幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日 (幻冬舎新書)

  • 幻冬舎 (2015年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784344983779

作品紹介・あらすじ

人は必ず死ぬとしても、誰もが平均寿命ぐらいは生き、家族に見守られ、穏やかに旅立っていけると思っている。でもそんなことはない。明日、事故に遭うかもしれないし、病気で余命わずかと宣告されるかもしれない。著者は、突然に死に直面して混乱し、後悔を残したまま最期を迎える患者さんを多く看取ってきた。なんとかしたい、少しでも満ち足りた気持ちで旅立ってほしい――そんな想いに突き動かされ、幸せとは何か、今をどう生きるかを問う。若き外科医による、熱く清新なる「メメント モリ(死を想え)」。

みんなの感想まとめ

死をテーマにしたこの作品は、幸せな死を迎えるための考え方や生き方について真摯に問いかけています。著者は、死を飛行機の着陸に例え、穏やかなソフトランディングを目指す重要性を説いています。自分自身の本音に...

感想・レビュー・書評

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  • 若き外科医(当時34歳)による
    幸せな死について真摯に書かれた本。

    死へのカウントダウンを飛行機の着陸にたとえていたのが印象的で、出来ることなら穏やかに
    ソフトランディングしたいが、幸せな死のためには、自分の内なる本音に耳をすまし、一生懸命
    生きて、逆説的だが、いつ死んでも後悔する
    生き方をするべきと。

    人は生きてきたように死んでいく。

    幸せな死とは、あなたとっての幸せな死
    ではなく、あなたの大切な人にとっての
    幸せな死である。

  • そんなに新しい発見があったわけではないが、大切な視点を提示している良著。
    著者は、書くことによって昇華させなくては、耐えることのできない毎日を送ってきたのだと感じた。

    幻冬舎の見城氏に見出されたと、後書きに記されている。
    どこかに、「書く技術を持つ人を探すのではなく、書かずにはいれない衝動を抑えることができない人を探すのが、編集者というもの」という趣旨の文章を見城氏が書いているのを読んだ記憶がある。
    まさにそういう人、と感じた。

  • 医師になって9年目の外科医。
    死に向き合う様子が初々しく、
    優しい人柄が思い浮かぶ。
    研修医シリーズは新刊以外は読破。

  • 一気に読み終わりました。
    医療人として、人として、死と向き合うことができました。
    人は必ず死にます。
    死に自分の人生の舵を取らせたくないと、思いました。そのためには、幸せに生きることが大事。

  • 医師の視点から死について語られた本。幸せのハードルは自分で動かす。主体的に生きることや死を想定すること、自分の存在の代わりはいくらでもいるということも達観し、理解した上で今を一生懸命に生きることの大切さが書かれている。自分自身も入院や手術を経験したから、痛みを取り除くことの大切さや、病院での長い夜の孤独や不安、睡眠薬等の使用も時には必要等々、大賛成!こんな先生がもっとたくさんいてくれたらいいのに。。自分が死に直面したら、先生に診ていただきたい。

  • 4年前に母を、昨年に父を見送りました。
    いつか必ず来ることは分かっていましたが、悲しさと寂しさを実感しています。ふとした時に子どもの頃のやり取りを思い出し、何とも染み染みとした思いを噛み締めています。
    現在、とても苦しく辛い状況が続いていますが、一刻も早く此処から抜け出し、残された時間を幸せに過ごしたいと改めて思いました。
    いつ死ぬか、なんて分からないのですから。

  • 最近、4人の死を看取りました

  • 死を正面から考えさせられると、明石家さんまさんの「生きてるだけで、丸儲け」の言葉が心に染みますね。

  • 2022.1214

  •  人はいつ死ぬかわからない(みんな、平均寿命ぐらいは生きれるとおもっているけれど・・・)。メメントモリ(死を想え)。現代の日本では、「死」はタブー視されているが、人生は締め切りがわからないプロジェクト。中山裕次郎「幸せな死のために、一刻も早くあなたにお伝えしたいこと」、2015.3発行。自分の本音を見よう。歩けなくなる前に行きたいところは。目が見えるうちに見たいものは。食べられるうちに食べたいものは。話せるうちに誰と何を。聴きたいものは何。「きっといつかは~」はもうやめて。「今」です。と。 

  • 死について。

  • 三十代前半の医師が書いた、死についての新書。

    青臭くて浪花節な理論が白々しい。まだ思春期なんだと思う。

    生命保険の必要性が執拗に書かれていて、鬱陶しかった。

    こんな医師に診察されたくない。

  • 12月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?amode=2&kywd=4311487880

  • 若手外科医の経験から感じた、生と死、医療への考えが述べられている

    生きてたように死んでいく
    死ぬ時に、家族や友人からの対応で生きてたときの、その人となりがわかる
    死はいきなりやってくる
    日ごろから周囲に感謝しよう

    死んだら後悔するように毎日を生きよう
    必死で目標に向かって生きていれば、途中で死ぬのは悔しいはず。そう思えるように毎日努力しよう

    伝えたい内容としては、少しありふれたものなのかもしれないが、著者の伝えたいという熱い思いがひしひしと伝わってきた

  • 泣くな研修医
    を読んで、この本も読みたくなった。

    P207
    幸せな死とは誰にとって幸せなのでしょうか?
    あなたの幸せでなく、あなたの大切な人にとっての幸せな死なのだと考える。
    私たちは、大切な人のために、大切な人をより大切に慈しむために、「幸せに死」んで行かなければならないのです。

    とても、医療と死に対峙している方だと思った。
    難病を持ち、診てくれるドクターがなかなかいない、私の主治医になって欲しいと、心底思う…
    外科では無いので無理かな。
    こんなお医者さんばかりの世の中になることを願います。

  • 筆者の死へ対する感情を赤裸々に語っているのだが、自分は、著者と年が近く、未婚ということで共感する点が多かった。
    考えが近い人の、等身大の死に対する思いと、生きているうちに何がしたいか聞けたからだろう。ほんの少しだけ、死を受け入れる準備ができた気がする。
    明日死んでも後悔しませんか?と、この手の本ではよく言われており、自分は後悔する、だから不安でたまらなかった。しかし、筆者はいつ死んでも後悔する生き方を、と言い切っており、なんだか少しだけ安心した。
    自分は死がとても怖いのだけど。それは今の日々がそれなりに幸せで、それなりに満足しているからこそ、怖いのだ、と改めて気づく。
    そして、それは否定されることではないんだな、と思った。

  • 泣くな研修医を読んで、こちらも読みました。リアリティーのある内容で、死ぬ事について考えさせられました。

  • 「泣くな研修医」が思いの外良かったので、著者のツイッターをフォローしこちらも読みました。これまでにも似たようなテーマの、他の医師の著書があったような気もするが、ご自身も「まだまだ医師としても半人前な自分でも、やっぱり伝えたい」という熱い思いが伝わってくる。
    一言で言っちゃうと、みんな、いつかは死ぬのだということを、ちゃんと受け止めて、今を生きよということだ。読者としてはもう少し、実際の現場で起きていることをリアルに知りたい気もするけど、もちろん本のために受け持った患者さんを売るようなことはできないのだろう。
    茨木のりこさんが、生前に自分が死んだ後に友人に知らせる手紙を用意されていたという逸話が心に残った。私もそんな風に逝きたいな。死んだ後に人に迷惑をかけないようにしておきたいな。無駄な香典のやりとりとか、したくないな。
    幸せのハードルを下げる、という処方箋は、本当にその通りだと思う。私もいつも、当たり前にある日常に感謝して過ごそうと思う。

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著者プロフィール

1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。現在は湘南東部総合病院外科勤務。著書に『泣くな研修医』シリーズなどがある。最新作は『やめるな外科医 泣くな研修医4』(幻冬舎文庫) 。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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