実録・闇サイト事件簿 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981232

感想・レビュー・書評

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  • 薬物取引、援助交際、自殺志願、アンダーグラウンドなサイトで発生した事件を追ったルポ。改善への提案が特に示されることなく終わっているのは、対策が簡単ではないことを著者が感じているからだろう。インターネットの良さも怖さも、届かないところに届いてしまうこと。ゼロにはできなくとも、一般の生活者が届かないようにしてほしい。出版が2009年と少し古いが、残念ながら古さは感じず、最近の事件を見聞きしても、状況はより複雑かつ深刻になっていると感じる。

  • 個人的にも非常に気になっていることについて、事例等を含めてしっかりとまとめてくれている。
    読後感の後味が悪いのは、テーマ上仕方がないのか・・・

  • ついこないだ判決が出た
    闇サイト 殺人事件の話とうとうが載っているー

    インターネットの危険なサイトを通じた自殺や殺人など
    リアルでない世界で軽い感じでl進んで行く

  • 闇の職安やら自殺サイトなどの問題点・事件を概ね網羅して綴られている一冊。読んでいていい気分のする本ではないが、新聞の社会面のまとめ本と思えばそれなり。
    せっかく新書にまとめるのであればもっと著者自身の切り込みというか、新事実なり何なりが欲しかった。「事件簿」ではしょうがないのかもねぇ。

  • 殺人依頼、自殺系、ドラッグ売買、出会い系…、読むと確実に嫌〜な気分になるネット社会の暗部に関するルポなのだが、現代人が認識しておくべき現実の一つなのかと。ただ、ちょっとタブロイド臭さが気になる。

  •  タイトル通り、闇サイトをもとにする事件を集めたルポルタージュ集。「闇の職安」名古屋OL拉致殺害事件、闇のハローワーク妻殺害未遂事件、なんでも屋サイト嘱託殺人事件、ネット掲示板家族殺害依頼事件、駆込寺殺人依頼事件などの殺人依頼サイト、自殺系サイト、出会い系・家出サイト、合法ドラッグ・大麻売買サイトなどについて扱っています。

     時折、著者自身が事件に関わっていたり、サイト管理人にインタビューしたりして、そこがなんか変。ネット系というフィールドは、コミュニケーションをとるのに、一つ細かい階梯を設けていることがわかります。

  •  

  • 出会い・売春・薬物・自殺・報復などが騒がれる違法サイトだが、闇サイトの代表的コンテンツはこうしたモノも含めて表に出すことのできない「ウラ求人情報」「ウラ求職情報」に集約できる。これらのサイト上で暗躍する違法取引の実録ルポ。

  • 読んでいて、あまりいい気はしませんが、世の中こんなことがあるのかと
    知らせてくれる本です。
    いろいろと、人間の執念深い気持ちや欲深い気持ちが形となって表れたのが
    闇サイトなのかなと思います。そして、またそれを実行するモラルなき人々。
    特別なことじゃなくて、そんな世界が日常と隣接しているのかと思うとぞっとします。

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著者プロフィール

1969年栃木県生まれ。ジャーナリスト、中央大学文学部講師。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。元長野日報記者。おもにネット事件、自殺問題、若者の生き方、サブカルチャーなどを取材。98年からは、ウェブと生きづらさをテーマに取材を進めている。

「2020年 『学校が子どもを殺すとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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