動くが負け―0勝144敗から考える監督論 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981782

感想・レビュー・書評

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  • 2011.7.14

  • 2010年からオリックス・バファローズを率いている名将・岡田彰布監督の著書ということで興味を持ち、読んでみました。試合に向けて監督としてのやるべき仕事、勝つ為の岡田流の野球極意など様々な事が感じ取れた一冊だと思いました。

  • オリックスの岡田監督が監督の立場からチームや選手、コーチ、起用法などについて語った一冊。

    選手として、指導者として現場に長くいて多くの経験をしてきただけに、重みのある内容が多いと思う。また、マスコミの注目を集めやすい球団に長くいただけに、マスコミの上手な使い方を心得ていて感心させられる。

    この本のサブタイトルである「0勝144敗からの監督論」にあるように、最悪のケースを考えて試合に臨むという考え方は自分も好きだ。
    物事のプランを決めるときに、まずは最悪の展開から考えて、そこからどうプラスに変化させていくかを考えた方がうまくいくと思う。その方が途中で何か誤算が発生した時に修正が利きやすく、ダメージを少なくできるからだ。
    その考え方は西武ライオンズの黄金時代を築いた森・元監督の本にもあったと記憶しているが・・。

    あと、「勝負強さとは何か」という答えで「日頃からやるべきことをきちんとやってきたかどうか」というのにも納得している。
    日頃からやる事をきちんとやっていれば、いざという時にあわてないし、結果もしっかり出せるものだと思う。積み重ねというものが大事だというのは、どの世界でも言える事だろう。

    本で持ち上げるほどの名将か??という疑問はあるけど(苦笑)現場に長くいただけあって、内容には深さ広さがあって読み応えがあると思う。
    興味のあれば、一度目を通して頂ければです。

  • これは面白いです。

    失礼ながら、岡田さんがここまで考えて采配を振るっているとは思っていませんでした。

    今期のオリックスが強くなった理由がわかる気がします。

    阪神ファン、オリックスファンのみならず、プロ野球ファンの方であれば、楽しめると思います。
    お薦め。

  • 選手の頃から岡田ファンだった、ということもあるのだけど、監督論、采配の方法については、納得、共感できる部分が多くていい。ああ見えて、かなり理論的だし、感情と論理のバランスも取れた采配をしていると思う。

    ぜひオリックスでもいい結果を出してもらいたいと思う。

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