- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344986053
感想・レビュー・書評
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とても面白かった。〇〇流ファクトフルネス、という謳い文句をよく目にするが、今までで1番腑に落ちたかも。貿易の話だけ不勉強で理解できなかったけれど、他はすべて「なるほど、こういうふうに考えるのか」と楽しく読めた。自分の頭で考える方法が非常に参考になる。他の著書もどんどん読みます。
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出口さんの本は、いつも素晴らしい!自己成長を促すものは「人、旅、本」との言葉が完全に響いて、心掛けるようにしている。日本の論点、見過ごすことは出来ないものばかり。
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良書。池上彰氏の書籍と同様に浅く知識の補完や筆者と読者の間に静かな討論が出来て楽しい。
恐らく編集者が作成した基礎知識の項と、出口氏の持論を展開する形式で進められる本書はその構造によるものなのだが、出口氏が明らかに論争になりそうな点には踏み込んでない。それが歯痒く、マイナス点。例えば論点8のネット言動は規制すべきか。の項では愛知トリエンナーレの所に触れているが昭和天皇や特攻隊への侮辱に対しては突っ込んでいない。
また「赤ちゃんは4時間寝て、起きて、そのリズムは職場に連れてくるのに最適」などの発言もあるが出口氏は昭和の人間なので責められない所はあるかもしれないが育児を知らなすぎている。赤ちゃんと言っても1ヶ月と10ヶ月では全く違うので大きく括る事自体がナンセンスかつ、そんなにリズム良く寝て起きてする赤子がどの程度いるのか、育児を知らないのは仕方ないが書籍にする前にファクトチェックは必要だったろう。 -
恐らくは今の日本の論点を網羅的に整理していただいており、どこが自分の琴線に触れるかで自分の興味も分かる。いつもながらこれをお一人で書いているのだとすれば本当にすごい。
自分の興味はやっぱり日本の教育なのかな〜。
「製造業に必要なのは…均質な労働力です。…そこで要請されるのは、「偏差値がそこそこ高く、素直で、がまん強く、協調性があり、上司の言うことをよく聞く」人材です」
…ってうるせえな!! -
問題の定義付けとその問題対する分析が明確で分かりやすいです。著者の持っている情報と倫理感から導き出した答えは自分が問題を考えるときの参考になります。答えを出すには問題に対してどれだけの情報と分析が出来るかが肝となるので幅広い教養を身につける必要性深く感じました。
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色々な分野の知識を身につけることができた。これからの時代は自分で新しい問いを立て、色んな角度から物事を考え、新しいアイデアを出せるような人材が必要とされるため、沢山のことを知る事の大切さを学んだ。これからも常に考え続けるクセをつけていきたい。
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地球温暖化や少子化、生活保護、年金など問題ごとに章立てしており、最初に地球温暖化であれば地球温暖化の問題の論点を整理し、その後にその問題について考察する流れ。
日本の諸問題について改めて知識を得られるだけでなく、それに対してどう考えれば良いのか勉強になる。
特に民主政治の投票率の低下がどうして問題か、何故投票率を上げる必要があるのかについては非常に勉強になった。 -
☑︎時間軸と空間軸で立体的に考える
☑︎数字・ファクト・ロジックで考える
☑︎半径1m圏内の行動で世界は変えられる
☑︎常識は徹底的に疑う
基礎知識をベースに自分の頭で考えることの重要性と楽しさを再認識しました! -
まず、著者の精力的なアウトプットに感嘆する。
著書は勿論、ビジネス雑誌の多くで名前を見かける。
本書は、現在に考えるべき論点22項について、
まず客観的なファクトを述べ、著者の考えを述べる
構成になっている。
「次にあなたはどう考えるか?」
と、文には無くとも問われている。
最後に、
・付録「自分で考えるための10のヒント」
ご付いてるが、本書の主題はここだ。
理科系の自分にとっては、
社会科学的な観点も論理が明解で読み易い。 -
教育、政治、経済など日本の論点について、基礎的な知識や世間一般の考え方を述べた上で、著者の出口さんの考えを伝えるという流れ。ファクト、数字、論理的な考え方が大切というのが、一貫した考え方の様な気がします。
実は、日本は税金が安い国という数字を示した論拠や、民主主義の話に出た選挙への考え方、白票や棄権もまた、結果として有力な候補者への一票になっているのは、ハッとする考え方でした。
世の中に流されない様に、きちんと自分の頭で筋道立てて考えることができる世の中は、民主主義に許された一番の幸福の様な気がします。