人治国家 中国のリアル

著者 : 黒田健二

• 幻冬舎 (2011年4月21日発売)

作品紹介・あらすじ

なぜ日系企業は中国で失敗するのか?1980年代から中国法務に携わり、これまで数千件以上の事件を担当してきた国際弁護士が"世界第2位の経済大国"で勝ち抜く戦略を伝授。

感想・レビュー・書評

[kanji0731さんの感想 · 2011年9月23日]

中国ビジネス進出は難しいとよく言われるが、これほど常識に差があるものかと認識を新たにさせられた。法治国家と思ってはいけない「人治国家」。とはいえあきらめて内向きではいけない、という最後のメッセージが救い。著者の黒田先生は20歳で司法試験に合格され、中国留学等を通じて実績を積まれたとても優秀な方。中国とのビジネスを目指すビジネスマンへ推奨できる一冊。

[moritoyamachanさんの感想 · 2011年6月20日]

今後国内のみでは生き残れないため海外を模索しているが最近は中国の情報を探っている。この書籍はたいへん参考になった。法律面からの中国国家の分析ではあるがその法律そのものが企業進出の鍵になりそうだ。カントリーリスクは高いが魅力満載の中国。じっくり考慮の上戦略を立てる必要がありそうだ。

[ぱぐはぐさんの感想 · 2011年6月7日]

さすがに現場をこなしていられるだけ、説得力のある一冊。