなければならなくなったのは、ごく最近のことです」
    p32「いわば『手本のない時代』に突入しているのですから、『がんばればなんとかなる』というのは過去の残骸です」

    ではどうすればいいのか。

    p37「仕事のイロハもわからないうちから、無性に『やる気』があるのは頼もしいものの、空元気に終わる可能性だってあります。下手に意気ごんだぶん、失敗したときのショックは大きいでしょう。(中略)大切なのは『やる気に執着することではなく、とりあえず行動することです』」

    と、「やる気なんかなくてもいい」とバッサリ。適職信仰についても「時間のむだ」と切り捨てている。個性教育に関しても
    「教育というのは、善かれ悪しかれひとつの方向に生徒を導くべきで、一本の線をひくから子どもの個性が見えてくるのだと思います。」と、至極まっとうな意見が述べられている。

    下手にやりたいことがなかったために順調に仕事をこなしていった教え子の話はうなづける。私は「やりたいこと」を目指して仕事をしてはギャップに苦しみ、会社を辞めていってしまったので。一番長く続いた会社も「やりたいこと」がなかったためだ。

    でもじゃあ働く目的ってなによ、という話になると
    「最終的に仕事が目的になればいいが、まずは仕事を手段としてとらえる」となる。
    「こんな人と知り合いたい」「こんな部屋に住んでこんな服を着たい」などでいいらしい。

    難しく考えすぎていたなぁ…。

    では手段としての職業をどう選ぶか。

    これは学びたいことを学ぶために企業を活用する、くらいでいいようだ。どんな職業であれ、目的ではなく手段なので、考え方が楽になる。
    実際に仕事をすると仕事のプロセスではなく、最短距離が求められることも忘れてはいけない。現実は厳しい。

    第二章の「だめな企業ほど求人する」はほんとに目から鱗。具体的な会社の選び方なので、このあたりが気になる人は手にとって読んでほしい。

    とりあえず、本当に人が欲しいところは求人広告を大々的に出さないし、衰退する専門職に手を出さないことも納得。自分を雇うメリットもしっかりアピールする。

    三章は職場に入ったときのことだが、職場は演ずる場所、という割り切りが必要。そして、あまりにも理不尽な場合、怒るときは怒って、然る後謝るということも経験上納得できた。

    最後に、p129「あのときやればよかった、の『あのとき』は今なのだ」(これは作者もどこからか引用してきたようだが)という言葉に「やる気」がふるい起された。

    就職本としてだけでなく、仕事に疲れたら読み返したい。

  • 仕事場は舞台であり、会社ごっこ。苦手な奴に接近しろ。著者が今まで経験してきた事を基にかかれている。
    いかに相手の懐に入って仕事をしていくか。職場をどのように利用して成長していくか。丁度転職活動中なので違った視点で少し救われた気がした。

  • 会社ではみんな会社ごっこしてるだけ

    著者の経験に基づいて就職・転職について記されている。
    副題にあるとおり、落ちこぼれたような人を意識して書かれている。
    いわゆるポジショントークで記載内容に根拠がないものがほとんどで、自分はあまり役に立たない内容だと思った。
    読み物として参考にする程度がよい。

    p. 110で「会社では何か自分が理想とするものを演じればいい、社長や課長などみんな会社ごっこしているだけだ」みたいな記述がありそこだけちょっとおもしろかった。

  • ふむふむ、とは??が半々くらい。
    ためになるようなならないような、、
    期待していた本ではない。

  • おいしい仕事はどこにあるか
    入った企業で、お辞儀の数が決まる
    の章がリアルで面白い!

  • 著者の文章のファンと言うことで読んでみたんですけれども…就職の妙な指南本みたいになっていなくて良かったですね!! これはまさに著者のエッセイ…っぽい内容になっていたかと思います。

    僕自身もどちらかといえば…というか、完全に「落ちこぼれ」サイドの人間ですので素直に著者の主張を聴けたというか…そうですね、面接での失敗とか…そこから何かしらを学ばないと進歩しない! というのは本当にもう…分かりますね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    学歴とかない僕らは何を武器に面接へと臨めばいいのか…その答えが本書にはあると思います!!

    ↑ただ著者も言っていたようにやはり自分の頭で考えないことにはアレですね、進歩とかないですね、多分…この本を読んでも無駄かと思います。

    …就職関連で困った時やら悩んだ時はこの本を読んで初心に戻る、といったような心境に浸ってみるのもいいかもしれません…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 著者は高校卒業後、営業委、飲食等、専門学校講師等、20種以上の職業を経て作家デビュー。作家業のかたわら専門学校講師として、学生の進路指導にも携わっている。

    著書に「夏の改札口」「すじぼり」等多数。

    本書は、一般向けの就職マニュアルではなく、はじめから意欲がなくて、就職しなかった。意欲はあったが、就職できなかった。就職はしたもののの、うまくいかず退職した。つまり就職に「落ちこぼれ」た人や、そういう子どもをもつ両親に向けられた本。

    本書の構成は以下の4章から成る。
    ①やる気がでなくてあたりまえ
    ②だめな企業ほど求人する
    ③苦手な奴こそ財産である
    ④職場では、これだけ守れ

    就職に関して落ちこぼれという表現があるものの、それは自分が原因であるものもあれば他人や環境が原因であるもの。その複合的なもの等一言でくくることは難しい。

    しかし、事実としてその状態にあるのは自分の行動・考え方がひとつの要因となっていることも確かである。

    色々な呪縛から抜け出すのはつらい。
    色々その人なりに考え行動を起こしてもなかなか難しい。そんな時にこそ威力を発揮するのが他人の意見であり、本である。

    正解はない。しかし、正解を見つけようとあがくことは誰にでもできる。やらないで後悔するよりはやって後悔したほうがましと言い古されてきた言葉であるもののその通りである。

  • 基本的には、就活前後の学生向きかなと。

  • 古い。筆者は1962年生まれ。なので経済的事情で中卒という人も珍しくない時代なので偏見もなく実力を評価しようとしてくれるでしょう。しかしその後の世代は昔よりも社会的に貧しくはないので経済的に貧しくてもなんとかできる。従って学歴で勝負してきて勝ち上がって来た人にとっては、やるべきことをしてない努力をしない人と思われるのがオチ。新卒なら学歴で決まる。 転職して学べといわれても、そもそも転職が難しい。 それ以外は新卒の人なら学ぶべきところがあるのではないかと。図書館で借りるにはおすすめ。

  • 転職なんて大したことないと思える本。

    落ちこぼれじゃない人も読んでみると
    少しだけ自分の人生を気楽に思えるかも。

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著者プロフィール

福岡県北九州市生まれ。作家。営業、飲食、アパレル、コピーライター、デザイナー、専門学校講師など、20種類以上の職業に就いた後、小説家としてデビュー。代表作は原作小説「侠飯」シリーズ(文春文庫)。

「2017年 『侠飯(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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