あなたにもミエル化?: 世間のなりたちを工学の視点から

著者 :
  • 幻冬舎メディアコンサルティング
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344996724

感想・レビュー・書評

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  • ORやマルチエージェントシミュレーションなど、工学的アプローチで実社会に貢献するエンジニアリング企業の取り組みが書かれていて、面白かった。

  • カーナビの渋滞予測は本当に渋滞緩和に役立つのか?全体の効率に一番効いてくるのは待ち時間をいかに減らすかだ!地デジ化にしたのは交通事故を減らすため!?など私たちの身近に起こる出来事が実例としてあげられており、やさしくエンジニアリングの大切さを教えてくれます。世の中のちょっとした不思議がミエてくる一冊。

  • 工学の視点を、うまい方法で見えるようにする。
    OR、シミュレーション、心の動きを察する、ERP、マルチエージェントシミュレーションなどが紹介されているが、特定の会社の話というところがちょっとひっかかる。

  • 中野にある構造計画研究所がなにをやっている会社かわからなかったけど、この本を読んですこし理解が深まったかな。
    チャンス発見学とか渋滞学とか、キャッチーなネーミングをつけることが重要だなと思った。

  • ある程度の知識があれば十分楽しめる本だと思う。

    シロウトさんには多分難しいか,本質が何なのか分からないと思われる。

    10/21 の午後に一気に読了
    10/18 構造計画研究所の施設見学でお土産に頂く

  • (200905)

  • ■読んだ経緯
    ・会社で可視化する技術も扱うため。
    ・なるべく絵等で物事をまとめたい癖があるため。

    ■内容
    ・日常の「当たり前の便利さ」は「エンジニアリング」によって
     「ミエル化」され支えられている事について

    ■得たもの・共感したもの
    ・1時間目 うまい方法のミエル化―サイテキ工学
     ⇒オペレーションズ・リサーチによる全体最適化。
    ・2時間目 いくつもの未来のミエル化―モノマネ工学
     ⇒シミュレーションによる危機回避、安全確保。
    ・3時間目 本音のミエル化―オサッシ工学
     ⇒ERPと加算平均によるリアクションの確認。
    ・4時間目 顛末のミエル化―スジミチ工学
     ⇒マルチエージェント・シミュレーションによる
      群集への情報操作とその現象の解明。
    ・7時間目 見えども視えずのミエル化―ヨクミル工学
     ⇒見えないものを見えるようにするCG。
    ・8時間目 好みのミエル化―オススメ工学
     ⇒通販サイトで買ったもの、登録時のカテゴリから趣向を決める事ができる。

    ■心に残った一言とか一文
    P176 ・7時間目 見えども視えずのミエル化―ヨクミル工学
    「「アナログ->デジタル」の可視化ビジネスの本質的な価値とは、
    キカイにしかできないこと、キカイの方が、キカイがやるべきことを、
    ちゃんとキカイにやらせる、ということです。」

  • カーナビが普及し過ぎるとかえって渋滞が起こってしまう?心に浮かんだ「ホンネ」を本人より先に機械が読み取れる時代が到来する?雑踏の中でもケータイが使えるのは電波の交通整理をする人がいるから?玉ねぎを電子レンジで10分チンするとなぜうまい?地震でビルが揺れても吐き気をもよおさないのはなぜ?―そもそもエンジニアという種族はどこに棲息して何をやっているのか?世の中のちょっとした不思議がミエてくる。「可視化」「見える化」という重要キーワードを拡大解釈した「ミエル化」という言葉に寄せて、現代社会の日常を支える仕組みに迫る。

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