昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981850

感想・レビュー・書評

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  • 有名無名、三島由紀夫自決の前後、報に接した時の人々の証言集。
    70年当時生まれていないものからすれば歴史となるが、著名人が当時何歳でどう感じたかという証言は、その時代の空気を感じることができる。

  • 浅く広く集めた証言での、昭和45年11月25日。
    特異な事件であったことは間違いない。

  • 一個人の行動がこれほど多数の著名人に語られるなんて、絶後に近いんじゃなかろうか。多視点時系列で「昭和45年11月25日」をまとめている。

  • 当時の状況が知りたかった私には良い本だった。意外に泣けた。

  •  面白かった。
     三島由紀夫が自決した「その日」に焦点を当て、三島と交友の会った人物たちの「その日」を時系列順に並べ、「その日」を再現している。
     三島本人は一切出てこないが、エピソードの集積が三島の側面を点綴し描き出している。

  • 40番乗り。有隣堂書店たまプラーザテラス店にて購入。未読。こんなに売れててビックリ。でも、立ち読みした時に、構成が面白いな、って思って買ったから。やはり、表現手法の発見(というか思いつきをちゃんと実行すること)って有意義だ、と思った。(2010/12/10)

    読了。表現手法としては、三島オマージュとのことで、私にとってはその三島作品を読んでいなかったのでとても新鮮で、しかも調べ物(参考文献)だけでこの形ができるのなら、いろんな形に応用できるなあ、と思ったので、表現手法の点では★5クラスなんだけど、いかんせん、文章の質が難点。好みかとは思うけど、「後の○○である」とか、「(12月生まれなのでこの時点では○○歳)」とか、同じ文を何度も使うから、イライラする。なので-2★。視点はいいので、著者自体も気になるけど、でも、やっぱり、文章がひどいと、読むの辛いもんな……。(2010/12/14) 

  • この本では、三島事件そのものを描くのではなく、三島事件に人々(百数十人)がどう反応したかが、ほぼ事件前後の時系列で並べられている。実際彼らは興奮、驚愕、絶望、失望、感嘆、絶叫、唖然、愕然、反撥、嫌悪、嘲笑、様々な反応をした。
    当時20歳で多くの三島文学を読んでいた僕は当然彼らと同じように呆然とした。そして多くのものが饒舌になるか沈黙した。
    この日が「日本新聞紙上、最も夕刊が売れた日」だそうだ。

  • 三島由紀夫の子供と同級生だったので、翌朝母から事件を聞いた記憶がある。
    事件が世の中に与えた影響の大きさも改めてわかったが、三島の広く深い交友関係に驚いた。
    第3者の言葉や記述で事件を浮き彫りにしているので、かえって臨場感が高まっている。
    ただし、120人は多すぎるように思う。

  • 三島と全くかかわりのない人も多く登場して、事件のインパクトの大きさが分かる。なかなか意外な人もいて面白い。

    当時、小学生であった私はまだ三島の作品を読んだことがなく、名前すら身近なものではなかった。したがって新聞に掲載された不鮮明な現場の写真も、理解の範疇にはなかったのである。

    対象を二人にすることで作者との距離を明確にし、スタンスをぶれさせず客観性を提供するのがこの作者の手法だったが、この作品では一人の対象を多数の目で観察するという方法を採っている。

    聖子と明奈、カラヤンとフルトヴェングラー、そしてこの作品といずれも楽しませてもらった。次の作品が楽しみ。

  • 2010/10/6

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著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。「カメラジャーナル」「クラシックジャーナル」を創刊し、同誌のほか、ドイツ、アメリカ等の出版社と提携して音楽家や文学者の評伝や写真集などを編集・出版。クラシック音楽、歌舞伎、映画、漫画などの分野で執筆活動を行っている。

「2019年 『阪神タイガース1985-2003』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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