もったいない主義: 不景気だからアイデアが湧いてくる! (幻冬舎新書 こ 2-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 588
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981164

作品紹介・あらすじ

少しデザインを変えるだけでグンと便利になる日常品。人を喜ばせるチャンスをみすみす逃しているお金の使い道。次に生かされないまま忘れられていく失敗。世の中の至るところで、引き出されないまま眠っているモノやコトの価値。それらに気づき、「惜しい」「自分だったら」と思うことこそ、アイデアを生む最大の原動力だ-オールラウンドのクリエイターとして活躍する著者が、自らの「もったいないセンサー」を開陳。無尽蔵に広がる発想と創作の秘密を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 発想力のある方だなー。アイデアが湧くのはきっと誰にでもあること。そこを形にできるかどうか。ポジティブに考えること、企画すること…と思うと散文のようでありながら、きちんと構成された一冊だと思う。文体も柔らかく、読みやすい。
    ちょっとしたことで疎遠になったひととの関係を思うに、人脈と捉えられていたのかなぁと。
    小山流には感心、取り入れたいこともたくさん。生きる閾値を下げるには大きく共感。卑屈になる必要はないけど、小さな幸せをきちんと受け止めるのは大切だと思う。
    自分が楽しめることで人を楽しませることが出来たら…そういう原動力で生きていきたい。

  • 「おくりびと」で一躍有名になった小山さんの本。

    どんなことに対しても物事の捉え方一つで、
    つまらない経験・体験も意義のあるものに
    変えることができると認識できる。

    ちょっとくらいイヤなことがあっても、
    「このままでは、もったいない」と考えてみよう。

  • 小山氏の過去の成功体験が書かれている。特に氏はCOPSと言う能力に優れていて情報をキャッチしたい欲求が普通の人より強いらしい。常にポジティブ思考でいる事こそアイデアが湧き出ると言う。タイアップの上手さを考えてもなる程と思った。

  • 小山薫堂さんは、目標となる人。本書を読み、分野やレベルは違えども感覚が近いなぁと感じたことが嬉しい。
    『もったいない』は、人生を変える言葉だ。

  • ネガティブスイッチを切り替える、人に頼る、異質なものを組み合わせる、など考え方のヒントがたくさん。
    発想の意外性がおもしろかった。

  • こんなに発想できるんや!と目からウロコでした。
    ネガティブスイッチも勉強になったし、ブランディングやプロデュースについてもなるほどなことが多数。
    すごく面白くタメになりました。

  • あそびっぽいけど、本気な薫堂さんの考え方がもともと好きです。


    誰かがよろこぶことをされていらっしゃるからですよね。
    僭越すぎだけど、自分とちょっと似ているから、まして成功されていらっしゃるから惹かれるのかも。

    地下鉄日比谷線の実話とか「わー!わかる!!!」って共感MAXでした。

    ラジオでお話されているのを聴いているかのような感覚で、さくさく読めます。これも、きっとわざとそうされているのでしょうね。 

    薫堂さんのところで働きたいな☺︎

    【本文より】
    よく僕は、「男と女の関係はラダリングがいい」と言います。夫婦もお互いに高め合うのが一番理想的です。だからビジネスでもそういうパートナーを見つけてくるのが、一番いいというのが、僕の実感です。

  • 図書館
    88いつでもベストの道に進んでいると思うことにしている
    173あまり環境が快適すぎると想像的なことは生まれにくい
    今の不況の時代は何か新しいものを生み出すには絶好のチャンス
    195自分の目の前に分岐点があることに気づかない人が多い、これだと思ったらそこに飛び込む勇気が必要だと思う
    196チャンスの種は誰の前にでも同じようにたくさん転がっています
    あなたにはそれが見えているか
    見えているのに拾わないのは本当にもったいない

  • 小山薫堂さんの本です。
    生きる“アイデア”の本だと感じました。

    タイトル通り、もったいない主義から小山さんのアイデアが生まれていることがわかり、マルチな小山さんを身近に感じる事ができます。

    情報や物事への感度を高めて、自分がどう捉えるか、どう活かしたいかと思う事で新たなアイデアを生んだり、小さな幸せを感じることができるんだなぁと思いました。
    エピローグがお気に入りなので最後まで読んでほしいです。

    自分も見えている種を拾い、そして日常の小さな幸せに気づけるようになりたいです。

    あと、これを読んでから『おくりびと』を見るとちょっと違う視点で観られると思います。

  • 10年以上前に書かれた本です。出てくる言葉が現在主流になっている考え方だったりして、先見の明がある方なんだなあと感心しました。
    日常の「もったいない」を見逃さず、幸せの閾値を下げていくといい、という話でした。

    ご自身の仕事に誇りを持たれているのだとは思いますが、ちょっと鼻につくなあ、という感想。

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著者プロフィール

一九六四年、熊本県生まれ。初の映画脚本となる「おくりびと」が、第八十一回米アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、国内外問わず数々の賞を受賞。ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある。映画「湯道」では、企画・脚本を担当。

「2022年 『湯道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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