仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか (幻冬舎新書)
- 幻冬舎 (2013年3月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982994
作品紹介・あらすじ
モチベーション高く働く-。意欲が常に湧き上がっている、理想とされる働き方だ。モチベーションという言葉が仕事の場面で使われ始めたのは2008年のリーマンショック頃。以来、時を同じくして職場うつの問題が急浮上。高い意欲を礼賛する風潮が、働き方を窮屈にしたのだ。そもそもモチベーションとは、ささいな理由で上下する個人の気分。成果を出し続ける人は、自分の気分などには関心を払わず、淡々と仕事をこなす。高いモチベーションを維持する人などいない。気持ちに左右されない安定感ある働き方を提言する。
感想・レビュー・書評
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「モチベーションという考えが頭の中に浮かぶシチュエーションとしては、危機感も抱いておらず、プロセスに没頭もしていない状況、いわば”弛緩した状況”」とぶった斬る。「他人には悪影響を与えないように機嫌良く振る舞うことは同僚たちへの礼儀であり、社会人としてのマナー」「長期的な視点で自己成長を図る"道"の方向と、労働の持つ社会性の観点である"つながり"の方向とに意識を向けて仕事をしていくことが望ましいあり方」
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■モチベーション
A.やる気というのは自分自身の内面のはずなのに、それが高まらないことについては外的要因に責任を求めたがっている
B.モチベーションという考えが頭のなかに浮かぶシチュエーションとしては、危機感も抱いておらず、プロセスに没頭もしていない状況、いわば弛緩した状況にある時ということになる。
C.ほとんどの企業が完全に勘違いしている。企業は社員に「やる気を起こさせる」必要があるのではない。「やる気を無くさないようにする」必要がある。
D.欧米では残業は恥である。
E.ハイパフォーマンスの多くに共通する特質を挙げるのであれば、人一倍の成果思考でもなく、競争心でもない。柔軟性である。
F.出来る人は「型」と「習慣」で体をうごかす。 -
今の自分にぴったりな本。気分屋でモチベーションがあるときとないときの差がすごいから。
いかに感情に左右されずに、行うべきことを実行できるか、継続できるか。
キーワード
○ルーティン化
→自由度が高まったために、考える時間が増えた。計画の重要性
○所属欲の低下
→雇用不安が原因 -
大事だよね、機嫌がいいって状態でいること。
仕事についても、自分のすべきことをコツコツ仕上げてゆく。
基本だと思う。 -
自営業者はモチベーションに関わらず働かざるを得ない。だから、モチベーションは会社員にしかない考え方だ。というのはなるほどと思った。一応休みとか、自営業者に比べたらとりやすいでしょうしね。
出来る人は、好不調に関わらず、仕事のやり方というのを押さえており、モチベーションに関わらずアウトプットを出せる。ということなんですが、これは経験がなせるワザなんじゃないのかなと思う。
結局のところ、自分の課題は何か、どうすれば克服出来るか、というのを常に考え、スキルアップしていくことが大事なんじゃないかと思う。そのためには、成長して行ける場としての職場も必要ですね。 -
最初のほうは、なるほどなー、と興味深く読めたのだが、途中からどうでもよくなってきた。内容が薄い。
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浅く狭く紋切りな展開にモチベ下がる
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インプットが多いみたいだが結論はあまり同意できなかった。てかわかりにくいしあまりロジカルではないように思う
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高いモチベーションを維持する人などいない。気持ちに左右される時点で終わっている。
モチベーション=やる気というのは自分自身の内面のはずなのに、高まらないことについては外的要因に責任を求めたがっている。
思考停止ワードの代表格である。モチベーションという考えが頭のなかに浮かぶシチュエーションは、危機感がなく、プロセスに没頭もしていない、結果に向き合っていないゆるゆる状態。
社員に「やる気を起こさせる」必要があるのではない。「やる気を無くさないようにする」ことに気を付けてば良い。