大人の読解力を鍛える (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 103
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344985711

感想・レビュー・書評

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  • SNSの台頭で誰もが言葉を発信出来るようになった現代。相手は何が言いたいのか、何を伝えたいのか、正しく理解しないとトラブルに発展してしまう。それはSNSだけではなく、面と向かったコミュニケーションでも必要なスキルである。そこで必要なのは言葉の意味を正しく読む「読解力」だと著者は言う。読解力は文学や俳句から、はたまた新聞や歌詞まで、更に映画やスポーツでも鍛えることが出来る。また著者はインターネットのでの調べ物について注意喚起をしている。ネットの情報は玉石混淆。知りたい情報がある時は1回だけのネット検索で終わらせずに必ず複数回調べること、裏を取ることを、本や新聞でも調べることを力説している。

  • そもそも読解力とは言葉や文章を正確に把握し、論理的に整理し読み取る力と、人の心や感情を読み取り場の状況や空気を読み取る力の二つある。
    前者では小説を、自分の人生とリンクさせながら読む引き寄せ読みなどで鍛えられる。
    後者では新聞記事やニュースなどを、短時間で要約し、アウトプットする瞬間要約力トレーニングなどで鍛えられる。

  • 本書はコミュニケーション力向上を目的とした本です。
    タイトル的に読解力とあったので読書術の本と思って買ったのですが肩透かしです。
    個人的には、タイトル詐欺といっていいレベルだと思います。
    とはいえ、内容紹介をきちんと読めばわかった話ですので仕方ありません。

    具体的な内容として、本書では読解力を
    ・文章を正確に把握する
    ・論理的に整理して読み取る
    という本来の意味を拡張して、
    ・情感を理解し場の空気を把握する
    としていて、読解力を感情理解スキルとしても活用しようという内容になっています。

    読解力の定義としてはかなり無理があると感じますが、著者がそのように定義したのですからまあそういうことにします。

    では、実際にどのように活用するのか。
    例えば、「仕草、表情、口調。言葉以外の情報から真意を読み取る」。
    「読み取る」と言われて、たかだか2ページの説明で読み取れる人間であれば、この本を読む前からできているでしょう。
    他にも、相手の癖を掴むとか、背景を読解しろとか、図を書けとか、2ページ程度の説明では実行不可能なことばかりです。

    また、文章としても、会話、メール、SNSなどにおけるコミュニケーションの方法が混在していて非常にわかりにくい。

    正直、最近読んだ読解力の本の中では最低の出来でした。

    一応、参考になった点
    ・情報の「要約力」と「断捨離力」が不可欠です。
    ・瞬間要約力
    ・テレビ東京「美の巨人たち」「新美の巨人たち」
    ・絵画を理解するには直感だけでなく、知識を持って読解することも必要なのです。

  • ま、その通りですが、、、

    話長くなってる人に、うまく要約し共感コメントあげたら話が終わる。
    ここはいただき。

  • 表題の通り、読解力の重要性とトレーニング方法が紹介された一冊。

    福沢諭吉の月が綺麗ですね、に表されているように日本には言葉にしないで察する文化がある。そんな言葉にならない感情を読み取って会話を進めるために、読解力はとても重要なのである。
    読解力があれば、空気を読まない行動をとったり、思考が停止してキレることはなくなるだろう。
    コミュニケーションにおいては、相手の価値観や知識的な背景を考えながら展開していくことが大切なのだと考えさせられた。

    本書では、読解力を高めるトレーニング方法も記載がある。
    小説で人物の価値観の変化を見つける、新聞の内容を要約する、歌詞から文脈のない感情や背景を察するなど、私生活にある全てのストーリーが練習台になるのである。

  • 東2法経図・6F開架:B1/11/569/K

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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