富士山大噴火と阿蘇山大爆発 (幻冬舎新書)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984202

作品紹介・あらすじ

3・11以降、日本の地盤が"激震"し続けている。2014年の御嶽山噴火、そして記憶に新しい熊本地震。300年以上も沈黙を続ける「活火山」富士山はいつ噴火するのか。そして、実は富士山よりも恐ろしいのが「巨大カルデル噴火」だ。かつて南九州の縄文人を絶滅させたこの巨大噴火が伊蘇で再び起これば、数百度の火砕流が海を越え、マグマが瀬戸内海を埋め尽くし、大量の火山灰で日本中が覆われる。マグマ学の第一人者が、緻密なデータをもとに地震と噴火のメカニズムを徹底解説した、日本人必読の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になりました

  • 前半は東北大地震(3.11)以来、列島の火山が活動期に入ったなどという俗説をマグマ学の第一人者がやんわり否定する。そんなに単純な話じゃないよ、というため息が聞こえてきそう。また、地震予知分野よりはマシなようだが火山学でもまだまだわからないことが多くて噴火を予測するのはかなり困難であるようだ。
    後半は、列島の火山活動を概観して、非常に稀だが一旦起きると極めてシビアな災害、例えば阿蘇4噴火の再来や南海地震などに備えるべし、との提言。役人は頻度が小さいと見込まれるとなかなか動けないとのお嘆き。
    面白く読んだが、もう少し火山学に振って深めのお話を読みたい。

  • 著者はマグマ学の専門家であり、信頼できる本。
    そもそもマグマがプレートの沈み込んでいる深いところで、どの様に形成され地上に浮かび上がり、マグマだまりを作っていくのかなど、火山の様々な事が判り易く解説されている。
    本題はカルデラ噴火が、文字通り日本を壊滅(死者1億人・九州ほぼ全土に火砕流、火山灰大阪50センチ、東京20センチ・・・)させるということ。この噴火により日本全土で長期間水道・電気・物流がストップし、復旧も絶望的となれば死を待つばかりだ。
    確度は100年内に1%だが、阪神淡路や熊本の地震が、発生前の確率が、これと同程度であった。
    九州の噴火であれば、被害が少ないのは国内では北海道東部と沖縄のみ。関東は翌々日には身動きは取れなくなる。それまでに移動出来なければTHE ENDである。

  • 2016.05.28 阿蘇山が噴火したら、日本が全滅する可能性がある。

  • マグマや火山の形成、噴火の要因、富士山や巨大カルデラ噴火について、わかりやすくまとめられている。

    マグマは、海洋プレートが沈み込んだ100km以上の深さでプレートから絞り出された水とマントルが反応して生まれる。玄武岩質マグマは、比重が重いマントルの中を上昇した後、ほぼ同じ比重の地殻の底で止まる。そこで冷えて結晶化したものが沈み、液体部分に軽い二酸化ケイ素が増えた安山岩質マグマが残ると、地殻より比重が軽くなって上昇し、地殻内にマグマだまりをつくるが、地表に到達するまでに大部分は結晶化する。これによって大陸地殻が成長することになる。一方、伊豆・小笠原弧の地殻は重くて薄いため、玄武岩質マグマが上昇しやすく、大量のマグマが海底に達して大きな海底火山を形成する。

    マグマ溜まりが地震によって揺さぶられると、発泡現象によりマグマに溶け込んでいる水が気体となって圧力が高まり、岩盤に割れ目ができると体積が増えてさらに発泡が起きることを繰り返して噴火を起こす。巨大地震が起きると歪みが解放されて、地盤に働く力が圧縮から引っ張りへと変化するため、マグマ溜まりの圧力が下がることも噴火の要因として考えられる。噴火マグニチュードは、噴出物の総重量(kg)の常用対数から7を引いて求める。

    数十万年前、伊豆半島周辺では、箱根火山、愛鷹火山、先小御岳火山、天城火山などの火山活動が盛んだった。箱根火山は6万6000年前にM6.1の大噴火を起こし、火砕流は横浜まで到達し、都内に20cmの東京軽石層を形成した。富士山は未熟な地殻の上に作られたため、玄武岩質でできており、密度が重く、粘性が低いためにストロンボリ式噴火を繰り返し、円錐形の山体ができあがった。

    富士山が噴火すれば、降灰が50cmに及ぶ富士吉田や御殿場では家屋に被害をもたらし、10?になる大月以南、三島以北、神奈川県の大部分では鉄道や道路が通行不能になる。2cmの降灰が予測される中伊豆、東京、千葉の大部分では、電機や水道の供給が止まり、農作物は収穫不能になり、呼吸器系疾患をもたらす。

    巨大カルデラ噴火は、プリニー式噴火によって大量のマグマが噴出した後に、カルデラが陥没していくつもの割れ目が生じてクライマックス噴火を起こすもの。8万7000年前の阿蘇4噴火(M8.4)では、自らの熱によって火山灰同士がくっついた溶結凝灰岩によって宮崎県の高千穂峡や大分県の滞迫峡ができ、北海道でも15cmの火山灰が積もった。2万9000年前に起きた姶良カルデラ噴火(M8.3)は、火砕流が九州南部を覆い尽くし、鹿児島地方でシラスと呼ばれる200m近くの火山灰層をつくり、偏西風によって運ばれた火山灰は、10?以上の丹沢軽石の火山灰層(AT)や鳥取県大山周辺の20cmのキナコと呼ばれる火山灰層を形成した。7300年前の鬼界アカホヤ噴火(M8.1)では、九州南部に30cm以上の火山灰が降り積もり、南九州の縄文人は絶滅した可能性が高い。鬼界アカホヤ噴火のエネルギーは、大型台風の10倍、富士山宝永噴火やM9地震の800倍にもなる。

    著者は、災害対策の必要度の指標として、その死亡者数と発生確率を掛け合わせた「危険値」を用いている。
    南海トラフ地震 推定4%×32万人=12800人/年
    巨大カルデラ噴火 推定0.003%×1億2000万人=3600人/年
    首都直下地震(M7以上) 推定4%×2万3000人=920人/年
    富士山山体崩壊 1/5000年×40万人=200人/年
    豪雨・土砂災害 実数100人/年
    阪神淡路大震災 前日の確率0.02〜8%×6400人=1〜500人/年
    富士山噴火 推定1/1000年×1万4000人=14人/年

  • ・日本には110の活火山。

    ・12万年間で10回の巨大カルデラ噴火。その7座は九州と北海道。

    ・九州で巨大カルデラ噴火が発生したら、日本総人口の95%が生活不能に陥り、最悪1億人以上が死ぬ。

    ・巨大カルデラ噴火発生後のシミュレーションが壮絶。

  •  各章ごとに「まとめ」があり,専門的な内容であるにも関わらず分かりやすく書かれてある。
    ■マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは約32倍。2大きくなると1000倍大きくなる。
    ■マグニチュードが9以上の地震は数百キロメートルを超える範囲で大断層が動く。そのエネルギーはほぼ日本の年間総発電量に匹敵するほど。
    ■3.11後,日本列島では8つの火山で噴火が起きたが,6つは地震とは無関係な場所にある。
    ■御嶽山は80万年前から活動を始めていたが,歴史時代には噴火の記録が残っておらず,かつては死火山と考えられていた。
    ■地震が噴火を誘発する場合は地震に関連した現象によって,マグマ溜まりが刺激を受けてマグマが上昇を始める。
    ■日本列島周辺は4つのプレートがせめぎ合う地球上でもまれな地域で列島の下へ沈み込む2つのプレートは地震を起こしやすい条件を備えている。
    ■日本海溝から沈み込む太平洋プレートは地球上でもっとも古く約2億歳で,冷たくて重いため年間8センチメートルもの高速で押し寄せてきて,東北日本を圧縮する。
    ■南海トラフから沈み込むフィリピン海プレートは1500万年前に誕生した若いプレートで温かくて軽いプレートのため簡単には沈み込めず,その反作用として西南日本を強烈に圧縮する。
    ■日本列島は3.11以降「火山活動期」に入ったとは言えないというのが筆者の結論。
    ■列島にはいつ噴火してもおかしくない火山が110もある。
    ■プレートが地球の表面を覆っている理由は地球の中心が5000度を超える高温であるため。マントルは堅いプレートの下で対流している。
    ■プレートテクトニクスが作動しているのは太陽系惑星の中で地球だけ。
    ■国内高さランキング20位以内の半分以上が地球史の中で最も新しい地質時代である「第四紀」(約260万年前以降)の火山。
    ■地殻を太らせてゆくマグマは二酸化ケイ素などの軽い成分が濃集しているためマントルに比べるとずっと軽くなり,この軽い地殻が地球時間では流れるマントルの上に浮いていて,それがだんだんと分厚くなる。この地殻とマントルの釣り合いを「アイソスタシー」という。
    ■イギリス諸島では数千万年前を最後にマグマの活動がなかったため,それ以降地殻は成長していない。
    ■富士山の体積は約550立方キロメートル。富士山を全部崩してその土砂を使うと瀬戸内海の半分以上を埋め立てることができるはず。
    ■富士山の圧倒的な大きさの原因は伊豆半島を含む「伊豆・小笠原弧」が本州にぶつかっている「衝突帯」であるため。
    ■日本列島の火山は陸上だけではなく海域にも多く分布しており,富士山をしのぐ超巨大火山がいくつもある。
    ■日本最大の火山は富士山ではなく東京の南約1,130キロメートル,小笠原諸島父島の南南西に位置する噴火浅根火山(北硫黄島)であり,富士山の体積の6倍にも達する。仮にこの火山が陸上にあるとしたら,その裾は富士山の約2倍,高さは5,500メートルに達する。
    ■火山観測活動で噴火を予知することに成功した例は2000年の北海道有珠山西山噴火。しかし,噴火予知は短期的若しくは直前に限られており,何年も前に噴火を予知するいわゆる中長期噴火予知は現状では不可能。
    ■「島原大変肥後迷惑」
    ・雲仙眉山の崩壊による岩屑雪崩が有明海に突入し高さ10メートルの以上の津波が発生
    ・15,000人の犠牲者
    ■カルデラ
    ・釜や鍋のような凹みのある道具を意味するスペイン語に由来
    ・火山活動によってできた直径2キロメートル以上の窪地を指す
    ・浸食カルデラ:火口が侵食されて少し大きくなったもの
    ・馬蹄型カルデラ:山体崩壊により生じたU字型の窪地
    ・陥没カルデラ:地下に大量に溜まっていたマグマが一気に噴き出した結果,地下に巨大な空洞ができ,その天井が崩れてカルデラとなるもの
    ■縄文時代以来,日本人は巨大カルデラ火山の噴火に遭遇していない。
    ・厖大な量のマグマを一気に噴き上げ,火山灰と火砕流が広い範囲を覆い尽くす
    ・過去12万年ではM7以上の巨大カルデラ噴火が日本列島で少なくとも10回は発生
    ・支笏湖の西,約50キロメートルに位置する洞爺カルデラでは約11万年前に大規模な噴火が発生
    ・九州には4つの巨大カルデラが集中している。最大は阿蘇カルデラで東西18キロメートル,南北25キロメートル
    ■阿蘇カルデラは一度の噴火で形成されたものではない
    ・約27万年前,約14万年前,約12万年前,約9万年前に噴火
    ・最後の噴火では火山灰が北海道でも15センチメートル降り積もり,大規模火砕流は九州中部のみならず現在の山口県や天草諸島まで達した
    ・この噴火は阿蘇山最大の噴火であるのみならず過去約260万年(第四紀)の間に日本列島で起こった最大規模の噴火
    ■マグマの語源:糊のようにネバネバしたものを表すギリシャ語
    ■有馬型温泉の源は長い間謎であったが,最近になって南海トラフから沈み込むフィリピン海プレートから絞り出された高温水がその起源である「プレート直結温泉」であることが解った。
    ■地球の内部を溶かしてマグマを作る方法
    ①温度が上がること
    ②圧力が下がること
    ③水が加わること
    ■二酸化ケイ素成分の多い流紋岩質のマグマはとにかく軽く,このような性質のマグマが巨大なマグマ溜まりを作るとそのマグマ溜まりには大きな浮力が働き,その天井全体を押し上げて破壊しようとする。天井の地盤がこの力に耐えきれなくなると,天井のいたるところに割れ目ができて,そこでは圧力が下がる。その結果割れ目の部分での発砲が急速に進み,更に割れ目が成長することになる。こうしてマグマ溜まりが地表と直結し噴火が起きる。
    ■災害の大きさと頻度との間には「ベキ乗」(累乗)の関係がある。
    ・災害の規模が大きくなると頻度が急激に少なくなる
    ・「ベキ乗則」といい,万有引力の法則,円の面積と半径の関係も「ベキ乗則」に従う
    ・世の中の富は一部の人たちが独占しているという「パレートの法則」も「ベキ乗則」
    ・AKB48総選挙の結果も「ベキ乗則」に従うらしい
    ・地震の規模と発生頻度との関係も「ベキ乗則」であり,「グーテンベルグ・リヒター(GR)則」と呼ばれる
    ・日本列島で起きてきた火山噴火の規模と頻度は一つの関係式で表すことはできない
    ・山体噴火とカルデラ噴火は噴火様式が異なる
    ■日本列島の110ある活火山のうち,巨大カルデラ噴火を起こした火山は7つであり,北海道と九州にしか分布していない。つまり,この地域に限って融解ゾーンで作られた流紋岩質マグマが上昇・集積する条件が揃っている。
    ・巨大カルデラ火山は歪み速度が小さい地域に分布
    ・東北地方や中部地方は火山が密集するが歪み速度が大きい傾向があり巨大カルデラ火山は存在しない
    ■現在は,およそ過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山を「活火山」と呼んでいる。
    ■それぞれの事象が小さい確率で全く独立してランダムに起こる場合,その発生確率は「ポアソン分布」で示される。
    ・今後100年間にM7以上の巨大カルデラ噴火が起こる確率は1%弱(M8程度はその3分の1程度)
    ・箱根の強羅噴火クラス以上の巨大噴火は2%弱の確率
    ・阪神淡路大震災発生日前日における今後30年間の地震発生確率は0.02%~8%
    ■一つの火山の形成史を地質学的に明らかにするには一人の地質学者が一生をかけるくらいの時間が必要であるが,論文の数もそれほど稼げないので,現在の日本の大学はそのような学者を抱えるつもりがない。

  • この本のタイトルはなぜこのタイトルか、読み終わると解るようになっている。
     世界一の火山国、地震国である日本。そうなっている原因はせめぎ合うプレートにあるという。日本東岸の太平洋プレート、北海道から関東までが乗る北米プレート、糸魚川静岡構造線から西の日本列島が乗るユーラシアプレート、日本南岸に位置するフィリピンプレートである。
     地球上に14枚あるとされるプレートのうち4枚が日本列島の下か至近にある。これが地震のもとになっているのは周知の通り。
     では火山活動にはどのような影響を与えているのか。
     プレートが沈み込むときに水分が抜け、その水分が地中で温度が上がり周囲の岩石を溶かしながらマグマだまりを作る。そのマグマが地表から吹きだせば火山となるのだがそのメカニズムはいまだ推測の域を出ていない。
     日本には100以上の火山ある。先の御嶽山の噴火でもわかるように実は噴火の予測は非常に難しい。北海道の有珠山は数十年周期で噴火を繰り返すため精密に観測されていることと、専門の研究家がいたおかげで2000年の有珠山噴火の際には「今後144時間内に噴火の可能性大」と事前に警報を出すことができた。実際には警報発令から143時間後に噴火が起きたが住民は避難済みで人的な被害を回避できた。しかしほとんどの火山は観測下監視下になく予報のしようがない。
     日本の火山噴火の様式には山体噴火(山体に火口が開き爆発するもの。富士山はこちらのタイプ)、とカルデラ噴火(山全体を吹き飛ばすような大噴火が起き、広範囲に火山灰や火砕流被害がおよぶ、阿蘇山噴火が例)に分かれる。
     富士山の宝永噴火のエネルギーは2.1エクサジュールと推計される。一方でカルデラ噴火の例である鬼界カルデラ噴火のエネルギーは1600エクサジュールで圧倒的にカルデラ噴火のエネルギー量が大きく被害も甚大となる。日本で最後のカルデラ噴火となる鬼界カルデラ噴火は7300年前九州南岸で起こったがこの噴火により火山灰は遠く関東まで飛び、九州一円の生物は絶滅したとみられる。日本では過去12万年の間に7座が10回のカルデラ噴火をしている。これらの山は北海道と九州しかない。
     九州で阿蘇山噴火並のカルデラ噴火が起きれば、九州一円は火砕流に覆われ、ほぼ全滅する。また火山灰はその後の24時間で大阪のあたりでも50センチをこえる降灰となるはずで木造家屋は重みに耐えきれず全壊となる。道路は5センチ、鉄道は10センチを超える降灰があると使えなくなる。おそらく北海道東部を除き、交通は全く止まる。日本国民ほぼ全員が被災する災害となる。(北海道でカルデラ爆発がおきれば北海道は火砕流で全滅するが火山灰は太平洋に落ちるので総体の被害は少ないだろう)
     富士山や箱根が山体噴火をすれば関東一円には甚大な被害がでるだろう。
     火山研究の最新情報を知ることができ、面白く読んだ。
     また、地球で起きているプレート移動は他の惑星にはないという。(他の惑星は一枚のプレートでマントルがカバーされており、移動したりずれたりすることはない、と)その理由は地球には海があるから。
     「日本海・その深層で起こっていること」でも驚きをもって読んだことだが、太陽系の中で居住可能な星は地球のみ。その地球の上でこれだけ複雑な地質、海があるのは日本だけ。
     日本国や日本人が特別、とは思わないが、日本という国の特色に思いをはせて本を閉じた。

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著者プロフィール

1954年、大阪府に生まれる。日本の火山学の第一人者。理学博士。専門はマグマ学。1978年、京都大学理学部を卒業。1983年、東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了。京都大学総合人間学部教授、同大学大学院理学研究科教授、東京大学海洋研究所教授、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球内部ダイナミクス・プログラムディレクター、神戸大学大学院理学研究科教授を経て、2016年、同大学海洋底探査センター教授となる。2003年に日本地質学会賞、11年に日本火山学会賞、12年に米国地球物理学連合(AGU)N.Lボーエン賞を受賞。著書には『地球の中心で何が起こっているか』『富士山大噴火と阿蘇山大爆発』(以上、幻冬舎新書)、『地震と噴火は必ず起こる』(新潮選書)、『なぜ地球だけに陸と海があるのか』『和食はなぜおいしい』(以上、岩波書店)などがある。

「2019年 『火山大国日本 この国は生き残れるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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