- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980761
感想・レビュー・書評
-
うーん、なんというか、女性のたしなみ本みたいな感じで、なんだかなーだが。あっという間に読める。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作詞家の著者によるプラスイメージの色んな日本語を、その語源を中心に紹介したもの。
語源を紹介するとともに、最後は「みずみずしい気持ちを忘れないで伝えていきたいですね。」(p.34「感心」)、「悪意に受け取らず、愛想よく受け止めたいですね。」(p.105「愛想がいい」)、「まっすぐな気持ちで、自分をほめることができれば、きっと『健心』を取り戻すことができるのではないでしょうか。」(p.157「健やか」)などのありがたいお説教で終わるものが多い。残念ながらおれのようなひねくれ者には合わない本だった。
それでもへ~と思った部分をいくつかメモしておく。「もともと、微妙は、この上もない、ほめ言葉でした、」(p.91)ということで、複雑でかすかなさじ加減で「妙」を実現する、ってことなんだろうか。さらに「妙」の少ないというのは「若い」ということらしい。「江戸時代の、かっこいい若者の三拍子」といえば、「粋で、鯔背で、勇み肌」(p.1259)というのは、どこかで聞いたことがあるが、「鯔背」の鯔は出世魚の「とど」のことですよ、とか知らなかった。あと「『竹に油』というと、おしゃべりな人のことになります」(p.131)とか、「海のような広い心で許すというときに、『海恕』『海容』という言葉を使います」(p.135)なんて、言葉自体聞いたことがなかった。最後に「円満」の項で紹介されている「丸くとも一角あれや人心」(p.177)ということわざはなるほど、と思った。(16/11/01) -
音楽みたい。