東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984714

感想・レビュー・書評

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  •  人間万事塞翁が馬。成功するまで走り続ける。後書きに残された言葉がこの本を集約している。
     アップダウンの激しい人生に打ちのめされる事なく、挑戦を続ける2人の奇才に天晴れと言いたい。

  • 東大出身で刑務所に入った2人の対談集

    特捜から調べを受けるあたりのくだりが面白い。

    刑務所によっても食事がおいしかったりおいしくなかったり、刑務官の当たり外れなど、いろいろあるだなと。

    ムキムキというのが、無期懲役→仮釈放→無期懲役の略だというのは面白かった。

  • タイトル通り東大を出て(堀江貴文は中退)、その後刑務所へ服役した二人の対談。
    刑務所前、中、後についてそれぞれの体験を語りつくしている。
    長野刑務所の飯はうまかったとか、服役中は甘いものに飢えるとか、運動後の麦茶はドンペリよりうまかった等々、経験者だから語れる内容が多く、大変面白かった。
    いままで堀江貴文の本は読んだことがなかったが、これを機会に彼の他の著作も読んでみたいと思った、
    一方、井川意高の「熔ける」は既読であったが、こちらは刑務所へ入るまでの事情が本人の口から詳細に語られていて、この本とセットで読むと面白さ倍増。

  • 堀江貴文さんと井川意高さん、2人の元東大生かつ元受刑者が刑務所に収監される時期や刑務所で過ごした日々などをお互いに語った対談本。

    「ライブドア事件」で逮捕された堀江貴文さんと、カジノで106億8000万円を使い込みした「大王製紙事件」で逮捕された大王製紙前会長の井川意高さん。元東大生であり、元受刑者でもある2人が事件に関する話や刑務所でどう過ごしたかなどを対談した内容が書かれています。

    刑務所によって食事に当たり外れがあることや刑務所内の人間関係など、あまり知られていない刑務所に関する話は興味深いです。

  • この二人の刑務所経験者の対談はすごく楽しいものだった。東大という日本トップクラスの大学で学んだ人たちがどのような経緯で刑務所にいくことになったのかという所もすごく興味深く読めました。

  • T図書館再読
    説明と二人の対話形式
    昔読んだとき、井川氏のお金が桁違いで強烈だった記憶があった

    井川氏のエピソード
    バカラ一張りで3000万
    12億、15億勝ったことがある
    掛け金はいつしか100億円1000億円、兆の単位にまで達していたらしい
    負け金 総額は約106億8000万
    2011年11月特別背任容疑で東京地検特捜部に逮捕 懲役4年の実刑判決確定
    2013年喜連川刑務所、刑期3年2ヶ月
    検察官は、金額が大きいから闇社会に金が流れている可能性があるとにらんでいた
    内部告発、井川家排除のクーデター、父さんも追放
    拘置所、堀江氏からふかふか座布団差し入れ
    本の差し入れ制限なし
    村木厚子さんの冤罪後で、特捜は慎重になって気をつかっていた
    80佐藤優さんやたかぽんが刑務所入ったから、俺だって大丈夫だ、別にたいしたことじゃないと心の支えになった

    堀江氏
    2006年1月午後4時、NHKがライブドアに強制捜査という速報を打った
    先走ったせいで、慌てて6時に検察が動かざるを得なくなったのではないか
    2006年1月証券取引法違反の容疑で逮捕
    2011年長野刑務所、刑期1年9ヶ月
    拘置所、いい羽根布団を使っていた、花の差し入れは嬉しい、本の差し入れは当時3冊まで
    獄中メルマガ発行、グチが言えなく辛かった
    面会が豪華グレイのTERUさん、西原理恵子さん、田原総一朗さん、 K 1の石井さん、カイジ作者の福本さんら長野まで来た

  • 多くの人間は経験することがないであろう、お二人の経験した非日常がテンポよく語られており、非常に興味深く面白かったです。
    あとがきに堀江さんが寄せられた、
    「人間万事塞翁が馬」
    「たとえひとたびつまづいて転んだとしても、人間は必ず再び立ち上がれる」
    この2つの言葉がとても印象的でした。

  • 初めて堀江さんの著作を手に取り、あっという間に読み終えました。「出る杭は打たれる」的な背景があったことが今更ながら感じ、堀江さんにとって不幸であったことは十分想像できるところです。また共作者である井川さんについて、裕福ですが特別な身分で出自され一般人とは異なるご苦労の中で来られたことも想像されます。小市民である私がそんなお二方の共著に感想つけることは甚だ失礼なのですが、東大と刑務所をキーワードに、長い人生のうちの僅かな時間において経験された教訓とも取れるご体験を紹介されたことは、一読者として大変興味深く感じましたので、コメントさせて戴きました。

  • 対談本なので、読みやすいが、その分、体系的な内容として入ってくるものは弱かった。ホリエモンなら、ライブドア事件のこと、刑務所生活のこと、それぞれ特化した本があるので、そちらの方が学べるものは多いと思う。
    笑ってしまったのは、ホリエモンが、「週刊誌の差し入れで仲良かった子が脱いでいてギョッとした」と言っていたのがあったこと。寺田有希のセミヌードのこと。その後、彼女は、YouTubeホリエモンチャンネルのアシスタントになる。

  • ヒトそれぞれに彼らへの想いはあるのだと思う。堀江氏に関しては、ツキが悪かったと思う。

著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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