独裁力 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984271

感想・レビュー・書評

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  • リーダーはある程度の独裁者であることがスピード感のある決定をする組織としては好ましい。
    しかし、その独裁者は自分の私利私欲ではなくみんなの幸せを第一に考える人間でなければいけない。
    ということを終始一貫話している本書。
    それらに過去の自分の実例を挙げているだけで基本的に言いたいことはそれだけでした。

  • 20161201

  • サッカーファン、バスケファンなら必読でしょう。そうでなくても万人にオススメできます。
    ガバナンスが出鱈目だったバスケ協会の立て直しのくだり。古巣のJリーグや外部から有能な人材をバンバン登用したところ“「バスケットボールがサッカーに乗っ取られる」と異を唱えた関係者がいた“ が正直「乗っ取る値打ちも無い協会なのに」という気持ちだった“ には声を出して笑ってしまいました。
    川淵さんはひじょうにアグレッシブでざっくばらんな方ですが、サラリーマン時代に培った営業能力やビジネス知識と緻密さがあり、且つ人を動かす情熱がある。この方がいなければ今日の日本サッカー界の発展と隆盛は無かったし、決して順風満帆の人生では無いけれど経験と確固たる信念が超超スピードでのバスケ統一Bリーグ創設に繋がったというのがよく理解出来ました。読んでいてこちらまで活力が湧いてくるような熱量でポジティブマインド全開になれる本でした。

  • スポーツが好きな方には
    オススメの一冊です!

  • これはいい本だ!
    川淵さんはもちろんJリーグ含めて様々な実績がありますが、色々メディアでも批判される事があるし、自分の中であまり評価が定まっていませんでした。
    しかしこの本は明快!そして川淵さんの考え方に超共感!
    この人の言う事、本当に正しいわ!
    特にこの本で、繰り返し力説されているのが「揺るぎない理念」について。
    個人のことであれば「信念」でよいと思うが、組織の場合は、それら信念を共有化させる「理念」が必要。
    そして、それは決して揺らいではいけない!
    さらに言うと「Jリーグを成功させよう」とか、そんな小さなことや目先の事ではいけない。
    より大きなもの、そして深いものが必要なのだ。
    こういう考えに至ったのは、川淵さん自身が選手時代、海外ドイツ遠征した際に見た市民スポーツの光景が強烈に目に焼きついてしまったこと。
    この光景を実現させるために人生を生きることを決心する。
    つまり「生き様」「信念」を、組織の中で部下に見せ、それらを「理念」に昇華させていく。
    川淵さんが「揺らがない」理由が分かるし、だからこそ部下もついてくる。
    リーダーはこうあるべきですな。
    冷静に考えて、よくこの短期間にバスケリーグの統一まで実行できたと思う。
    日本のバスケ協会の問題点はかなり根深く、今まで誰一人この問題を解決できなかった。
    そして「国際大会出場停止」という、先進国ではありえないペナルティまで課せられてしまった。
    (これは相当「恥」なことなのです!)
    このエピソードの中で、統一化に向けたバスケ協会の役員との会議中に、全員に向かって大声で怒ったことが一度ある、と本に記されている。
    非常事態にも関わらず、今でも自分の利益を優先する者、立場を守ろうとする者が多かった事だ。
    全員に向かって「この体たらくは何だっ!」と怒鳴ったそうだ。
    「本当に選手の事を考えているのか?」
    「本当にバスケを愛するファンの事を考えているのか?」
    「スポーツの未来の事を本当に考えているのか?」
    「一刻の猶予も許さないこの段階で、手前(てめえ)の利益を優先させるとは何事かっ!」
    いや~、この光景、目に浮かぶ!
    当社も全く同じ状況。
    社会情勢&会社業績を考えると、一刻の猶予もないはず。
    さて、川淵さんは今こそ「独裁力」が必要と説いている。
    「揺るぎない理念」をきちんと示せるリーダーが、私利私欲を捨てて「独裁力」を発揮することが大事と説く。
    確かにもう、現場レベルで解決を目指すのは限界に感じている。
    真の「独裁力」を持つリーダーを作ろう!
    そんな事を感じたのでした。
    (2016/10/20)

  • 川淵さんの考え方が書かれた本。
    経営者のマインドセットとして参考になる。
    リーダーシップ、教育を語った本だと捉えた方が良いかな。

    マインドセットだけではなく、具体的なアプローチも結構書かれており、即使える。

  • 日本バスケット協会会長をやっていた川淵氏の経験話。Jリーグチェアマンだったころの苦労話(自慢話)もまじえて、異なる考えの組織をまとめる力のことのようだ。独裁力という言葉はあまりなじまない気がする。

  • 元Jリーグチェアマンの川淵三郎が、主にバスケットボールリーグの統一について語った一冊。

    バスケットボールリーグは元より、Jリーグ創設についてもその数々の実行力で数々の実績を成し遂げた手腕はさすが。

  • 分裂で右往左往するしかなかったバスケット界を、「纏めるのは自分しかいない」の意気込みで門外漢ながら大鉈をふるい、Bリーグに統一せしめた経緯は圧巻。独裁力の有効性をまさに示していて、多くのシーンで日本に欠けている重要な療法と言える。本文後半は一転回顧談風になり、前半でネタが尽きた感があるのは残念だが、独裁がマイナス面に働いた箇所を読み取らせる趣向だったとしたら、収まりの良い編集ではあるかも。

  • 日本のバスケットボール界を立て直した川淵さん。本書では、混乱状態にあったバスケットボール界を、強いリーダーシップでいかにして短期間で再構築したかが語られています。また、Jリーグの立上げの話も出てきます。
    強い信念と、私利私欲のない強力な意思決定こそ、著者の真骨頂なんだと再認識しました。
    誰もがマネできるスタイルではないかもしれませんが、調整型のリーダーが多く、困難な環境から抜け出せない大企業では特に、こういうリーダーも求められていると思います。

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著者プロフィール

川淵三郎(かわぶち・さぶろう)
1936(昭和11)年大阪府生まれ。1958 年(早稲田大学2年)サッカー日本代表選手に選抜。1961 年古河電工入社。1964 年東京五輪出場。
1970 年現役引退後、古河電工サッカー部監督、日本代表監督、JSL(J リーグの前身)総務主事などを歴任し、1991 年日本プロサッカーリーグ(J リーグ)初代チェアマン就任。2002 年日韓共催FIFA ワールドカップ終了後、日本サッカー協会会長(キャプテン)就任。2008年退任後、同協会名誉会長を経て、同協会最高顧問。2013 ~ 2017年公立大学法人首都大学東京理事長。また、日本バスケットボール協会(JBA)会長を経て同協会エグゼクティブアドバイザー、日本トップリーグ連携機構会長、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会評議員会議長および選手村村長、国際バスケットボール連盟JAPAN 2024 TASKFORCE チェアマンなどを歴任。

「2021年 『夢を力に キャプテンから未来のヒーローたちへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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