大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (幻冬舎新書)

  • 幻冬舎 (2012年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784344982918

作品紹介・あらすじ

ふだん目を背けて生活しているが、日本人は一生に約8・8トンの大便をする。大腸と腸内細菌の最前線を読み解き「大便・通」になることで「大・便通」が訪れる、すぐに始められる健康の科学。

感想・レビュー・書評

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  • 便は腸からのお便り、というキャッチフレーズにシビレました。
    内容はめちゃくちゃ真面目で物凄く勉強になります。
    便は茶色く、水に浮き、柔らかすぎず硬すぎず。
    そうなっていないと腸に問題ありです!また、臭いや、色で腸内細菌の良し悪しが見えるということで、私も日々腸からのお便りを読んで、応えていこうと思えました!
    ヨーグルトと、食物繊維を摂ろう!

    健康な生活は腸から!
    ヤクルト、カルピス、ヨーグルトって良い!

  • 著者の辨野義己(べんのよしみ)さんは、れっきとした理学研究所の研究員です。
    腸内細菌を研究し続けて6000以上の便を分析してきたそうです。
    まさに大便通!ここまでくると凄いとしか言いようがないですね。
    大便の成分の80%は水分、残りの20%が固形成分で1/3が食物残渣、1/3が腸粘膜、1/3が腸内細菌だそうです。
    腸粘膜は、皮膚と同じでたえず新しく入れ替わっているので垢のようにかなりの量が便になって出てきます。
    腸内細菌は、便1g当たり1000万~1億いるというのですから、まさに便は細菌の塊みたいなものですね。
    なんとヒトは、一生(80歳として)で8.8トンの大便をするそうです。
    あー驚いた!

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11573469575.html

  • 腸内環境の大切さと大便の色形匂いからその状態を測れるということを興味深く教えてくれる。各所に見られる小粋なジョークで読みやすい。

  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/571819

  •  この本を読んでから、私はコンディショニングや食べ物についてかなり気を付けるようになりました。購入以来5回は読んだでしょうか。友人・知人、趣向の似ている方にも貸して読ませてきました。
     この男らしい?本のタイトルとコンパクトな新書の中に、腸と食事と健康についてのヒントが沢山詰まっています。


     何について書かれているかって、それはもろ腸の仕組み。私は、そもそも腸について知っているようで何も知りませんでした。うんこが作られることとか栄養素が吸収されるとかその程度。実際には1000種類以上の大腸菌が生息し、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分類されます。この菌種の勢力状況によって便が発酵ないし腐敗して体外に排出されます。なるほど。これがお話の前提となります。

     この腸内環境を善玉菌優勢に導き“発酵”した便を排出するには当然ながら食事が重要です。筆者に言わせると、食物繊維とヨーグルトがおすすめとのこと。ヨーグルトの善玉菌で腸内を善玉菌優勢にし、食物繊維を餌にして腸内で善玉菌を繁殖させ、これで便をすっきり排出すると。誤解を恐れずに言えば便とは毒の排出でもあるので、定期的に排出できるような便を生み出すのが理想です笑

     思うに、ダイエットやコンディショニングを考えると、伝統的な和食が最適なのだろうなと感じました。逆に、糖質制限ダイエットで肉食オンリーみたいな人は腸での腐敗がおきそうです。お米はお米で食物繊維もありますし。まあ結局、動物性たんぱく質の重要性や糖質過多が起こす体調不良のことも諸々考えると、最後はやはり食事はバランス、ということなのでしょうね。面白みのない結論ですが笑。

     ひとつだけ疑問であったのは牛乳否定論者に対して激しく反論している箇所です(P.168)。私もそうした本を以前読みましたが、日本人の8割程度がそうだという乳糖不耐性は、腸内環境を整えていればきちんと分解できるのでしょうか。謎は深まります。。。

    ・・・

     まとめますと、この本は食事や健康に興味がある方には絶対的におすすめです。腸と食事の関係、そして健康への影響がよく理解できます。よく言われますが、人は食べたものでできています。暴飲暴食やスナック菓子の摂取など、頭でわかっていてもやめられない場合も、この本を読むと大分食べる気がなくなります笑。腸にまつわる小ネタも多く楽しく読める一冊です。

  • 「元気のしるし 朝うんち」を読んで、良い便とはどんなものかや、腸に良い食事や運動がざっくりとわかった。
    数年に1度、ものすごい腹痛が起きるので、腸内環境をよくするにはどうすればいいかを、より詳しく知りたくて読んだ。

    内容は、便通を良くすることの大切さや(病気やアレルギーを予防できる)、便の研究の意義が大半だった。
    なので、腸内環境を良くするにはどうすればいいかは、「元気のしるし 朝うんち」の方が情報量が多い。
    ただ、なぜビフィズス菌のヨーグルトがアレルギーの予防にいいか(→アレルギーを促進するTh2細胞を減らすから)や、動物性タンパク質をとりすぎるとなぜ大腸癌になりやすいのか(→発癌促進物質の二次胆汁酸が多く作られてしまうから)がわかってよかった。

    「元気のしるし 朝うんち」を読んだときも思ったけどべんの先生の人柄いいなあ。

    あと、さつまいもヨーグルトは「元気のしるし 朝うんち」でも勧められていたけど、別々で食べてもいいのかな…一緒に食べないといけない理由は書いてなさそうだった。

  • 普段目をつぶっている、大便に焦点を当てるに最適な本。腸こそ万病の源と主張し、食物繊維とヨーグルトが助けになるとのこと。腸高齢化が進んでいるという表現には、笑った。

  • 腸内環境が大便を調べることでわかる!
    ということがわかる。
    第一人者による、類書をみない本。

    ヨーグルトを山ほど取りたくなる。

  • テレビを見ていると、以前番組の企画で便秘を解消したはずの芸能人が、また便秘に悩んでいると何回も何回も健康番組に出ているのを目にする。
    誰もが関心は高くてもなかなか治らないものだ。
    その原因の一つは、食生活だろう。
    この本を読んで気がついたのは「肉を食べると便秘になる」ということ。
    今まで意識することがなかったが、考えてみると一週間程の酷い便秘になる際、焼肉を食べた後が多い気がする。
    おかずの一品で食べる程度は問題ないが、焼肉でほぼ肉しか食べていない日以降便秘になっている。
    体は本当に正直だ。

  • 世界中の誰よりも多くの大便を見てきたと自負するうんこ博士ベンノ先生が書いたうんこの本。役立つ情報が満載であることに加え、飾らない文章が非常に魅力的。毎日のうんこに気を配るようになった。腸内細菌のバランスをコントロールしよう。コアラの食糞文化は初めて知った。

  • うーん、悪くはないと思うんだけど、なんかすっきりしないんだよなあ。まるで便秘のように。

    というのは、データがほとんど提出されていないから。
    「食の欧米化」って言うけど、具体的にどういうもの?食の欧米化で大腸がんが増えたんなら、欧米人はもっと多いはずじゃないの?肉の消費量が15倍だから摂取しすぎってほんと?「きわめて足りない状態が15倍になって適正量になった」ってこともありうるんじゃない?などなど、疑問に思う記述がけっこうあるんだよね。

    腸年齢を推定するアンケートも恣意的。「肉が大好き」にyesだと腸年齢が上がるんだけど、「肉は大好きだけど野菜をたくさん食べることを心がけている」人だってたくさんいるはず。

    てことでもやもやが多い本でした。いや目の付け所とか、基本的な主張はいいと思うんだけど。

  • 私たちは、ほぼ毎日大便という体からの「便り」を受け取っている。
    それは自身の健康状態を確認するのに大切な便りである。
    また、食生活を見直すのにも役立つ。

    理想的な大便は、黄色がかった褐色で、悪臭ではなく発酵臭がする。
    それには腸内環境を、善玉菌優位にしないといけない。
    よい大便のためには、食物繊維、発酵食品を積極的に食べることが大切だ。
    これからは食事にヨーグルトを取り入れようと思う。

  • 腸内の善玉菌の多さは大切。
    ヨーグルト、ヤクルト、野菜。
    良い便通を。
    ・メモ:エストロゲン(女性ホルモン)は乳ガンのみリスクを高める。

  • 解決方法は、食物繊維と発酵食品というありきたりのものだった。

    乳酸菌やビフィズス菌は乳糖やブドウ糖を栄養とし、ウェルシュ菌などの悪玉菌はタンパク質を原料にして有害物質をつくる。肉を食べると腸内の悪玉菌が増えて、臭いも強くなる。

    動物性脂肪は胆汁に含まれる胆汁酸によって脂肪酸とグリセリンに分解され、肝臓に蓄えられる。分泌された胆汁酸は回腸の末端から吸収されて肝臓に戻るが、一部は大腸に流出して発がん促進物質の2次胆汁酸に変わる。

  • 腸年齢・腸内細菌が予防医学に及ぼす影響など興味深く読みました。『大便は自分でデザインするもの』この最終章の部分が重要なのですね

  • 日々良い大便を出すためにはどうしたらよいかを腸内細菌研究者がわかりやすく解説。時折、笑いを狙ったような書きぶりがあったりとサービス精神満載だ。続編も読んでみたいと思わせる良書だ。
    P13
    これまで多くの人の大便を集めてきました。大便を提供してもらった人の数は、おそらく6000人を超えているでしょう。
    P15
    大便は単なる「食べカス」ではありません。多くの人が勘違いしているのですが、食べカスは大便のほんの一部です。実をいえば、大便の大部分は水分が占めています。下痢の場合は90%以上が水分で、これは誰でも「なるほど」と納得するでしょう。でも、ふつうの健康な大便でも、重量の80%は水分が占めている。
    〜では、それ以外は食べカスかというと、そうではありません。〜食べカスはたったの7〜8%しか含まれていないのです。〜水分を除いた固形成分の中には、はがれた腸粘膜も食べカスと同じくらい含まれています。〜固形成分の3分の1は食べカス、3分の1は腸粘膜だとすると、残る3分の1は何でしょうか。実はこれが、私の研究対象にほかなりません。それは、腸内細菌です。
    P49
    古代中国や李氏朝鮮時代までの朝鮮半島には、「嘗糞」と呼ばれる文化があったといいます。人間の大便を嘗めて、その味で健康状態を判断する。儒教の世界でも、子供が老いた親の健康管理のために大便を嘗めることが親孝行とされました。
    P92
    過剰な肉食は腸内に悪玉菌をのさばらせます。それがさまざまな病気の引き金になるのですが、大腸がんに関していえば、とくに問題なのは動物性脂肪。これの摂取量が多いと、大腸がんのリスクが高まるのです。
    〜2000年の調査によると、アメリカ人が1年間に食べる肉の量は、1人あたり平均125.7キロでした。1日におよそ350グラムほど食べている計算になります。〜大きめのステーキを毎日2枚と考えると、相当なものです。
    〜こんな食生活が、アメリカにおける大腸がんの死亡率を増加させました。それを後から追いかけているのが日本であることは、いうまでもありません。
    〜日本人が年間に消費する肉の量は、1人あたり平均45キロ。アメリカ人の3分の1程度ですから、大したことはないと感じる人もいるでしょう。しかし50年前と比べて15倍にも増えているのは、やはり問題です。〜このペースで増えていけば、すぐにアメリカと同じレベルの「肉食大国」になるでしょう。

    P157
    理想の大便を作り出すには、ヨーグルトと食物繊維たっぷりの食事が有効です。「色」や「臭い」を良くするにはヨーグルトの善玉菌、「量」を増やすには食物繊維が必要なのです。
    P161
    とくに私がその威力に驚かされたことがあるのは、メカブです。あるとき、山ほどのメカブの入ったうどんを一度に2人前食べたのですが、その後で出た大便がすごかった。ニシキヘビかと思うような極太の大便が2本、スルスル!と出たのです。私の長い大便チェック歴の中でも、これは最高の出来映えでした。感動のあまり、写真に撮ってからトイレで流したほどです。

  • 借りたけど…目を通さず。
    これまでの辨野先生の本の内容と、そお変わらない。

  • 医療職してますが、とてもためになりました。
    便から健康状態を読む。とってもたいせつなんだなー。

  • 排泄物のお話、となると抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでおいて損はない本です。
    便の状態から自分の健康状態を把握する考え方は良くありますが、なぜそういった状態のものが出るのか、どうしたらより良い状態に改善できるのか、そこをしっかり理解出来るので、正しいしくみに基づいた行動をとれるようになります。
    しかも、とっても分かりやすいです!
    ちょっとビジネス書やがっちりした自己啓発に疲れた時にオススメです。

  • 良書。
    大便、大腸、大事。
    著者のような専門家がいるとは。いろんな人が世の中にはいるもんだ。
    最近、タンパク質が大事で、炭水化物が悪者にされているが、やっぱりご飯は大事。穀物大事。
    善玉菌が大事。ヨーグルト、ヤクルト。
    バランスのとれた食事が大事ということか。
    適度な運動、いろんなものを食べる。でも食べ過ぎない。睡眠、休養。
    偏らない生活を心がけよう。

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著者プロフィール

辨野義己(べんの・よしみ)
一般財団法人「辨野腸内フローラ研究所」理事長、国立研究開発法人理化学研究所名誉研究員、十文字学園女子大学客員教授、日本微生物資源学会名誉会員。
1948年、大阪府生まれ。酪農学園大学獣医学部卒業。東京農工大学大学院獣医学専攻科を経て、理化学研究所に入所。2009年、同所バイオリソースセンター微生物材料開発室室長を経て同所科技ハブ産連本部辨野特別研究室特別招聘研究員。2021年3月末退職後、現在に至る。1982年、東京大学農学博士学位授与。半世紀にわたって腸内細菌の分類と生態に関する研究を続けている。主な著書に『ウイルスに負けない!腸を元気にする新常識』(宝島社)、『健康寿命は腸内細菌が決める』(集英社インターナショナル新書)、『長寿菌まで育てる最高の腸活』(宝島社)など多数。

「2022年 『最高の睡眠は腸活で手に入る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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