エゴの力 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 63
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983632

作品紹介・あらすじ

恋愛、結婚、進学、就職、転職、起業…人は人生の岐路で悩んだ時、第三者の助言やマニュアルを頼ろうとするが、結局何を選択するかを決めるのは自分自身。その人の「エゴ」である。つまり、失敗しない人生を送るには強くて健全なエゴを育てるしかない。博覧強記の著者が古今東西の文献、偉人の足跡からその人物のエゴが光り輝いた患動的瞬間を蒐集。人生の定理とともにエゴという力の蓄え方がよくわかる画期的自己啓発エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 石原慎太郎の自慢話。

  • 石原慎太郎 著「エゴの力」、2014.10発行、さらっと一読、読後感はよくありません。自分の人生を決めるのは己のエゴ、個性、感性以外にないとの主張です。エゴと言う視点、尺度から個性、恋愛、スポーツ、教育、政治などを語ってます。自分の事、弟の事、子供のことなど自慢めいた話があり鼻持ちならない気がしました。一方で三島由紀夫は剣道で高段をもらい本人もその気になっているが実際は1~2級だとか、運動神経が全くないと虚仮にして・・・。頭はよくて損得の得はあっても、人徳の徳はない人だなと、改めてその思いを強くしました。

  • 2016年10月29日読了

  •  本書における「エゴ」というのは「自我」とか「個性」に置き換えて良いもので、強い自我が自分の人生を切り開くのだ、ということが過去の文学作品やいろいろのエピソードを交えて紹介されている。

     著者がとても自我の強い人なので毀誉褒貶あると思うけれども、本分から外れた読み方をすると2章の「恋愛、夢」あたりは石原の恋愛小説論だと思って読むとなかなかおもしろい。恋愛ほど己のエゴが発揮される場所はなく、エゴの発露の描写として恋愛小説がある、というのは個人的には斬新な試みだと思う。
     なにしろ他の章に比べるとここの部分だけいやに筆がノリにノッていて、ああ、やはり文学の人なのだなぁ、という感慨があった。

  • 昔のあの体験よかったなぁー、っていう爺様の回顧録。職業柄、聞いてもないのにこの手のはなしをダラダラ続けるおっさんに接することも多いので、読んでる最中も「あーはいはい、よかったでちゅねー」と流してた。

  • 2015/11/09 引用が多い。みんながみんな文学作品や歴史を読んで知ってると思ってんのか?それこそエゴだった。あまりに引用の仕方が下手くそすぎて全く内容が入ってこなかった。糞作品。

  • 【生き方】エゴの力 /石原慎太郎 /20150513(56/340)<664/12644>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・著者の考え方は偏っていたり、また成り立ちから一般市民とはおよそ遠いバックグラウンドではあるものの、歯に着せぬ物言いは結構魅力的。
    ・エゴと言う言葉にはどこかNegativeイメージがあるが、この本で結構改められた。持つべきことはエゴ。その為に趣味を極める。

    ◆引用
    ・人生には様々な岐路があるが、何を選ぶかは所詮、自分自身で選ぶほかない。その選択の起点は自らのエゴによるものしかない。頼れるのは己のエゴ、個性、その個性を司る感性。
    ・エゴとは人生を左右する力、人間の個性。個性とはその人間の感性の発露、絶対の定理。
    ・己の表示であるエゴを躊躇せず素直に示すことでこそ、それぞれの人生は拓けてくる。
    ・フォークランド紛争:イギリスのかつての名声を世界に向かって復活させた。サッチャー単独の決断
    ・石原慎太郎:挑戦
    ・過剰な情報が人間のエゴを歪めて抑制してしまう。
    ・人生様々な出来事が待ち受けているが、その行程の様々なハードルを越えて納得のいく人生を過ごすだめに必要なのは、人間の備えた強さを存分に発揮すること。人間の強さは、その人間の備えた個性の力。自我のちから、エゴこそがその人生をしっかりささえる力。その個性をエゴを他に比べて際立たせる方法は、結局人間のエゴを司さどる脳の働きを促進することで感性を研ぎ澄ますほかない。如何に感性を研ぎ澄ますか、いかに強く育てるか、そのためには自分の好きなことに耽溺する以外ない。換言すれば、趣味を持ち、その上達をはかることで、初めて形成されていく。エゴという力を蓄える努めを心して行うこと。
    ・色即是空空即是色:全ての物事は変化する、それこそが人間にとって絶対真実。この世ではだれも時間に追いつくことはできない。
    ・節約でなく浪費こそ最大の貯金。身分不相応でも高級品を与える。
    ・子供達を高いところに登らせる。上から平常自分たちが脚で立っている地上を眺めまわずことは、もっと大きな人間の世界への基本的な認識を与える。その大きな感覚的な引き金になる。
    ・日本人:エゴが弱い。日本を取り巻く荒い海洋条件によるもの。
    ・田中角栄:米国の虎の尾を踏んだ。原発政策で核燃料を米国に頼らず調達しようとした。
    ・金:いつ何のために使うかで人生が多様に変わってく。その使い方によってさゆうしかねぬエゴ、感性が形作られる。その意味で、金は単なる金ではなしに、人生を左右する、極めて微少な人生のための小道具。

  • 人間と、他者との違いを司る個性をエゴとして捉え人生における支えとなるその力を育む重要性、人生の定理を著者の回想録をもとにまとめられた一冊。エゴないしはエゴイストと聞くとマイナスなイメージが植え付けられるこの国や組織において、人間の個性(エゴ)の閃きによる創意の価値を尊重しようとする強いメッセージが伝わってくる。

  • エゴを持った人間ではないと大きなことはできない、俺はエゴを持ってるんだぞ。そういうメッセージだけ伝わってきました。

  • エゴというと、自分の欲の実現のために、他者の犠牲も厭わない人の卑しさ…みたいなネガティブな印象のあるのが一般的だと思います。

    本書では、人が人たる推進力を得るパワーの源みないたポジティブな意味で、エゴを強く持つことを勧めています。ただ、エゴを持つための指南書ではなく、個性、恋愛、肉体、教育、金とのテーマ名を絡めて、著者のこれまでの人生を通したお話をしています。

    ボクにとっては飛んでも元気のいい、アナーキーな思想のおじいさんの印象(と期待)があるのですが、本書は穏やかな回想録のような一冊でした。

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著者プロフィール

1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。

「2019年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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