ほめことば練習帳 (幻冬舎新書 や 4-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 87
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980761

感想・レビュー・書評

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  • うーん、なんというか、女性のたしなみ本みたいな感じで、なんだかなーだが。あっという間に読める。

  •  作詞家の著者によるプラスイメージの色んな日本語を、その語源を中心に紹介したもの。
     語源を紹介するとともに、最後は「みずみずしい気持ちを忘れないで伝えていきたいですね。」(p.34「感心」)、「悪意に受け取らず、愛想よく受け止めたいですね。」(p.105「愛想がいい」)、「まっすぐな気持ちで、自分をほめることができれば、きっと『健心』を取り戻すことができるのではないでしょうか。」(p.157「健やか」)などのありがたいお説教で終わるものが多い。残念ながらおれのようなひねくれ者には合わない本だった。
     それでもへ~と思った部分をいくつかメモしておく。「もともと、微妙は、この上もない、ほめ言葉でした、」(p.91)ということで、複雑でかすかなさじ加減で「妙」を実現する、ってことなんだろうか。さらに「妙」の少ないというのは「若い」ということらしい。「江戸時代の、かっこいい若者の三拍子」といえば、「粋で、鯔背で、勇み肌」(p.1259)というのは、どこかで聞いたことがあるが、「鯔背」の鯔は出世魚の「とど」のことですよ、とか知らなかった。あと「『竹に油』というと、おしゃべりな人のことになります」(p.131)とか、「海のような広い心で許すというときに、『海恕』『海容』という言葉を使います」(p.135)なんて、言葉自体聞いたことがなかった。最後に「円満」の項で紹介されている「丸くとも一角あれや人心」(p.177)ということわざはなるほど、と思った。(16/11/01)

  • 音楽みたい。

著者プロフィール

■山下 景子(ヤマシタ ケイコ)
兵庫県神戸市生まれ。
武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「北海道・北賛歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、数々の賞を受賞する。
初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーに。
他に『花の日本語』『ほめことば練習帳』(幻冬舎)、『しあわせの言の葉』(宝島社)、『日本人の心を伝える思いやりの日本語』(青春出版社)、『大切な人に使いたい美しい日本語』(大和書房)、『手紙にそえる季節の言葉365日』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『万葉の鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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