21世紀の落語入門 (幻冬舎新書)

著者 : 小谷野敦
  • 幻冬舎 (2012年5月30日発売)
2.88
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982635

作品紹介

名人・立川談志亡き今、これから落語を聴こうとする者が、失敗せずに楽しむコツは?ファン歴三十数年の著者が、業界のしがらみゼロの"客目線"で親しみ方を大胆指南。「聴く前に、興津要編の作品集『古典落語』を読むと理解倍増」「寄席へ行くより名人のCD」「初心者は志ん朝から聴け」「志ん生は皆が褒めるが江戸弁がキツくて分かりづらい」…定説に時に突っ込みながら、うまい噺家、聴き方のツボ、演目の背景・歴史を一挙紹介。落語ツウも開眼多数の新感覚の入門書。

21世紀の落語入門 (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

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  • 図書館で物色中、ふと目にとまり、早速借りてきた本書。
    以前から落語には少々興味があり、あれこれトライしたものの、イマイチなじまなかった経験があり。
    これは良い機会とばかりに、本書を通じて落語を基本から学び直そうと期したていたものの...

    あらびっくり!
    期待を大きく外された一冊とあいなりました。

    いくつかある読後感。そのうちの主なものは以下のとおり。
    ①噺家さんや噺の固有名詞、そしてそれらの内容・歴史の概要に触れられたことで、今後、落語を味わっていく上での取っ掛かりを得られたという点が本書読了の最大のメリット。
    ②章立てはなされているものの、内容・説明の流れがブラブラと徘徊しており、記憶に残りにくい。なんだかすっかり酔っぱらっている知識人の蘊蓄をのんびりと伺っているような心持ちになります。
    ③本書全体を振り返ってみれば、結局、落語に対する造詣の深い著者が、落語や噺家さんに関する著者の知識や想いを、初学者には難解な範囲と深度でツラツラと綴っているという印象。

    つまるところ、本書のタイトルとは裏腹に、また、「おわりに」にて著者が「本当の入門のつもりである」と書かれている意図とは裏腹に、「入門書」の域を超えちゃっているのでしょう。
    落語に対する興味や理解を深め、楽しみ、経験を深めた読者であれば、きっと楽しく読まれるのではないでしょうか。

    ワタクシ自身も今後まだまだ精進し、落語素人から脱するときが来るかもしれません。
    その際、「落語玄人の世界への『入門書』」として、本書を楽しく読める日が来るのかもしれません...ね。

  • 小谷野敦が自身の趣味である落語について記述した一冊。

    自分は落語に関して詳しくないので細かいことはわからないが、入門書として読むには最適。

  • 好みは少し違うけど、参考になった。

  • 読了。

  • 入門でも何でもなくて、ただこれが好きこれが嫌いと言っている教養風を吹かせるうざい親父の独り言ブログを読んでいるような感じであった。

  • 現代の、しかも落語初心者のための落語入門書。
    少し前から落語をよく聞くようになった。けども、田舎住まいで寄席に行く機会はなかなかないので、YouTubeでいろいろ見て楽しんでいる。先日は立川談志のひとり会のDVDをゴッソリ借りたりなんかして・・・という僕にはちょうどよい本だった。

    小難しい落語評論ではなくて、業界のしがらみの無い著者の落語の楽しみ方をわかりやすく紹介されている。
    ところどころの脱線話が結構な知識になるので楽しめた。

    いままで読んだものの中で、あんまり話題に乗らなかった立川志らくが褒められていて、なんだか嬉しかったな。
    この本で出てくる中では、立川談志や志らく、古今亭志ん朝などはいくつか聴いたことがあるので、分かりやすかったかな。

    上方落語についても紹介されている。

    素人の僕としては、名前がこんがらがってしまう箇所もあったのだけども、またいろいろな落語に触れながら読み返してみたいと思った。

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    【内容紹介】
    名人・立川談志亡き今、これから落語を聴こうとする者が、失敗せずに楽しむコツは?ファン歴三十数年の著者が、業界のしがらみゼロの“客目線”で親しみ方を大胆指南。「聴く前に、興津要編の作品集『古典落語』を読むと理解倍増」「寄席へ行くより名人のCD」「初心者は志ん朝から聴け」「志ん生は皆が褒めるが江戸弁がキツくて分かりづらい」…定説に時に突っ込みながら、うまい噺家、聴き方のツボ、演目の背景・歴史を一挙紹介。落語ツウも開眼多数の新感覚の入門書。
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    【目次】
    第1章 落語に「テキスト」はあるか
    第2章 「江戸」ではない近代落語
    第3章 「廓ばなし」の困難
    第4章 私の推す名人たち
    第5章 名人藝の技術
    第6章 ネタに突っ込みをいれる
    第7章 「名人」以後の落語家
    ----------------

  • 何冊か落語入門書を読んだが、
    本書が一番私の気持ちに沿う。共感できる点がとても多かったからだ。
    初心者には良い1冊だと思う。

  • 落語聞きたい!と思って買った。
    その前に私はなんと志ん生のCDを全部iPodに入れていてそれらのほとんどを聞いています。
    しかし問題は落語を生で聞いた事がない事。そこで本書の登場となる。
    しかし、最初に落語を聞きに行くぐらいならテープやCDを聞いた方が良い、といった事が書かれていて少しがっかりする。
    本書はご自分で書かれたのか、あるいはくっちゃべったことを誰かが文章に起こしたのか?話がよけいな方向に飛びすぎることを考えるとまっとうに考えて書いたとは思えない。独断と偏見と過剰な自信に満ちあふれていて読んでいて途中で投げ出したくなった。
    しかし、その独断があながち間違っていない気もするので最後まで読み通した次第。
    買う価値はなくても借りて読む価値はあるかも。

  • いろんな落語の聴き方があるんですね。

  • この本については賛否両論あるようだ。
    確かに行きつ戻りつというか、しばしば話が脱線していくのは読みにくいし、あれっという誤記が多かった(著者本人がHPで訂正している http://homepage2.nifty.com/akoyano/teisei.html#rakugo)。
    しかし、私は落語家の好みも含めて、意見が共通する部分が多かった。
    落語が寄席でしか分からないものであるなら、私らのような田舎者には落語は一生分からない、ということになる。
    しかし、いわゆる落語通とは、いきなり寄席から入ったのか?
    昔の名人のCD・テープを聞いたり、興津さんの『古典落語』といった本を読んだりして、落語好きになってから寄席に行くのが普通ではないだろうか。
    そういう意味においては、この本は十分「入門」なのではないか、と思った。

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