男という名の絶望 病としての夫・父・息子 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984134

作品紹介・あらすじ

現代社会において男性を取り巻く環境は凄まじい勢いで変化し、男たちを追い込んでいる。理不尽なリストラ、妻の不貞、実母の介護、DV被害…彼らはこれらの問題に直面して葛藤し、「男であること」に呪縛され、孤独に苦しんでいる。そのつらさや脅えは"病"と呼んでも過言ではない。「男であること」とはいったいなんなのか?市井の人々を追跡取材するジャーナリストが、絶望の淵に立たされた男たちの現状を考察し、"病"を克服するための処方箋を提案する最新ルポ。

感想・レビュー・書評

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  • 「妻はというと、既に夫が家計を支え続けることを疑問視しており、自身が結婚当時に求めた理想の夫、父親ではあり得ないことも悟っている。家庭にはもう、一家の支柱としての男の威厳はない。」
    もうね、この1文に尽きるよね。
    そこの理解が現実に追い付いてないから男は病むんだ。

  • 可哀想な男たちの境遇を独身女が取材という名のもとに、えぐり出すという本。いちいち自己嫌悪、否定的な表現が気になる。

  • 男らしい、その呪縛から男性はいつ解き放たれるのだろう。
    今やイクメンなんて当たり前。
    「なんちゃって」や「ファッション」ではなく、男性も育児を担う頼もしいパートナーとなりつつある。
    加えて仕事もできて、大黒柱でもある......。
    そんな輝いている男性はごく一部。
    40代以上の男性たちはどうもそんな社会の変化についていけず苦しんでいるようだ。
    見えない、見せないようにしていた男性の「病」とはなんなのだろうか。

    第1章では会社に縛られ、地位だけが仕事になっている男性の言葉が重い。
    私も上昇志向は強い方だとは思うが、未だ下っ端に甘んじているためこの男性の気持ちはよくわからない。
    そんなに地位ってしがみつかなければいけないもの?
    会社で仕事をする意味って、それだけ?と。

    第2章では妻の不実、第3章では行き過ぎた教育パパとそれに応えられない(ように父親は感じている)息子の話。第4章では母に縛られ、介護に行き詰まる。

    本書で強く感じたのは、どうして一人だけで抱え込むの、どうして話をしないの、どうして自分の考えだけが絶対なの。
    そして、どうしてそんなに自己中心的なの、ということだ。
    中年以上の男性がインタビューの相手なのだが、皆揃いも揃ってそうなのだ。
    女のあなたにはわからない、結婚していないあなたにはわからない、フリーのあなたにはわからない......。
    それはかつて「男の特権」であった居場所が既に失われているのに、周囲を気にしすぎるあまり現実を直視できないからだと著者は分析する。
    私はそこに女性の側の問題もあるように思う。
    主婦が当たり前、責任者は男、男は愚痴るな、泣くな.......そうではなく、精神的にも経済的にも互いを保管し、支え合うパートナーとして男性と向き合うべきだと思う。
    男女ともに感情をきちんと出して、話し合い、助け合えば、結果的に社会は双方にとってより暮らしやすいものになるはずだ。

  • うん?
    なんか読みたかったものと違うぞ?
    そんな感じ。
    中身はタイトルから想像できるそのままなのだが、なんかしっくりこない。色々と生々しいルポではあるのだが、何となく、自分の主張に沿ったものだけ取り上げてるような。
    ラベリング論も知ってるし、男性に対するいろんな視点も判るが、そういう目線で見ればこう解釈できるねみたいな。
    男という病って、むしろ成功している人たちも分析しないと足りないんじゃないかね。
    どのくらい普遍的な話なのかも判らない。

    なんか臭う。

    女性の目線だな、と感じること自体が、男の病か。

    本の趣旨とは違うが、その病って、本当に不要なものなのか。
    人としての病は何だ。女としての病は。

    こういう論調は合わないなあ。

  • タイトルで損してる。すごく科学的な本だ。勉強になった。会社の存在の大きさ。

  • 男だからなのか、日本だからなのか。

  • まだ読みかけだけど、こういう本って貴重だと思う。
    まだ読みかけだが、途中の感想。
    女の私はつい男に夢見てしまいがちだけど、
    男友達などをみている限り「そんな男はいない」
    お姫様が王子様の助けを求めるのではなく、
    王子様を助けるお姫様がこれからは必要かもしれない。

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