人はなぜ眠れないのか (幻冬舎新書 お 6-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982147

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館新書 498.36|| OK

    睡眠や不眠に関する認識の歴史や、様々な不眠についての解析や対処法がこの一冊に詰まっています。
    また、不眠についての様々な知識に加え、どうすればより心地良く眠れるようになるかについてもとても具体的に記されているので、不眠に悩む人はもちろん、睡眠スタイルを構築したい人にとって大いに役立ちそうです。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=68650

  • 私が眠れないのは夜9時以降に晩御飯を食べるからだったのか!遅くまでPCや携帯を開いてたりするし、休日には「寝溜め」と称して遅くまで寝たりするし……部屋のカーテンをちょっと開けて寝るようにしよう、積読してる古典を読もう。。。というように、自分の不眠症の原因と解消策がわかります。人間の体には体内時計が三つあって、それぞれ周期が異なるその三つの体内時計と「睡眠負債」を上手にコントロールすることで、布団に入ってからの眠れなくてイライラ鬱々に対処できるかもしれません。睡眠チャートで自分の眠たくなるリズムを把握できるのも特典です。歴史上のあの偉大な人々も不眠症に悩まされたのか…!と、偉人たちと不眠の悩みを共有することもできる!かも。

  • 睡眠障害にも、色々な症例があること知る。人によって、睡眠パターンがあり、パターンに沿った睡眠リズムを取らないと、睡眠負債を抱えることになる。また、人によっては、沢山眠らないと体質の人もいることも、少し驚いた。

  • なかなか面白かった。睡眠負債と3つの体内時計のバランスで、自分の睡眠チャートをチェックし、それにあわせて対策するというのは聞いたことがなかったので参考になった。眠らなくてもただ横になって目をつぶるだけでも回復するとのこと。眠りにとらわれないことも大切なんだって。

  • 睡眠負債という考え方は面白かったです。
    瞑想入眠法は是非試してみたいと思いました。
    また、中途覚醒後に眠れないことが時々あるのですが、「仮に眠れなくても横になって目を閉じているだけで回復する」といった説明があり、非常に心強い言葉でした。

  • 眠れなくてもいい。

  • いわゆる睡眠本を数多く読んできたが、本書は量、質ともに暫定1位。最新の医学的な知見がふんだんに盛り込まれている。

    ・日の入りとともに入眠し、日の出とともに起きる実験。途中で2時間目覚めている時間が見られた。
    ・3つの体内時計(1日、半日、2時間~1時間半)
    ・体内時計は眠気だけでなく、やる気、意欲にも関係する。
    ・フロアランプだけで体内時計は大きく狂う。
    ・ノンレム睡眠を奪われると生物は死に至る。
    ・レム睡眠が長期記憶の形成に関与している。
    ・P116~睡眠障害チェックリスト
    ・睡眠制限療法
    ・睡眠儀式。寝室は眠るとき以外には使わない。
    ・牛乳は安眠効果と抗うつ作用がある。
    ・起きて2時間と寝る前2時間が覚醒のピーク。
    ・言葉でなく、イメージで思考する=瞑想。

  • 東日本大震災以来,寝つきは悪くないのだが,未明,明け方の変な時間に目が覚めてしまうといった症状がでるようになった。充実した睡眠というのはとっても大事だと思うので,よく眠れるようにと思い,目についたこの本を読んでみた。
    納得できるのは,体内時計を狂わさないよう,生活時間はもとより,遮光カーテンを使う/使わないということによる寝室の採光の問題,よい眠りをもたらすための工夫(自律訓練法も紹介されていた)が具体的に書いてあるので,全部とは言わないまでも,できることから実践していけば,睡眠は改善できるのでは,という期待ができる本である。

  • これはまだそんなに本好きってわけやないときに買って読んだ本

    不眠の時期続いてさすがになーって思ってた時に
    ふらっとよった本屋で購入!

    中途覚醒をあんま心配せんよーにはなれたのが受けた恩恵。
    そーいえば最後まで読み込めてなかった・∀・

    また読みたくなったらよもーっと!

  • 日本人の五人に一人が不眠症と言われるほど、睡眠の問題で悩む人は多い。どうすればスムーズに、朝までぐっすり眠れ、心身の疲れがとれるのか。かつて不眠症で悩んだ経験をもつ精神科医の著者が、睡眠学や不眠症臨床の最新知見から、不眠症を克服する具体的方法や実体験に基づく極意まで、豊富なエピソードを交えてわかりやすく伝授。この方法を会得すれば、睡眠を思いのままにコントロールすることも、さほど難しくはない。自分の体内時計のリズムが一目でわかる、記入式の睡眠チャート付き。

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著者プロフィール

岡田尊司(おかだ・たかし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。京都医療少年院勤務などを経て、2013年より岡田クリニック(大阪府枚方市)院長。日本心理教育センター顧問。パーソナリティ障害、発達障害、愛着障害を専門とし、治療とケアの最前線で現代人の心の問題に向き合う。著書『悲しみの子どもたち』(集英社新書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(いずれも光文社新書)、『愛着アプローチ』(角川選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『母親を失うということ』(光文社)など多数。

「2022年 『病める母親とその子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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