- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982253
作品紹介・あらすじ
国際社会が、いわゆる中国(中華人民共和国)をふつうに「チャイナ(あるいはシナ)」と呼ぶ中で、なぜ日本だけが、かつては使っていた名称「支那」を差別語扱いして自主規制せねばならず、そう呼べない風潮が広がっているのか?-そもそもここに日中関係の本質的問題点がある。国家エゴを押し付ける中国の覇権主義「全球化」を、アメリカ的グローバリズムから読み解き、世界的な視点で、この「ウザい隣国」を論じた、いまだかつてない"中国"論。
感想・レビュー・書評
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初めて読みましたが、興味深い内容です。
中国に関しては、全く関与出来ない国と思ってます。そう言う意味でも納得です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全く知識がなくても難なく読める。
対話形式なので、客観的に自分自身の意見を確認しながら気軽に楽しめた。
チベット問題について興味があり手に取ったものの、中国から世界、そして日本について、もっと知りたいと思える入り口になった。 -
ブックオフで108円で購入した4年前の刊行本ですが,なかなか読み応えがありました。
小林よしのりといえば漫画ですが,私は彼の書く文章こそ凄いと思っています。世間は彼の「書き物」を過小評価しています。
中国(支那)について考えるということは,米国について考えるということでもあり,結果としてグローバリズムについて考えるということだということがわかりました。
単なる「嫌中本」ではなく,グローバリズムの本質を突いた良本だと思います。 -
平易で読みやすい。それでいて、読み終わってみると、中国人の本質がおぼろげながら理解できたような気がする。なお、小林よしのりのグローバリズム批判は、中野剛史のそれとほぼ一緒。要するに、スタンダードな主張なのかも知れない。
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個人のエゴは小さい方がいいですが、国家にエゴは必要。中国というよりも、支那という地域を歴史上様々な民族や組織が支配してきたと見た方がいい。あの地域はかなり個人主義。同じ思考回路と思わない方がいい。
いやはや対談を読みながら、よしりんのあの絵柄がつい頭に容易に浮かんできました。
日本人は多神教だから、寛容だが、
一神教や一党独裁と戦ったら負ける。
忌み嫌われる、ファシズムにも、「束ねる」という意味はある。
でも、日本的な精神が世界のスタンダードになれば、世界はもっと幸せになれる。
支那の精神は不幸にするけれど。 -
小林よしのり氏と有本香氏の支那論のさわりを雑談形式でまとめた本。
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的を得た的確な意見もあるけれど、よくもまぁ……こんだけいえるなぁ(笑)。
そう思ってしまうことが、彼らにとってはダメな日本なのかもしれないが。
内容そのものの良し悪しは判断しがたいので何ともいえないが、こういう考えもあるんだな、という視点ではいいのかも。 -
元々TPPは反対だし、グローバリズムには違和感を感じていた所への小林氏の「国境を越えて富裕層だけが横につなっていくのがグロバーリズムの正体」という言葉は納得できた。そしてアメリカの進めてるグローバリズムも、中国の持ってる中華主義も根っこは同じ。
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ゴー宣に夢中になっていた頃が懐かしい。あの頃僕たちは若くものを見る目がまだ養われていなかった。よしりんも今は所詮息抜き係に使われているだけなのかもね。いい部分も有るけどさ…。