なぜ女と経営者は占いが好きか (幻冬舎新書 そ 1-2)

著者 :
  • 幻冬舎
2.19
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982079

感想・レビュー・書評

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  • 著者がしばしば「トンデモ学者」として批判されていることはもちろん知っていたのですが、予想をはるかに超える内容に困惑しています。

    わたくし自身は、読書にかんしてかなりの「悪食」ではないかと自負しており、世間で「トンデモ本」とされるものやオカルト関係の本も平気で読んでいます。栗本慎一郎のウイルス進化論や竹内久美子の社会進化論、正高信男の若者論などは「トンデモ本」としては初級で、この辺りであれば、眉に唾をつけつつも読んでいる、というひとは珍しくないように思います。村上和雄の「サムシング・グレート」や江原啓之の「スピリチュアル」、岩月謙司の「育て直し理論」などは、さしずめ中級といったところで、まったく受け付けないというひとも多いでしょうが、わたくし自身はこれらの著者の本も信用するかどうかはさておいて、たのしんで読んできました。

    ところが本書は、内容の信憑性以前に論旨が支離滅裂で、デバンキングにかけることさえ困難なのではないか、と思えるほどです。いちおう内容としては、東洋占星術をとりあげつつ、占いなどの有効性を認めないアカデミズムの偏狭な態度を批判し、あわせて現代の日本社会に対する批評をおこなっているのですが、議論の本筋を把握することもままなりません。

  • ■予測
    1.女と経営者たちはいつも近未来・すなわち、これから先のことをいつも真剣に考えている。だから占いをする。
    2.過去をしることで未来を知ることができる。

  • あまり面白くなかったです、

  • 副島 隆彦氏の本は初めて読んだ。毒舌だが裏表のない人だと感じる。

    本書にて自らは予言者であると宣言をした。四柱推命、九星術、五行思想等を平易に説明している。

    科学も宗教も批判する。仏教も神道も、本物の宗教ではないとする。日本の仏教も神道も、儒教から多大なる影響を受けていることを指摘する。飾りのない宗教の原点とはなんであろうか?日本古来の宗教は、修験道であるとする。

    <目次>
    第一章 占い・呪いをバカにする人は金儲けできない
    第二章 占い学の王道、四柱推命と九星術
    第三章 九星盤を読み解く
    第四章 副島隆彦の四柱推命の占い結果
    第五章 科学と宗教が堕落し占いは栄えた
    第六章 日本の古来の教え、修験道を体験する

    2012.6.20読了。

  • くだらない。俺すげえって言いたいだけ。

  • 過去からしか学ばない人は駄目である。まではよかった。201406

  • 平成25年5月29日読了。

  • 陰陽5行と、占星は古代の天文学であるという
    視点を中心に、占い、スピリチュアル、宗教を
    とことん調べ上げ解説している内容。

    よくある「何年生まれはこのタイプ」的な内容ではない。


    さらに著者が「私はここまで書く」と書いている
    通り、ここまで書くか?というくらいにキッパリと
    持論を確信として書き切る内容はなんか清々しい。


    そして、なんだろう。


    大真面目な内容なのに、笑えてしまう文章がイイ。
    あえて笑いに誘導しているのではないのに面白い。

  • 不確かな未来を知りたいから。
    占いは未来志向。
    女性は未来志向、男性は過去の栄光を振り返りたい(どころか母の子宮内に帰りたいんだとさ)生き物。

    九星気学と四柱推命について書かれていました。
    タロットや手相や占星術ではなく。
    確かに、気学や四柱推命はこれからを知って、計画を立てていける占いだし、統計の上になりたってるものだから、すごく活用できるんだよね。

  • 占いとは無縁に暮らしていたし、副島先生に占いは似合わないと思って今まで手に取ることもなかった。本屋で偶然見つけたので試しに読んでみると、私みたいな男が読むべきだ、と書いてあったので買ってみた。「今の日本で一番わかりやすい占いとそして呪いについての入門書、解説書になっている」。

  • まさか、このひとが滝にうたれるとは!! 写真をみて、笑ってしまいました(笑)

  • 金融・経済・政治評論家である筆者がスピリチュアルの道に足を踏み出したのはなぜか、また、修験道とは何かについて書かれています。
    学校教育について、「本当の学校教育は、読み書きソロバンとご挨拶と体を鍛えること(体育)、そしてみんなでおしゃべりして楽しく過ごすことだ。」と言っているところも印象的でした。
    ほかにも副島さんならではのユニークな持論が展開されています。

  • わたしもご多聞に漏れ無い占い好きな女なので、そのメカニズムをもっと解き明かしてゆくものかとてに取りました。
    しかし、色々な占いについて、常識的なさわりのみを説明しただけに過ぎ無い感じで、目新しい事も専門的な事も書かれていないように思いました。
    タイトルと内容にこれほど乖離が有ると知っていたら、買わなかったと思います。

  • ものすごくわかりやすい。

    切れ味のいい語り口にもウケる(笑。
    作者はおもしろい人だと思う。

  • 副島隆彦の著書だから、というわけで買って読んだのだがはっきり言って失敗だった。国際予見に関しては全幅の信頼を置いているため、違うジャンルであろうともそこそこの著になると思っていたのだが、内容が薄いというかあまり踏み込みすぎてなく残念に思った。実際女性が時間をかけてお金を払ってみてもらうような占いをやってもらったことはないのだが、人の結果を知ったところで、そうなのかという反応しか表せない。また、こういったジャンルに関しては、ほかに第一人者と呼ばれる人がいるため、中途半端な内容で安易に本を連発することは、かえって読者を不安にさせることにしかならないと思う。筆者自身が関心を払うことにとやかく言うつもりはないが、この本だけはほかの人にも薦めることは難しいと言わざるをえない。

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著者プロフィール

副島隆彦(そえじま たかひこ)
評論家。副島国家戦略研究所(SNSI)主宰。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。主著『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(講談社+α文庫)、『決定版 属国 日本論』(PHP研究所)ほか著書多数。

「2023年 『大恐慌と戦争に備えて 個人資産の半分を外国に逃がす準備を!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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