察知力 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1154
レビュー : 220
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980815

作品紹介・あらすじ

自分より身体能力の高い選手と戦うには、相手よりも先に動き出すこと。そのときに必須なのが、瞬時に状況判断をして正解を導く力だ。それを、中村俊輔は「察知力」と呼ぶ。サッカーでは一瞬の判断が勝敗を決する。彼は、毎日の反復練習と情報収集、こまめな目標設定と自己反省を、特にノートに「書き付ける」ことで、自分を客観視し、この力を磨いてきた。世界から注目される名選手の心身鍛練術は"シンプルなことの継続"だった。

感想・レビュー・書評

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  • 現役で活躍している中村選手の幼少の頃の話や海外で活躍していた頃の話が書かれています。

    やっぱりプロになるような選手はノート付けてるんですよね。普段どのように考えてサッカーに取り組んでいるかがわかります。

  • 私のバイブル!と言っても過言ではない本。

    中村俊輔、遠藤保仁、加地亮…の世代のサッカーが大好きな私にとって、俊輔は神様です。

    とはいえ手に取った時は、スポーツ選手の本ってどうなんだろう、幻滅したらどうしよう…と怖いもの見たさのほうが上回ってたくらい。

    でもやっぱり俊輔は神様でした。

    こんなに努力家で自律した選手はいないと思えたし、ここに書かれていることはサッカーに限ったことではないと感じました。
    人が夢に向かって成長していく過程に必要なことが、これでもかというくらい書かれていて、見出しだけ読んでもそれなりの収穫はあります。

    その中で私が特に共感したこと。

    “「目標を設定してクリアする」ことを繰り返す”

    これって成功してる人の「習慣」なんですよね。ビジネス書なんかでもよく見ます。
    天才と呼ばれるような選手もこんな当たり前のようなコツコツした努力を常にしているんだと目から鱗でした。しかもノートに書いてるんですよ、高校生の頃からずーっと!
    繰り返す、継続することがどれだけ大事かを、十数年の体験をもって文章に綴っていますので説得力がないわけがない。

    日本代表10番選手が継続してきた十数年の重みから、一年の継続することの短さも、難しさも両方感じると思います。

  • 前半がとても勉強になる。

  • 常に自分に対して危機感を持ち、未来を『察知』して、
    そのための準備を怠っていないからこそ今の俊輔がある事がよく分かった。
    目標のために今、自分は何をすべきかを『察知』する力。
    今、自分は何を相手に求められているのかを『察知』する力。
    周囲の状況の変化を『察知』し、臨機応変に対応する力。
    どれも重要な力だと改めて思った。
    何にでも成功する人の考え方は素晴らしい。

  • 中村俊輔!

  • 常に壁を探して、立ち向かう。どうしようもない時も中にはあるが、立ち向かった方が得るものが多い事が多い。常に新しい壁を探して、見つけているため、MVPを獲っても達成感はない。中三の時に自分のやりたいプレーだけをやって試合に出られないという苦い経験を繰り返したくないという思い。
    サッカーは趣味。ラーメン好きな人が遠い所にあるおいしいラーメン屋に足を伸ばして食べに行くように、サッカーが好きだからヨーロッパまで足を伸ばした。
    トルシエジャパンの時の葛藤も書いている。トップ下というポジションへのこだわりは持ちつつ、代表で左アウトサイドで起用された時に、しばらくしてからそのポジションを理解しながら、監督が何を求めているのか考えるようになった。海外のチームでも同じ。求められていることを察知しなければ試合に出られない。試合に出ないよりも出ることで得る物は大きい。

  • 困難な時こそ成長できるチャンスってね。
    ぜひ監督やって欲しいね!

  • どんな状況に陥っても素早く対応できるように色々な能力を高めていく、引き出しを増やすというのは想像以上の苦労だと思います。サッカーのことはよく分かりませんが、まぁ攻撃する人と防御する人では役割が全く違うわけで、普通はどちらかに特化して個性を伸ばして戦力になるのが常道ですが、著者はそうではなく、その時その時での監督の意図や咄嗟の状況判断で臨機応変にできることが良いということで、どの役割もある程度はこなせるゼネラリストを目指しています。ここが面白いところで、普通は何かに特化した能力を発揮して活躍するはずが、著者は何でも屋さんになることで、サッカー人生を長いものにしています。攻撃陣が多ければ競争が大きくなって、反対に防御陣は供給過小になります。需給のマッチはその時々によって変わるので、何でもできると便利だな~と感心させられます。『このチームはフォワードが少ないから僕がフォワードをやろう』とか、『監督がこういうのを求めてるからやってみよう』とか、著者の言葉で言えば『引き出しを増やすことが大切』とはよく言ったものです。
    ただ、著者はフリーキックをさせれば右に出るものはいないぐらい達人で、色んなことをできる総合力に加えて、自分の武器をしっかり持っていますし、総合力を底上げするための努力は凄まじいもののはずで、決して真似できるようなものではないと思います。

    コミュニケーションにおいては、察知力とは『空気を読む』ことと同義で、相手が何を求めているのか、何を考えているのかが分かると、スムーズに意思疏通ができて良いことだと思います。
    一言で察知力と言っても、対象への観察力や洞察力も必要だし、その対象からの要望に応えるだけの能力も必要だし、非常に高度な力です。

    サッカーに対する姿勢がストイックで、安定を求めたらダメだという考え方には賛成します。自分を追い込む環境に身を置くことで自分自身を鍛え上げるというのは、口で言うのは簡単ですが実際に行動に移すのは難しいものがあります。

    僕は大学時代、単身で県外に出だ身だったので、新しい環境に適応していくには先ず自分から友達を作らなくてはいけませんでした。最初は多少なりとも苦労しましたが、そのおかげで友達をたくさん作ることができました。
    逆に、数人の友人と一緒に他県の大学に入った人は、交遊関係が狭くなっている人が多いように感じました。結局、同郷の友人と一緒にいることが多くなって、そこで安定しているために、新しい友人を作る必要がなかったのだと思います。

    自らを不安定な環境に置くことで学べるものは非常に多いと思います。現状に満足せず、常に上を目指していくためには、そういうことが必要だと痛感させられます。
    僕の評価はA-にします。

  • 内容に目新しさはないが、実際にやってきたからあの中村俊輔がある、と思えば大事な要素が詰まってると思える箇所がある。

    2016.3.31

  • いかにもインタビュー形式で書かれた本。
    書いてある内容はもっとうまく凝縮できそうな気もする。ちょっと冗長かな。

    でもやはり世界を舞台にしたスター選手の言葉だけに重みはある。わりと日常的なレベルでのエピソードが多いので、読みながら我が身を振り返ることも多かった。

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