マンガの論点 21世紀の日本の深層を読む (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 91
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (774ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983809

作品紹介・あらすじ

10年前すでに戦争とテロと格差社会を描いていたマンガは、つねに世相の3歩先を映し出す予言の書である。そしてその後、何を予言し的中させてきたか。マンガを論じるとは、まさにこれを読み解くことでもある。『デスノート』『ソラニン』『すーちゃん』『へうげもの』『闇金ウシジマくん』『20世紀少年』『この世界の片隅に』『JIN-仁-』『PLUTO』『鋼の錬金術師』他からフランスのマンガBDまで、この10年間の数百冊を取り上げ、読み方のヒントを明示し、現代日本の無意識をあぶりだす。

感想・レビュー・書評

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  • マンガの見方
    売れる面白いには理がある
    あらすじの説明よりも内容の深読みがある
    漫画は日本の文化である

    海外発信するようになった

  • クソ長くクソ分厚いのだが1章1章が力が入っていて読み応えがある。マンガを作品単品の批評だけに留めず、現代政治、芸術、音楽、歴史、哲学など幅広いものと比較し考察している。どれも元のマンガが読みたくなるという意味でも最高の漫画紹介本である。

  • <b>800ページ近い分厚い新書。直近10年間のマンガ評論</b>

    著者はフランス文化専門の大学教授。
    マンガ評論も歴史感を持って取り組むべしとの持論あり。

    しかし、公平な評論などある訳もなくかなり著者の好みによる評論も多い。

    著者の好み
    ポスト団塊世代で、いわゆる「マンガ読み」が好む作品が好み。
    何かしらの歴史、伝説などの暗喩が認められる作品を好む。
    エロいメタファーも大好き(ありがち)
    「へうげもの」「海獣の子供」いがらしみきお、山上たつひこetc
    フランスコミック(BD)、メチャ推し(微妙に違う気がするのだが)

    マンガランキングについて
    単なる人気投票、期待感でのランキングを嫌う。
    「このマンすご」嫌い。「このマン読め」好き(ハイブローw)。
    「デスメタ」大嫌い。「テラフォーマーズ」なぜか好き。
    しかし、現代のマンガジャンルが膨大にあるため複数のランキングを利用したアンテナの必要性を痛感している。

    しかし、800ページ近い本を通勤に持ち運び、電車で読むのは苦労しました。
    電子書籍を本気で考えたくなりました。

  • 分厚い。774ページ。10年にわたって数百冊ものマンガを取り上げ、かつ熱量の高い解説が続く。著者のマンガの見方に賛成するところも首をかしげるところもあるが、一番一番の相撲に集中してる感は見事。

  • マンガがこれだけあることやフランスマンガがあることにはびっくりである。しかし、中国のマンガを説明できないのは、流行ったマンガしか説明できないという雑誌連載の限界がある。

  •  幻冬舎月刊PR誌「星星峡」(2006年7月から2013年11月)、ウェブサイト「幻冬舎plus」(2013年12月から2014年10月)に連載されたマンガ時評「マンガだけでも、いいかもしれない。」をまとめたもの。

     774ページの大部だけに読み終えるのには時間がかかった。

     読みたいマンガがたくさんあり、これから忙しくなりそう。

     「マンガだけでも、いいかもしれない。」「マンガのほうがアクチュアルである」とはその通りかも。

     副題「21世紀の日本の深層を読む」とあるが、そこまでは踏み込めていない印象。

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著者プロフィール

1954年生まれ。学習院大学フランス文学科卒業。パリ第十大学第三期文学博士号取得。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得修了。現在、学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。フランス文学はもとより、映画や音楽、日本の漫画など、幅広い領域で活躍。著書に『最後のロマン主義者--バルベー・ドールヴィイの小説宇宙』(中央公論社)、『映画作家論--リヴェットからホークスまで』(平凡社)、『文章読本--文豪に学ぶテクニック講座』『反=近代文学史』(共に中公文庫)、『フランス映画史の誘惑』(集英社新書)、『ただしいジャズ入門』(春風社)など多数。ほかに、ラディゲやマンディアルグ、バタイユ、コクトーなどの翻訳も手掛ける。

「2020年 『NHK「100分de名著」ブックス アルベール・カミュ ペスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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