人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 351
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983922

作品紹介・あらすじ

教養とは人生における面白いことを増やすためのツールであるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。六十歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、ビジネス界きっての教養人でもある著者が、読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法のすべてを明かす!

感想・レビュー・書評

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  • 簡潔に、とても分かりやすく書かれている。

    特にグローバルな視点から見た教養の話が面白かった。
    アメリカに住んでいたことがあるが、1番困ったことは英語が話せないことよりも、話す内容がない(教養がないこと)だった。そういった私の体験からもすごく腑に落ちる内容だった。

    子育てにもとても参考になる本だと思う。


    ほかの著書も読んでみたい。

  • 1年のうち、労働時間は残業含めて約2000時間、残りは8760時間。実に労働時間は約2割。仕事以外のところの生き方をどう生きるかが自分にとっては大事。教養は人生を楽しむツールとなる。様々なことに興味を持つことは、自分の頭で考えることにもつながる。

  • 面白かった。本書はライフネット生命保険株式会社の代表取締役兼CEOの出口治明さんにより書かれている。三重生まれで京都大学法学部卒、ロンドンで働いた経験があるという。やはり外国に居住して揉まれた人は一味違う。書評を書き始めた出口氏は、なんと私の大好きな成毛眞氏よりお声掛けがあったという。類は友を呼ぶというが、2人はうまく気が合いそうだ。出口氏は本書中数字をよく引用し、分かりやすく話を進めてくれる。ただ、あまり一般的ではない比喩を用いることが多々ある。しかしこれも勉強になった。

    以下、本書よりお気に入りの言葉たちを引用。
    「修飾語を取り除いて考える。国語ではなく算数で考える。」

    「今更遅いはサボるための言い訳、今の自分が一番若いのだから、今夜すぐに挑戦すればいい。」

    キケロ「自分が生まれる前のことについて無知でいることは、ずっと子どものままでいることだ。」

    「北欧では選挙について、以下のように教える。「もし、あなたが有力候補を支持するのであれば、三つの方法がある。すなわち、有力候補の名前を書いて投票するか、白紙で投票するか、棄権するかのどれかである。逆に有力候補を支持しないのであれば、あなたには一つの方法しかない。すなわち投票に行って別の候補者の名前を書くしかない。」

    「時事問題は、本音は何か、動機は何かで読み解ける。動機あるいは結果的に得をするのは誰かを常に考えるクセをつけることが大切。もう一つは、本音のところでどういう動機なのかという見方をすれば、読み間違えることが少なくなる。」

  • この本で、世間のフィルターを通した情報を鵜呑みにしていることに気付きました。

    たくさんの知識に触れ、あらゆるものの情報について詳しくなると、ひとつの物事に対する見方が無数に広がり、偏見という名の思慮の浅さが抜けてきて、垢抜けてきます。

    やると決めたことは、例外なくとことん向き合っていこうと思いました。

  • 「数字・ファクト・ロジック」「人・本・旅」「タテ・ヨコ」など、シンプルで本質を突いた言葉が多く、語り口も分かりやすく、自分の頭で考えること、鵜呑みにしないことを守備一貫して述べている。

  • 自分の頭で考えることの大切さを教えてもらったほん。もっと早くこの本に出会いたかった。とはいえ本書のなかでも、いつからでも遅いと言うことはない、今から学べばいい、と書いてある通り、これから少しずつ教養を付けていきたいと思う。

  • 教養は人生を楽しむために必要なもの。自分の頭で考えるためのツール。

    地球誕生から46億年、そのなかでホモ・サピエンスの歴史はたったの20万年。地球の歴史に占める人類史は0.004%!数字で理解すると驚く。それに比べて私の人生はなんて取るに足らないのだろうと思える。

    価値観も100年も経てば大きく変わるし、常識も価値も移り変わる。人類がどこまで続くかも分からない。

    一旦、俯瞰して自分や社会を捉えること(膨大な時間軸の中のひとつの点と理解すること)は大前提とした上で、自分の理想的な生き方を実現するために教養はある。知っていることを毎日わずかでも着実に増やしていき、積み重なったものが教養。

    著者は教養を身につける方法として、本・旅・人を挙げている。確かに、効率良くこれまでの人類が築き上げた知識を収集するには読書は適しているし、土地や物や空気や人に実際に触れないと気付けないこともある。納得。ある特定の知識を得るために、あるいは、無計画に行動したとしても偶然副次的に得られた全く別のカテゴリーの知識が出てくる。そういったセレンディピティは爆発的に教養を広げる契機となる。

    個人的に取り入れたいと思ったのは、ルール化して知的生産の時間を確保すること、仕事に費やしている時間は全体の2、3割だという認識を持つこと、英語力(TOEFL100点以上、、ってどのくらいなんだろう…)を身につけて得られる情報を増やすこと。

    ぼんやりしていたら搾取されかねない社会だからこそしっかり自分の頭で考え抜き理想的な生き方を見つけ実現したい。そのための材料(教養)集めに取り組まねば!!と思った一冊。

  • キーワードは、【本、他人、旅】!自分の人生なので、とにかく自分がやりたいことを思いっきり楽しむことが大切だと教えてくれる本。もちろん、遊んでばかりではなく、、

  • ライフネット生命を立ち上げた出口さん。この本でファンになりました。本物の教養人だ。

    ・「公的年金は破綻する」という嘘に騙されてはいけない

    金融機関の営業が、国の年金は危ないからと私的年金を勧めてくるが、ここには矛盾が含まれている。国債が発行されているから公的年金が維持できている、国債が発行されなくなった時は国家的危機に陥った時であり金融機関はすでに潰れている。国以上に安全な金融機関はないという「ファクト」を理解する必要がある。

    ・夫婦別姓を認めたら日本の伝統を壊すというのは本当か?
    日本の一三〇〇年の歴史の中で夫婦別姓が認められたのは実は、明治三十一年。実はわずか百二十年。
    夫婦同姓を強制しているのはOECD34カ国中日本だけ。
    タテ、ヨコの視点でみれば、夫婦同姓は特異な制度。

    ・住宅ローンは明らかに時代とミスマッチ
    日本では、住宅の取得が人生の目的のようになっている。「一生の買い物」として持ち家思考がとても強い。三十五年の超長期ローンが大々的に売られているのは世界でも日本だけかと思う。この長期ローンは、平均7%の実質成長を引きずったモデル。今の時代にミスマッチ。
    不動産屋が、「家賃はいくら払っても不動産はあなたのものにはなりませんが、買えばあなたのものになりますよ」と言ったセールストークを語るが、それは「不動産価値が上昇すれば」という条件がつく。


  • ・さまざまなことを知り、それによって新たな世界に眼が啓かれ、人生が面白く充実したものになる。自分の頭で考えて本当に納得のいく答えを見出し、よりよい社会をつくるために行動に移し、それが自分の生活の向上にもつながる。これが、遠回りのように見えても本当に望ましい人間のあり方でしょう。
    ・面白さの根源はボキャブラリー。
    ・広く、ある程度深い素養が必要。
    ・「数字・ファクト・ロジック」で考える。
    ・「面白いかどうか」-本、人、旅



    本を読むにつれて、自分の中の知的好奇心が刺激された。もっともっと勉強してたくさんのことを知りたいいうより知らなければいけないと思った。
    特に、「金融・経済」「歴史」「文学」については知りたい。「選挙・民主主義」「税と社会主義」については知っておかないといけない。(財産三分法ってなんだろう)。
    それか個人的にはどうせ増税はせざるを得ないことなのだし、早急にしてほしい。そして育児や教育にお金をかけるべき。そういったことを最も公約している党ってどこなんだろう、、知らない、、、

    話してておもしろい人。魅力的な人。になりたいってつくづく思う。

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著者プロフィール

立命館アジア太平洋大学(APU)学長

「2021年 『人類5000年史Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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