凡人として生きるということ (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 847
レビュー : 134
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980891

感想・レビュー・書評

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  •  パトレイバー、うる星やつらなど、ある世代には特に絶大な支持を受けている押井守。常に見る人に訴えかける作品を作る押井守。そんな日本を代表するアニメーション作家が何を考えているのか、どういった物の見方をするのかと手も興味があって手にした一冊。
     社会の矛盾、社会の茶番、そんなところをぐいぐいと指摘してくれる。これまでの価値観を自由に火得ていくヒントになる一冊です。

    『新書ブックセンター』のブログにある書評
    http://shinsho.hatenablog.com/entry/2015/06/21/171413

  • 自由の意味について考えさせられる。
    真に自由であるとはどういうことか。

    オヤジたちは自分の欲望に対して純粋なのだ、と押井守は言う。

    <オヤジは自分がやりたいことが、はっきりと見えている。世間のデマに惑わされた価値観ではなく、自分の本質を見極めたうえでの欲望のありかが分かっている。>

    なるほど。自由であるとは、自分自身の欲望を持つことなのだ。

    僕は今、世間のいろいろな価値観にがんじがらめになっている。そこから自分の欲望を解放しなければならない。

  • 読了。

  • 確立した物事の捉え方

  • 蘊蓄好きの押井監督の自論が語られる。
    幻冬舎新書ということもあって、見出しの立て方はかなり恣意的だが、著者ならではの文言でもある。
    若さに価値はない
    友達なんかいらない
    民主主義という危険なシステム
    など、誤解されやすい見出しが並ぶ。
    有効性を失った言葉が再生産されるだけの現状を憂う指摘は、とりあえず聞いてもいいかな。

  • 本当に生きるということは どういうことか スカイクロラの映画監督を務めた押井守さんの本
    きっと今の若者たちに伝えたかったり  自分は年取ったなぁ〜・・と思ってる人たちに伝えたいのだと思う
    若さは特権だ という言葉にだまされてはいけない いろいろ わかってくるから成熟して オヤジになるのだ
    言葉を軽んじてはいけない 
    熱中するものをみつけて何かを生産すること
    「ある現実を言い当てるときに、表現に豊かな内実を持たせて、 それを社会に再び転化するような力を持つ『言葉』を 生み出すことこそが本来、文化的な仕事なのだ」
    伝えることの大切さや 難しさを 忘れてはいけない

    2011

  • 「物語」が罷り通った時代の考えからの脱却を示している。

    もう何遍もどこかで言われてきたであろうことなんだけど、文章として読むとストンと胸に降りてきて、素直にそうだな、とも思える。書き方がラフだからってのもあるかも。

    しかし、共感はあるにせよ、あんまりにも飛躍がありすぎて、新書ってよりは押井守のインタビューみたいだった。


    まとめ

    ▼第一章 オヤジ論——オヤジになることは愉しい
    「若さに価値がある」なんて建前に振り回されず、物事の本質を知り、心の自由を手に入れなさい。さすれば自分の本当にやりたいことがわかるよ。建前と本音は使い分けて、図太く生きな。

    ▼第二章 自由論——不自由は愉しい
    本当の自由ってのは、自在に出来るっていう行為のことだ。
    人生は選択の連続だが、選択を避けても自在感は感じないだろう?選択を避ければ残る可能性もあるだろうが、潰れる可能性もある。

    ▼第三章 勝敗論——「勝負」は諦めたときに負けが決まる
    失敗は成功の母だ。勝つまでやれば、最終的にはオールオッケー!

    ▼第四章 セックスと文明論——性欲が強い人は子育てがうまい
    文明化して、セックスも子育ても本能のものではなくなった。文明化は止まらないから、ちゃんとセーフ/アウトの線引きしなきゃだよ。

    ▼第五章 コミュニケーション論——引きこもってもいいじゃないか
    友達じゃなくて仲間を作ろう。仕事は仲間が出来て面白いぞ。

    ▼第六章 オタク論——アキハバラが経済を動かす
    「物語」はもうないから、情熱に生きろ!

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:914.6||O
    資料ID:95080076

  • 「人のとりうる行動のすべては、何らかの模倣である。」ここまで独創的な映画を残した氏の考えと読んで目を疑います。引きこもりに向けた暖かい叱咤激励の言葉が社会人にも染み渡ります。社会にコミットするということは仕事を置いてほかにはない、のです。
    一見とりとめがなく見えますが、一貫して、じっくりと思考した言葉の重要性を説いていると読みました。ここでの言説が「コミュニケーションは、要らない」につながっているようです。

  • 小難しい書き方ではないので素直に読める。
    自分の手元におきたい本かも。

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著者プロフィール

押井 守(おしい まもる)
1951年生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒。
映画監督・演出家。
タツノコプロダクションに入社、テレビアニメ「一発貫太くん」で演出家デビュー。
その後、スタジオぴえろに移籍し、「うる星やつら」ほか、数々の作品に参加。後にフリーとなる。
日米英で同時公開された劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)はジェームズ・キャメロン監督やウォシャウスキー兄弟ほか海外の著名監督に大きな影響を与えた。また、『紅い眼鏡』以降は、『アヴァロン』など多数の実写映画作品にも意欲的に挑戦を続けている。主な監督作品『機動警察パトレイバー』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など。

「2019年 『セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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