- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982581
作品紹介・あらすじ
本人は無自覚だが、癖ほど他人を不快にさせるものはない。クチャクチャと音を立てて食べたり、貧乏ゆすりをしたり、頻繁にため息をついたり、舌うちをしたり、髪やひげを触ったり、ツメをかんだり…と挙げればキリがない。演出家として役者の癖と格闘してきた著者が、自分では気づきにくい癖とのつき合い方を指南。仕事や恋愛でよい結果を得られず、「見た目」を磨こうとする人がいるが、癖を直す方が何倍も効果的。ストレス過多で、癖が増える一方の現代人必読の書。
感想・レビュー・書評
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帯に書いてあった「こんな癖に心当たりありませんか?」のチェックシートにあるあるー!ってなってしまった。他人の癖が拷問のように感じるとき、自分もまた他人に拷問をしてしまっていないか注意する必要がありますね。
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思索
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なくて七癖と言うほど癖は、誰しもが大なり小なり持っている。自分でも自覚しているものからそうでないものまで様々である。少なくともこの本を読んで、自分は癖のないスッキリとした人になろうと強く思いました。自分のためと言うよりも周りへの配慮と云ったとくころでしょうか。数々と紹介されている癖に、身近なものが多々あり自他問わず身につまされる思いで一気に読み終えました。物足りなかったのが、全般的に癖の列記とそれにまつわる周りの反応迄しか書かれていないところ。一読者としては、演出家としての視点で、更に深く主観を交え語って欲しかった。
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様々な癖が紹介されていて、自分にあってはまるところを読むとはっとさせられた。
・ためいきをつく
・髪の毛をいじる
上記のような悪い癖で周りに影響を与えているんだということをあらためて認識。自分の癖を客観的に見る視点が重要。 -
「癖」の分析考察。世の中にはいろんな癖というものがあって、それらを一律に括って、定義らしき意味づけを与えたのは面白い。中には、ただの性格気質のようなものから、病的なものまであるが、敢えて生理的・心理的な理屈を追わずに、周囲の人への影響具合という社会性から「癖」を評価している。見方によると分野を絞ったニッチな人間観察かもしれない。
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だれかから指摘されたら、その相手はその癖を好ましく思っていない。
舌打ちをしてもだれも得しないからやめる。
おまえの口からついて出る言葉が、お前を生かすのだ。お前の口からついて出る言葉がお前を殺すのだ。
目を合わせないのは自信がないことの表れ。 -
しばらく前に、口癖を指摘された。
私は結構、でもとかだって、と言うらしい。
言われて始めて、意識して、そうかもしんないと思った。
癖って、言われなきゃ気づかない。
癖がなかなか治らないのは、迷惑したり困っているのが本人ではなく、周りの人だから。
むしろ本人は癖になってる行動によって、ストレス状態からリラックスしている。
癖はストレスや退屈から生み出されるものだってことは、へんな癖を治すには、退屈やストレスを避ければいいのかな? -
無くて七癖といったところで、客観的に意識して自分に当てはまる悪癖は消していくしかありませんね。
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僕はいろいろと、自分でも嬉しいと思っていない癖があります。それが嫌われますよ、という本。まさにそのまんまの本。しかも、それって癖じゃねえだろ、というものまで(微妙だとはいいながら)あげられています。
癖こそがその人を表すものだ、というような展開を期待したのですが…。
本の文章にはあまり大したことは書いてありませんが、そういう羅列を見て、ああ俺はこんなにも嫌われるのだなと気がつけばよし、なのでしょうか。見た目が9割とか癖を直せとか、よっぽど人に好かれたいのだなあ…。
著者プロフィール
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