グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書 な 7-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 523
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981355

作品紹介・あらすじ

ウェブ2.0、クラウドコンピューティング-。ネットには次々と新技術が生まれるのに、日本ではなぜか、なかなかビジネスに繋がらない。その理由は、グーグルが提供する検索エンジンや広告ツールに依存し、アマゾンのトップページやレコメンド機能を表面だけ真似して満足する、そんな企業が多すぎるからだ。自社の本来の強みを忘れ、ユーザー意識が抜け落ちているビジネスがうまくいくはずがない。iモード成功の立役者が、ネットビジネスの本質を指し示す。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから想像するようなことはあんまり書いてない。
    でも、Webビジネスに関する「ふつーにいいこと」が書いてる。


  • 「iモードの父」と呼ばれる夏野剛氏の新書。
    タイトルの「アマゾンを真似る」という部分は分かるけど、「グーグルに依存し」が「バカ企業」に繋がってないような気がする。編集者は最低限、内容に則したタイトルにしてほしい。
    夏野氏は「新しいテクノロジーを使って何かビジネスをやろう」ではなくて、「自社のビジネスを伸ばすテクノロジーがあれば採用しよう」という姿勢が正しいと主張していて、これにはとても賛成できる。
    ITは(一部のIT系企業を除き)単なるツールであって、ビジネスコアにはならない。

  • 至るところに「優生思想」的な考えが見られる。また、日本のリーダーの質が悪いと言っておきながら、自身がリーダーになっても変化できていないところは、コントなのか?(古い本だから言えること)

  • クリティカルマスという概念を初めて知った。好循環の図式も分かりやすくポジティブフィードバックがあれば採用にも強くなりそう。

  • 釣りタイトルに「釣られた感」満載。

    10年前の彼の主張で光る部分を探すつもりで手に取ったが、ネットリテラシー低い年配経営層を批判すれども具体案が浅いという、典型的な小手先コンサルの枠から出ることがなかった。

  • ・身の丈にあったビジネスを
    ・使えていないをいいわけにするな

  • 朝生でもよくみる論客ですが、本書の内容は1/3の分量に収まる、いや収めるべき程度のスペックでした。
    品のないタイトルは出版社の意向なんでしょうが、ロジカル思考の出来る著者であるがゆえに感情的なタイトルは逆効果でした。


  • ○ウェブ広告
    ・国内パソコン、ケータイ広告市場
    2002年 575億円
    2007年 3790億円
    すさまじい勢いで伸びている


    ○アメリカメディアは、ネットと連携している

    ・NBCとNewsCorpのジョイントベンチャーHuluは、
    2007年「Hulu」を立ち上げた。

    ・CBSは、人気番組「スター・トレック」「ビバリーヒルズ高校白書」
    をYouTubeで配信した


    ○国内テレビの行く末
    ・必要なときにテレビ局のサーバーから番組をダウンロードしたらどうだろう。
    その方が、視聴者にとって使い勝手が良さそうだ
    ・ダウンロードできるコンテンツ全部に広告を出せばいいだけの話ではないか。

    ⇒本当にその通り!!だと思う!!


  • <blockquote>そもそも、電電公社出身の人たちにコンテンツの企画/製作は不可能だ。
    彼らのライフスタイルを考えてみてほしい。ネクタイを締めて規則正しい時間に出社している人たちが、柔軟で型破りの発想がもとめられるコンテンツ制作をしたり、その目利きができるわけがない。</blockquote>

    としコンテンツに関わることを総て外部に託し(参入にあたっての一定のルールを設けただけ)、インフラに徹したところがi-modeの成功要因なのだろう。

    周囲の目を白黒させ、反対の中押し切ってその路線を推し進めた夏野氏も"それが私のNTTドコモに行なった最大の貢献"と述懐するほどだ。

    ドワンゴ、グリー、トランスコスモス、NTTレゾナントなどの社外取締役を兼務し、特別招聘教授を務める夏野氏はスピーチを任せられる機会も多いだろうが、本書は全体的にそういったスピーチの寄せ集めのように読めた。

    タイトルは古巣への厭味だろうか?

    冒頭の引用文なんで恨み節だし。

    [private]
    ネクタイを締めて定時出社が問題なのではなくて、書類主義の決済システムや強すぎる労組による定時帰社ならびにそこから発生する弛緩した空気とかがその要因なのだと思うが・・・。

    <blockquote>デジタル・コンテンツが儲からないのは、もともとのプライシングを間違えているからだ。
    </blockquote>[/private]

    夏野氏の人となりを知るにはいいのかもしれないが、表題から想起されるWEBビジネスについて知りたい読者の期待に応えることはないだろう。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・新書がベスト

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著者プロフィール

1988年、早稲田大学政経学部卒業、東京ガス入社。95年、ペンシルバニア大学経営大学院卒業。96年、ハイパーネット取締役副社長。97年、NTTドコモ入社。榎啓一、松永真理らと「iモード」を立ち上げる。2001年に米国の経済紙『ビジネスウィーク』にて、「世界のeビジネスリーダー25人」に選出される。執行役員を経て08年にNTTドコモを退社。現在は慶應義塾大学特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、トランスコスモス、グリー、USEN-NEXT HOLDINGSほか多数の企業で取締役を兼任。

「2018年 『誰がテレビを殺すのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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