- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344983694
作品紹介・あらすじ
「少食にしているのになぜ痩せないの?」と不思議に思うことはないだろうか。実はこれには体内リズムをコントロールしている「時計遺伝子」が関わっており、その鍵となるのが「朝食」である。なんと朝食を食べない人は、カロリー摂取が少ないのに、食べている人に比べて5倍も太りやすいのだ。また朝食で発する熱量は夜食の4倍大きいなど、朝食は代謝を大きく上げることが明らかに。82歳で病気知らず、いまも現役で学生を指導する女子栄養大学の副学長が、時間を活かした画期的なダイエット法を伝授。
感想・レビュー・書評
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1&t阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/630383詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食事と太るの関係とは?
朝食を食べないと太る
なぜ食事量が少なくても太るのか?
時計遺伝子(人間の中に備わっている時計)が朝食をとることによりリセットされるため、朝食を抜いてしまうと時計を狂わせてしまうから
どのようにしたら痩せることができるのか?
バランスのとれた朝食をとる
炭水化物の主食、タンパク質の副菜、ビタミン・ミネラルなどの副菜、お味噌汁・スープなど
自分自身も朝食を食べずに1日2食にしたり実際に食事量が少ないのに、痩せていない人をみているので、朝食をとるこで時計遺伝子がリセットされて消費エネルギーが高くなることを知り、自分の身体でも検証してみたいと思った。 -
体内リズムをコントロールしている時計遺伝子のカギとなる朝食の大切さについて書かれてある。
・起床後2時間以内に朝食を食べないと、体内時計はリセットしない。
・生活習慣病の発症頻度が最も低いのが7時間睡眠。
・糖質制限ダイエットは寿命を縮める。
・朝食のお勧めメニュー
菓子パン厳禁。手軽なのはシリアル。
・夕食は夜の8時までに。
・GI値の低い食品を食べる。
高GI値:ジャガイモ90、ニンジン80
低GI値:トマト、レタス、ホウレンソウ、ナッツ
・テロメアとは命の回数券。 -
漠然と、夜よりも、朝とか昼に食べた方が、同じ量食事しても太らない、ということは知られているけれど、それを「時計遺伝子」の観点から説明している本。時間栄養学というらしい。特に朝食が大事なんだそう。
へーって感心することが結構あった。
・25時間の体内時計をきちんとリセットするためには、バランスのとれた朝食を起床後2時間以内に食べなければいけないそうだ。朝食は炭水化物だけではNG。せめてタンパク質を組み合わせる必要あり。朝食をとることで、一日の消費エネルギーが2割増しだって。
こういう観点から、朝食の重要さを説いている本は初めて読んだかも。
・脂肪を合成する時計遺伝子ビーマルワンが活性化するのは、20時~2時の間。→この間に食事をするとせっせと脂肪をため込むことになる。逆に、不活性化するのが、10時~16時。甘いものやカロリーの多いものはこの間に食べれば、脂肪になりにくいとのこと。
・寿命を決めるテロメアも時計遺伝子と関係あり。時計遺伝子を無視した生活を送っていると、テロメアにも悪影響を及ぼすんだそうな。。。
久々に役立つダイエット本だった。ちょっと実践していこう~っと。 -
「時計遺伝子」と「朝食」については一読の価値ありと思われるが、あとは最近のダイエット本の寄せ集め的な印象で、いったん整理をしてみたい人には有用かもしれない。