かかしのトーマス

制作 : Otfried Preussler  Herbert Holzing  吉田 孝夫 
  • さえら書房
3.55
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  • 本棚登録 :51
  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784378014968

作品紹介・あらすじ

ドイツのとある村。キャベツ畑に立てられた、かかしのトーマスは、人や動物のことばがわかり、たくさんのことを体験します。まわりの世界を見つめ、お月さまと語り合うなかで、やがてトーマスは、ひとつの大きな願いをいだくのでした。ドイツのかかし、トーマスの夢。こころを持ったかかしとキャベツ畑の世界。

感想・レビュー・書評

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  • かかしが結局動き出すのかと思ったらそうではなかった。

  • 水の精を思い出させるような、プロイスラーの優しいお話。
    かかしを最後焼いちゃうのは衝撃だけど、ドイツではそれは普通のこと。
    地域に根付いた文化を知りました。

  • 読んでいるとトーマスに感情移入するだけに、最後は衝撃。
    ドイツではあたりまえのことだと解説にあるので、ドイツの子どもは残酷とは思わず、むしろトーマスの魂が自由になったことを喜ぶのかもしれない。もちろん悲惨な書き方はしていないので、日本の読者にも、トーマスが真の自由を獲得したことは十分感じられるのだが。
    ホルツィングは『クラバート』の絵がとてもよかったが、こちらも、銅版画にも似た味わい深い絵。

  • プロイスラーの初期の作品。かかしの目を通した畑の季節の移ろい、そして旅立ち。秋の初めの朝に畑に霧が立ち込める場面が鮮やか!プロイスラーやトーマスが実際に見た景色、それを本を読むことで共有できる。

  • キャベツ畑にたてられたかかしの目を通じて、季節の移り変わりが描かれた作品。

    かかしのトーマスが季節ごとに何かを学んでいく様子から、書かれた当時の牧歌的な様子が垣間見えるようでした。

  • 読み終わって「えーっっ?!」と声をあげた。悲しいしさと清々しさ…
    余韻の残る作品です。
    子供たちからも様々な感想が出てきそう。

  • 季節を一回りする詩のような一編。素朴な(多くの場合真実の)労働観、幸福観、人生観に触れられる。

  • ★★★★☆
    キャベツ畑の真ん中で、素敵な帽子をかぶって一人立っているかかしのトーマス。
    鳥たちを追い払わなくちゃ!でもウサギはかわいいかも。
    濡れるのがキライ、雨なんか降らなきゃいいのに。
    愛するキャベツたちを守らなきゃ。
    カカシは素敵な商売だけど、一人ぼっちで動けないのは窮屈だなあ。


    かかしのつぶやき^^
    (まっきー)

  • 最後がちょっとびっくりだけど、ドイツではそれが風物詩らしい。なら、そんなもんかな。

  • かかしのトーマスは、いつもひとりぼっちで畑に立っているわけではありません。風や雨やお月さまや動物たちというともだちができて、彼らの話に耳をかたむけるうちに、ひとつの願いを抱くようになります…。

    結末にはちょっとびっくりしちゃうけど、トーマスの願いは叶ったことになるのか。素敵でした。

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