新老人の思想 (幻冬舎新書)

  • 幻冬舎 (2013年12月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784344983311

感想・レビュー・書評

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  • とかく元気な高齢者を
    誇大に映すメディア。

    私たちは錯覚している。

    「現実」という言葉が
    百人の内、九十九人の
    状態を指すならば、

    元気で長生きは理想で
    あって現実ではない。

    現実は多くの人たちが
    寝たきりなど要介護の
    状態になるのである。

    家族をはじめ社会保障
    の担い手たる世代が、

    それを支えるのである。

    老衰とはそういうもの。

    曰く至って自然の摂理。

    今後、年金受給年齢が
    さらに後ろ倒しにされ
    雇用が延長された場合、

    退職後に元気に過ごす
    時間は益々短かくなる。

    もはや私たちが目指す
    べきは単なる長寿では
    ない。

    それより健康寿命こそ
    延ばすこと。

    そのために今という時
    のなかで、

    健康増進と体力維持に
    励むことである。

    長寿祈願より健康祈願
    なのである。

  • 飾らない言葉で、本音で書いているので、とても語りかけられているようで、読みやすい。

    「自分のことを棚に上げて」がモットー

    P 83〜 タイプA,B,C,D,E 自分はどれになるだろうな?って思った。自分はどれになりたいかな。 先進技術志向型と放浪志向型ならいたいかなって感じた。

    豊かなについてもっと考えてみようっと。

  •  五木寛之 著「新老人の思想」、2013.12発行、著者81歳の時の作品です。読み応えがありました。時代を超えて、永遠に変わらないもの、人間の欲、男女の情、人生の期限、そして生病老死。右を向いても左を見ても年寄りばかりという時代。どう生きるかよりどう死ぬかが問題となる時代に入った。60歳~90歳は、死をどう迎えるかと体のケアを。古稀とは第三の人生の前半の出発点であるにすぎない。豊かさとは何か、何を捨て何を残すか、自分のライフスタイルを貫ければ嬉しいですね。
     老人の自立と独立を説いた書。五木寛之「新老人の思想」、2013.12発行、再読。 ①養生は大人のたしなみ ②後期高齢者への3つの難関は、病気(健康)、介護、経済。 ③立って歩くことの重要性。生活とは、立つ、歩く、坐る、寝るの四つに尽きる。

  • 世代間ではなく、老人世代同士で負担を分かち合うとの提言が新鮮で覚悟を感じる。言葉の端々にユーモアがあり、楽しく読める。

  • うちの雑誌に似たような記事が載っていたので、もっと詳しく知りたいと思って読んだけど、なんかふわっふわでつかみどころがなかった。新書というより、エッセイ、というかんじ。

  • 気ままなエッセイ集です。「思想」とタイトルに付けるのは恥じるべき。

  • 何も後に残らなかった。
    一言で言えば、老いに抗うなということだったかな。

  • 久米書店

  • 自分にできないことを人にすすめるのはナンセンス。
    要するに、明るい未来しか語りたくない。
    繰り返し書く。
    自分の過去を捨てることは難しいが、守り続けことも難しい。老人は荒野を目指す。

  • 日刊現代のコラム?をまとめたもののせい?か文章がひどい。
    死に向かうわが身として「何か」を求めて読んだのだが、糸口は見えない。

  • 少なくとも10代が読む本ではなかった・・。

  • 人生50年だった昔がいまや人生80年、
    いやいや90年になる。
    人生75年くらいが、ちょうどいいんではないかという
    五木さんの主張です。

    半日がかりで部屋を整理しても、何の変わり映えも
    ないことに愕然とする、という行為に
    共感を覚えました。唯一ここだけが面白かったです。
    あとは、夕刊紙のぬるい文章そのままです。

  • ブログに掲載しました。
    http://boketen.seesaa.net/article/390019991.html
    五木寛之の「老いの繰り言」芸

    五木寛之が「日刊ゲンダイ」に毎日書いているというエッセィを、老人問題に絞ってまとめた本。
    「新老人」という五木の造語は、新人類というような意味合いで、「やたら元気な老人」をさしている。深い意味はない。

  • マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや
     寺山修司
     
     「若年階級」「勤労階級」「老人階級」。どきっとするこのネーミングは、傘寿を過ぎた五木寛之によるものである。近刊の新書で、現在の日本が「大きな階級対立の渦中にある」と指摘しての命名だ。
     掲出歌は、その新書に引用されたもの。「身捨つるほどの祖国」を問うた寺山修司は、享年48。あらゆる芸術ジャンルで活躍し、「老人階級」を知らずに旅立っていった才人だ。
     リタイア後の「老人階級」の時間は、実は途方もなく長い。個々人によるけれども、30年近い年月だろうか。五木も、「人生を二度生きる必要がある」と説いている。
     テレビなどでは、超人的な活躍をする「スーパー老人」を押し出し、明るい話題を提供しているが、現実はどうなのだろう。
     明るい未来に向けて政策を立てるのは大切だが、明るい未来しか語ってはいけない、ということはないはずだ。
     五木いわく、「諦める、ということも重要だ」。とはいえ、その「アキラメル」という言葉は、「明【あ】きらかに究める」という意味で使っているそうだ。救いがたい現実から目をそらさず、まっすぐに見通す意志こそ、「アキラメル」。本紙で連載中の「親鸞完結篇」の執筆を通じての、実感なのかもしれない。
     人間、生きているだけでも大変なことだという事実のうえに、「ナチュラル・エイジング」の姿勢も提案されている。齢の重ね方を考えるにも、「勤労階級」の人々にこそ読まれていいような1冊。

    (2014年2月23日掲載)

  • これから大多数をしめる
    ご老人たちの新しい老人の形のはなしでした。
    わたしにはちょっとはやいかな~

  • 超老人社会がやってくる、大変だから覚悟せよ、というむしろ後ろ向きの内容のフレーズが何度も出てきて、うんざり。もっと、ポジティブに捉えた提言を期待していただけに残念!

  • 最近こういう本が多いけど、これは新しい切り口だったなと思う。この時代を生きていくための老人のこころがまえというか。こんな柔軟な考え方の80歳に私もなりたい。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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