葬式は、要らない (幻冬舎新書 し 5-3)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981584

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  • 9784344981584 186p 2010・4・1 11刷

  • 385.6:葬式

  • お葬式に関して反対という立場ではなく、何故お葬式をするのかということに立ち返ってそれに反している今のお葬式のあり方を批判しているかなり真っ当な本。

    普段知らなくてもほとんど問題のない話だけに詳しく知れると非常に面白くて自分ならどうするか?両親のは?
    などと考える必要のあるものだとわかった。

    今後も少しずつ勉強していくべき内容。

  • 非常に読み易い

  • わが意を得たり、という印象。

    これまでおかしいと感じていた人の死にまつわる儀式や慣例について、わかりやすくまとめたうえで、問題点を指摘している。

    人にも勧めたい1冊。

  • 随分と禁忌的な一冊かと思ったが、読み進むほどに納得。

    日本の葬儀費用の平均は231万円。

    一口に仏教と言っても実にたくさんあるのな。

    自分も都会に住み、檀家ではないと思っていたけど、実は親の実家の寺檀関係はあったみたい。

    葬式って、なってみないと分からないことが多いけど、この一冊は中々にためになります。

  • 葬式は要らないと合理的な精神ではわかっていても、その理由を明確にできないばかりか、避けられないものとして捉えていたところを宗教学者の視点で冷静で説明を頂けた新書であると思う。

    この本を契機に無宗教に走ったり、葬式を行わないことを是とするのではなく、今後自身が迎えるだけでなく家族が必然的に迎える死について改めて冷静に考える必要があると思った契機になった書籍であると思う。

  • 親や自分の葬式について考えないとならない年にもなってきたので、これも読んでおくかーと。さすがに宗教学者だけあって、日本独特の葬式仏教の成り立ちについて興味深く読みました。でも結論はそれかい、って感じ。ひとりで生きて死んでいく覚悟をしているフェミニストの方がよっぽど真剣に考えてるよなと思う。ちなみに私は土葬が希望なのですが、不可能なわけではないらしいことや、山折哲夫が土葬を提唱してるのは初めて知った。現実にはほぼ不可能なことに変わりはないわけですが。

  • 元来無神論者というか、読経習慣は不要だと思うし、日時限定で集まって、そのとき限りの葬式とか供養とかやるくらいなら、各人がそれぞれの胸の中で故人を偲ぶ機会が多い方が、たとえそれが一日のうちにほんの数秒であっても、故人にとってはありがたいことだと思い続けてきた。少なくとも自分が亡くなった側の立場に立ったら、間違いなくそう思うし。で、そういった自分の考えが、どれくらい一般論から離れているのか、もしくは同様に考える人も少なからず存在するのか、ってのを確認する意味も含めて手に取った本。葬式は言わずもがな、戒名とか高過ぎると思ったし、これまでの歴史の中で築き上げられてきた制度ってのは十分に分かったけど、それでもやっぱり…っていう気持ちに変わりはない。でも、最終章でも触れられていたけど、自分一人で決めるものでもないし、残された側のこととかも踏まえて、葬式断固反対!っていう立場も、逆の意味で不健全なのかも、って結論に至りました、僕の場合。

  • お金の掛け方と自分の意志

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著者プロフィール

島田裕巳(しまだ・ひろみ):1953年東京生まれ。宗教学者、作家。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任し、現在は東京女子大学非常勤講師。現代における日本、世界の宗教現象を幅広くテーマとし、盛んに著述活動を行っている。 著書に、『日本人の神道』『神も仏も大好きな日本人』『京都がなぜいちばんなのか』(ちくま新書)『戦後日本の宗教史――天皇制・祖先崇拝・新宗教』(筑摩選書)『神社崩壊』(新潮新書)『宗教にはなぜ金が集まるのか』(祥伝社新書)『教養としての世界宗教史』(宝島社)『新宗教 戦後政争史』(朝日新書)等多数あり。

「2023年 『大還暦 人生に年齢の「壁」はない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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