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- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784378014890
作品紹介・あらすじ
なぜ、命がけでドーバー海峡をわたるのか?戦乱のバグダッドを去った15歳のアブドゥルは、フランス、カレーの移民キャンプ「ジャングル」からイギリスへ向かおうとする。立ちはだかる高波と国境の壁。
感想・レビュー・書評
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ハードな内容ながら、読み始めると止まらなかった。
イラク、チェコ、ロシアから、一人イギリスを目指す。
その様は、とても現代とは思えない。
まるで古代や中世の人々のようだ。
その頃から、結局人は変わらないのだろうか。
三人それぞれの視点で描かれる過酷な物語。
そして目指すイギリスにさえ、過酷な少年がいる。
寄り所として音楽が登場する。
そこに、彼らとの繋がりを見いだし、これが別世界では無く、この世界での出来事なのだと感じさせてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランスの港町・カレー。クルド人のアブドゥル、ロシア人のチェスラブ、ロマの少女ロザリア。それぞれの事情を抱えイギリスを目指し、密入国を手引きする男の船に乗り合わせた3人。船上でトラブルがおき、3人と男の甥のイギリス国籍の少年ヨナがとり残される。
抱える事情も育った国も違う4人。自由を象徴するものとして、ビートルズの曲が使われていた。
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