僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982888

感想・レビュー・書評

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  • 現状を把握した上でしっかり前を向いていらっしゃって、色々学びになりました。幾つか引用↓

    "社会疫学視点にしっかり立脚し、生み出される解決策"/"「クレクレ型」ではなく「コレヤレ型」"/"今あなたに求められているのは、「誰かを採点し続ける側」という、無敵だけど非生産的な場所に留まることではありません。"

  • 最近メディアへの露出が多い人だけど、やろうとしている事はとっても地道。
    でも、ホントに世の中を変えようとするには、少しでいいから何かやって見ることが必要なんだなと思わせてくれる一冊です。

  • 書いてある内容がわかりやすく、現代の問題を考えるにあたって参考になった本。ただし、喩えのわかりづらさとか片仮名の多さが気になった一冊。

  • もはや定番の「なぜ/どうして○○なのか」本。そのタイトルから「みんな批判しすぎ!もっとポジティブな提案をしようよ!」なんて精神論が語られるのかと思いきやきちんとした政策提言の本になっていた。
    文章はところどころ感情が走るものの基本的にはデータに基づき、冷静な判断の上でひきこもりの問題や政党政治の問題に「こうしたらどうだろう」という提言をしている。ポジティブになる、というか冷静になれる1冊。

  • チキさんのファンで、
    タイトルにも惹かれて購入。

    何だか人をいじったりたたいたりな昨今の潮流について触れるかと思いきや、
    諸々の政策に関する話なのね。
    世間で一般論として論じられてたことを、
    新たな(というか色眼鏡の無い当たり前の感覚の)切り口で迫り、
    紐解いていく。
    また、一方的にたたく出なく、このポジ出しって感覚が好きだな~
    ただ個人的には期待した、社会全般へのポジ出しの話も読んでみたかったなぁ。

    政治の話にあまり触れたことの無い人に、
    実はそんな堅苦しくないよ~って入門書で勧めたい一冊。

  • 私のやるべきことと未来が見えたよ

  • ポジ出ししましょう。
    官僚はサラリーマン的だとか
    小泉以前以後とか
    すごくお話がわかりやすい。

  • 政治とNPOの関係が、なんとなく繋がった気がする。

  • 内容は以下のとおり。 ダメ出しをしていても,何も解決しない。
    ポジティブな改善策を出し合い(ポジ出し)をしよう。
    現状を分析した上で,その具体的な方法論を提示している。

    現状分析の割合が多く,ポジ出しの割合が少なかった。
    もう少しポジ出しの割合を多くしても良かったかもしれない。

    何か事件やニュースがあると,単調な論理展開,
    個人攻撃が跋扈している。
    思考を単純化せず,視野を広く持ちつつ,実践的な行動も大切。

    あれ「か」これかではなく,あれ「も」これも――である。
    もちろん,その中で費用対効果,優先順位等の判断は必要。

  • つい先日も、「朝まで生テレビ」で集結したネット世代の論客たち。ゼロ年代などともいわれるジャーナリストの一人、荻上チキの最新本。

    荻上チキの特徴は、議論をまとめる能力と、わかりやすい語り口で問題の本質を突く能力。twitterとかでは「ポスト田原総一郎」とか言われてるけど、僕はどっちかというと、「dig」みたいなラジオパーソナリティーとして最も力を発揮するような気がする。

    ダメ出しして自分は安全地帯にいることの不毛さから、代案を示すポジ出しへ。これはだいぶ前から彼がさまざまなメディアで訴えていたことだと思う。
     その具体的な方策として、シングルイシューにアンテナを立て、エヴィデンス、エシックス、ソリューションに関心を払い、その分野でのセミプロ化を目指そうと訴える。もともと省庁の白書を読むのが趣味という作者ならではの意見だが、要は、専門分野や興味を持った分野に関しては、できる限り自分の力で確からしい知識を(時間と手間をかけて)入手し、なんとなく雰囲気だけで語るのではなく、勉強しようということだ。

     筆者は、また、個人の心に問題を還元する「心でっかち」な思考法から、倫理的、功利的包摂アプローチ、すなわち社会疫学的思考法の重要性を訴える。このようなものの捉え方は、やはり、知識を得て勉強して、物事の本質やウラの意味を考える、そうして「1つの事象を多面的に視る」ことによって可能になる思考法であると思う。筆者自身は、「困ってるズ」や犯罪者の更生問題に見るように、弱者への再分配を強く意識したリベラルに近い思考のクセの持ち主だと思うのだが、このような思考法を常に意識づけておくことは、自分に見えていなかった世界が、急に自分に身近で理解可能なものとして捉えられることに役立つと思う。
     そしてそのような思考法は、人間は「困っている人」と「いずれ困るかもしれない人」の2種類に分けられるにすぎず、困っていない人が困っている人に対する想像力を正しく働かせることにつながるというわけだ。

     医者も、病人という身体的・社会的弱者と接する職業に身を置いている以上、率先してこのような思考法をすべきだと思うし、そのような困っている人の支援者やサービスを行う人たちとの横断的な連携を率先して図るべきであると思った。

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著者プロフィール

特定非営利活動法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事

「2018年 『ソーシャル・マジョリティ研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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