子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!: 脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書 は 5-2)
- 幻冬舎 (2011年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981997
感想・レビュー・書評
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379.9
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北京オリンピックの競泳日本代表チームに招かれ、「勝つための脳」の講義を行った、医師の本。3歳、7歳、10歳の区切りで、対応を変える必要性があるとのことです。気になったのは、P62:失敗を認められないことは、脳を機能させるうえで大きな問題を引き起こす。自分に足りないものは何かを認識し、克服できることは何かを整理しなければならず、失敗やできないことを素直に認めることが必要。育脳において、子供ができることをしっかり褒める一方、できていないことに目を向けさせ、それを克服できるよう導くことが求められる、ことに、必要性を感じました。また、P65:独創的な思考を生む脳を育てるために、赤いものが二つあったら、赤いね、で、済ませずに、どっちの赤が好き?とか、どっちのリンゴを食べたい?と、微妙な差異に注意を向けさせること、P117:授業後の5分を復習に充てるような復習が必要なこと、P120:友達を大好きになる友愛の心と寂しさから自分を守りたい本能とのギャップをさばけるように、子供の気持ちを整理させる、P157:10歳以降の子に父ができることは「背中を見せて一緒に夢を語ること」大人から見て、今、足りないことを客観的に示し、脳に対して目標を明確にさせる、自主性を重んじる、P162:予習より復習が大事で、完璧に分かった、覚えた、までやり抜くこと、P162:自分でやろうと決め、自分で達成させること、P172:貢献心を育む教育こそが目指すべきもの。
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なるほどと思える記述が随所に。
ビジネス臭と結びついた、妙な教材などに手を出すことなく、脳科学なり、人間の成長プロセスなりに基づいた全うなことをしておけばよいのだなぁと再認識です。
付箋は14枚付きました。 -
2015.04 市立図書館
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先月、「脳に悪い7つの習慣」を読んだあと、同著者の本で子育てに関係しそうな本があるので図書館で借りてみた。本の前半は「脳に悪い7つの習慣」で書かれているようなことが書かれていたが、後半は子供の年令に応じた脳育の方法が書かれている。おおまかに言うと0〜3歳は愛情を注いで本人のやりたいようにやらせて叱らないこと、3〜7歳は脳に悪い習慣(否定語を使う、後でやるという、人を馬鹿にする、大体出来たところでやめる、話を聞き流す、損得を考えて手を抜く)をさせない、7〜10歳はようやく学習に励むことができるという内容。
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最近集中して脳に関する本を読んでいる。この本は子供の脳の発育について。3歳までは好奇心、7歳までは脳に悪いことを避けて、7歳からはどんどん勉強する。脳神経の報酬系を活性化させるために、強制せず、好きになって自ら学習するように仕向ける。笑顔をつくる筋肉は脳の報酬系と直結している。疲れた辛いなどのネガティブワードを使うと脳の働きが悪くなって効率が落ちる。暗い人は成功しない。父親は子供の逃げ道になってあげて、一緒にハメを外すくらいで良い。早期教育は悪影響が多い。子供の話をよく聞き、愛情を注ぐのが良い。父親は子供の夢を育てるように社会のことを教えてあげるのが良い。
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てっとり早く指示しがちだけれど、自分で選択させるようになるべくしていこう。
育脳の目的は、子どもが社会の中で活躍し、充実した人生を送ること。
人のためになることが自分にとってうれしいと感じられる貢献心を育む教育こそ目指すべきもの。 -
脳は情報を受け取るとまず「好きだ」「嫌いだ」といったレッテルを貼る
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感想
否定的な言葉を使うのをひかえようと思った。 -
良書です。