書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 129
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982338

作品紹介・あらすじ

「文章を書く」とは、長い間の記憶から体験を引き出して描写することだ。自分にはそんな特別な経験はないと考える人でも、うまい引き出し方さえわかれば書ける。また、伝わる文章にしたいなら、くどくどと説明してはいけない。とにかく描写せよ。細部に目をこらして書けば、真に迫る。たとえばさびしい気持ちなら、「さびしい」と書くな。さびしさを表わす「物」を描写してそれを伝えよ-ベテラン記者で名コラムニストの著者が、ありきたりにならない表現法から、書く前の構成メモ術まですぐ使えるコツをやさしく伝授。

感想・レビュー・書評

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  • 主に学生たちからの質問に答える形式で
    書くことについて学べます。

    ・説明はいらない描写する
    ・経験したことは書ける
    ・とにかく細部を見ていく
    ・比喩やオノマトペは通説にとらわれず見たまま聞こえたままを書く
    ・なるべく簡単な言葉にする

    などなどの具体的なテクニックが回答とともに
    受け取れます。内容が濃いめでスピーディなので結局どうするんだっけ?に陥りそうです。購入して読み返すか、メモをとりながらで読むことをお勧めします!

  • 作文の書き方、情緒的な文の書き方のポイントが学べます。

    ビジネス文章ではないです。

    感想文やエッセイを書く参考になります。

    書くことは、
    「考える」でなく「思い出す」というのが印象的な内容でした。

  •  4つの内容構成です。①記憶の描写: 全体・部分・細部、観察力 ②伝わる文章: 共感、五感、比喩、人・物・自然 ③書く手順: 箇条書き、メモ、起承転結、現在・過去・未来 ④推敲: もう一人の自分の目で。

  • 参考になったが、全部気をつけるのはなかなか難しい。

  • やや強引に3ステップにしているきらいはあるが、参考になる話が多い。
    コラムや引用文も多彩で読み飽きない。
    現在⇒過去⇒未来と書くのは理路整然とするより興味を引き付けることから書くというのもなるほどと思う。

  • そもそも書くことが思いつかない人が、伝わる文章とか、点の打ち方とか無茶ぶりすぎ
    裏表紙の内容紹介が、すべてであり、ただそれだけ
    古い本でもあるが内容もありがちで、引用文も多く、しかも問題でページ稼ぎとか、極めて残念

    【参考になった点】
    ・「思う」ことより「思い出す」ことを書けばいい
    ・できあいの言葉ではなく自分の言葉で書く
    ・見方を知る→物事をとらえ方のコツを学ぶ
    ・作文を書く手順:まずメモ書きに羅列、「思う」「考える」「感じる」は他の表現に変えてみる(断言するだけではなく、言い換える、語順を変える)

    【以下再読のための備忘】
    【内容:アマゾンから転記】
    説明はいらない、記憶を描写せよ!!

    アイデアの引き出し方、言葉の探し方、文章構成メモのつくり方などを徹底指南。

    ネタが浮かばないときの引き出し方から、共感を呼ぶ描写法、書く前の構成メモの作り方まで、すぐ使える文章のコツが満載。例題も豊富に収録、解きながら文章力が確実にアップする!

    「文章を書く」とは、長い間の記憶から体験を引き出して描写することだ。自分にはそんな特別な経験はないと考える人でも、うまい引き出し方さえわかれば書ける。また、伝わる文章にしたいなら、くどくどと説明してはいけない。とにかく描写せよ。細部に目をこらして描けば、真に迫る。たとえばさびしい気持ちなら、「さびしい」と書くな。さびしさを表わす「物」を描写してそれを伝えよ。ベテラン記者で名コラムニストの著者がありきたりにならない表現法から、書く前の構成メモ術まですぐ使えるコツをやさしく伝授。

  • 作文、エッセイ向けの指南書。
    タイトルの「書くことが思いつかない」ことに対する答えは、第一章のタイトルである「記憶を描写してみよう」および、そのなかの10ページにも満たない「何を書けばいいのか」という項目にしか書かれていない。
    あとは「どのように書くか」であり、ありふれた指南書の内容と変わらない。期待外れ。

  • 片づけコンサルタントこんまりさんが、片付け方を習っていない・知らないから片付けられないと著書に書かれていたのを思い出した。小学生の時に読書感想文が書けなかったのも、何をどう書いていいかが分からなかったんだろう。
    テーマの見つけ方、書き方、推敲の仕方が書いてあって、文章を書くコツがよく分かった。
    日常で「あ」っと思ったことを蓄積していき、独自の視点・問いを持つことを心がける。

  • 文章の中でも作文の書き方の本でした。
    就活のエントリーシートや小説まで応用が効きそうな内容です。
    論文ならともかく、作文の良し悪しなど好みも大きいし、その文章が人の心を動かすかなどわからない。具体的な方法論などない、と思っていました。
    けれど、本を読んでみると、なるほど、確かにこっちの方がよいな、と思う添削前後の文章がでてきたり、確かにこの文章は心を動かされる、という例がたくさんでてくるため、すんなりと心に入ってきました。
    辛い、悲しい、ではなく、夫を亡くした人が、亡き夫が使っていた歯ブラシを見て思い出したこと、など、直接的な心情よりも、物や事実を具体的に書くことで共感を呼ぶ、など。
    納得の書き方が満載でした。

  • 作文などの課題で「何をどう書いていけばいいか分からない」「書き方が分からない」と悩んでしまう人にヒントを与えてくれる本。
    分かりやすい説明なのだけれど、数学のように明確な順序や答えがあるものではないので、感覚として捉えていかなければならないところもある。
    けれども具体例が豊富で、「なるほど、そういうことか」と納得できた。すぐに実践できそう。
    同時に、言葉というものは繊細で、乱暴に扱っては正しく伝わらないことがあるということも学べる。

    「思う」「考える」や「共感」「共鳴」のニュアンスの違いについても面白かった。

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著者プロフィール

近藤勝重(こんどうかつしげ)毎日新聞客員編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後の一九六九年、毎日新聞社に入社。論説委員、『サンデー毎日』編集長、夕刊編集長、専門編集委員などを歴任。『毎日新聞』(大阪)の人気企画「近藤流健康川柳」や『サンデー毎日』の「ラブYOU川柳」の選者を務め、選評コラムを書いている。一〇万部突破のベストセラー『書くことが思いつかない人のための文章教室』、『必ず書ける「3つが基本」の文章術』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。直木賞作家・桜木紫乃氏に「日本語の師匠」と呼ばれている。長年MBS、TBSラジオの情報番組に出演する一方、早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースで「文章表現」を担当し、故・高倉健氏も聴講した。MBSラジオ「しあわせの五・七・五」にレギュラー出演中。

「2023年 『60歳からの文章入門 書くことで人生は変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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