戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島 (幻冬舎新書)

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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983953

作品紹介・あらすじ

日本は戦争する国になった。これは怒ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も、背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という論客が集い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。

感想・レビュー・書評

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  • イベントをまとめた内容。文字もいいけど生で論客を見るべきだと改めて思った。

  • 小林よしのりと宮台真司は昔は仲が悪かったようだ。

  • 政治
    社会
    戦争

  • かつては犬猿の仲だった小林よしのりさんと宮台真司さんに東浩紀さんを加えた3人の鼎談本です。題名通り安保・沖縄・福島について徹底的に安倍政権批判をしている本ですので好き嫌いが別れると思います。

  • 宮台氏の語りがすごすぎる。もっとこの人の著作を読もうと思う

  • 3人とも今の日本を憂いている。危機感を持っている。日本がアメリカの属国的な立ち位置から脱却し、真の独立性を取り戻すために安易な国家主義的ナショナリズムに走るのではなく、保守主義の神髄を説く。

  • 面白かった

  • 感情と論理は、対になる概念なのだろうか。
    「感情的にならず論理的になれ」とか。「お前は理屈っぽい人間だから人の感情が理解できないんだ」とか(これはあまりにも暴論か)。
    感情と論理を対概念として、オルタナティブの様に扱う人は多い。

    しかし、本書はそれを否定する。感情は論理を規程しうる、ということからもわかるように、感情と論理は「あちらが立てばこちらが立たぬ」式の二者択一ではない。

    宮台によれば、いわゆる「ネトウヨ」や「ブサヨ」が台頭している背景にあるのは、「感情の劣化」だ。
    知性とは態度であり、したがって論理的思考力などの知的能力によって規程される類のモノではない。問題はむしろ思考を方向づける感情にある、というのは頷ける話だ。

    ネトウヨの言っていることに全く理がないわけではない、という(少なくともネトウヨを研究した身としての)肌感覚は、それをよく示している。彼らに理がないわけではない。それが劣化した感情に基づいている=知性的な態度ではないことこそが問題なのだ。

  • 前半は宮台真司のすがすがしい程のエリート主義しか印象にないが後半は東浩紀の迷いがよく出てて魅力的。

  • ・天皇皇后両陛下の意向を無視しまくる安倍が保守を自称するのは、いかにも滑稽だ。(宮台)
    ・安倍首相は米議会で「日本にとって米との出会いは、すなわち民主主義との遭遇でした」と米のご機嫌をとるために全くの嘘を言った。昭和天皇は「新日本建設に関する詔書」で五箇条の御誓文を出し、民主主義は明治から日本の国体だと仰った。戦後の日本人が民主主義はアメリカからのプレゼントだと思いかねないと見越していた。(小林)
    ・日本は原爆も空襲も地震も津波も原発もすべて横並びで「災害」として扱い、責任をキャンセルしてきたところがある。そういう行動パターンこそ諸外国の不信感を醸成してきた。(東)
    ・韓国は恨の文化で、日本に植民地にされたことを忘れない。中国も日本の侵略を忘れない。それはどちらも正しい姿勢。日本もそうしろよ。アメリカの暴力を勝手に水に流してるんじゃないよ。(小林・東)
    ・沖縄にいる米軍海兵隊は強襲揚陸艦すら装備しておらず抑止効果はない。世界の6~7割の海兵隊が沖縄に集中している理由は、日本の思いやり予算と、そこがリゾートだから。(宮台)
    ・鳩山由紀夫は面白い。理念は自主独立の重武装中立化路線。それに必要なのは憲法改正。それにはアジアでの信頼醸成が必要。で、東アジア共同体構想を掲げた。(宮台)
    ・政権にとって国民が怖さを発揮できていない。それをやらないと権力はやりたい放題。その危機感がジャーナリズムにない。(小林)

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著者プロフィール

1953年、福岡県生まれ。漫画家。1976年、大学在学中に描いた『東大一直線』でデビュー。以降、『おぼっちゃまくん』などの作品でギャグ漫画に旋風を巻き起こした。1992年、社会問題に斬り込む「ゴーマニズム宣言」を連載開始。すぐさま日本の思想状況を一変する大ヒットとなる。天皇論は23万部突破。

「2017年 『日本人なら知っておきたい天皇論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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