- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784378014975
感想・レビュー・書評
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装画に惹かれて借りた。
現在と過去が交錯しているが、とても読みやすかった。
過去編は、アメリカの独立戦争に巻き込まれた少女の目線で語られている。
現代と交互に話が進むせいか、歴史物にありがちな生臭さ、悲壮さはあっさり感じられたので、読みやすかったのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカ独立戦争は知っていたが、それは何となくイメージしていたような、英国とアメリカとの戦いというだけではなく。アメリカの中でも、イギリス国王に忠誠を誓い独立を阻止しようとする王党派と、イギリスから独立しようとする愛国派に分かれて、戦っていたことを、これまで知らなかった。
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舞台はアメリカ。現在(21世紀)に生きるエリザベスとアメリカ独立戦争の頃の祖先の姿とを交錯させながら描かれている。不器用で何をさせても失敗ばかりのエリザベスとその祖先のズィーが自分の使命に気づき、強く勇気を持って人生を切り開いていこうとする物語。・・・今自分がここにいるのは遥か、遥か昔からずっと語りつがれてきたものをまた語りついでいくために。
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なかなか良かった。現在と南北戦争時を行き来する設定がちょっとわかりにくかったのと、あれこれと問題が多すぎたのが気になるところ。でも、全体としては、おもしろかった。
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伯母の家にあった自分によく似た肖像画の少女。調べていくうちに、アメリカ独立戦争に巻き込まれた祖先であることがわかる。
読み終えてタイトルの意味が腹落ちしたとき、とても良い本だったなと思えた。
あまり知識のない独立戦争についても興味がわいた。
ただ、毎回思うのだが、さえらの本はいつも装丁がいまいちである。良い本が多いのに、表紙が違えば、もっと多くの人に読んでもらえるのでは。。。 -
2014.9.26読了
2014読書感想文コンクール中学生の部課題図書
アメリカ独立戦争の頃の話。 -
エリザベスとズィーの物語。
アメリカの独立戦争について、ほとんど知らないので、ちょっとわかりにくいところがあった。
自分の祖先がどんな人物で、どんな風に過ごしてきたのか、知ったり語ることは、すばらしいことだと思った。 -
今年の中学の読書感想文コンクール課題図書。
正直いってつまんない。
このころのアメリカを描いた作品なら『からすが池の魔女』の方がずーっといい。
現代を生きる少女に語る才能が芽生えるのは唐突だし、独立戦争時代の少女も、感情移入できるタイプではない。
しかも、一番厭なのは愛国派が正義で、王党派は悪という風に書かれているが、それを納得させる材料がなにもないこと。じゃあ、ズィーが、女ながらに闘おうと決意した理由はどこにあるのか。単に父と兄がいたから?ますます納得できない。好きな男もコロコロ変えるし。
共感できない登場人物であれば、それにかわる、物語の強さなり、語りの面白さなり、新たな歴史認識なりあるべきだが、特になし。
これで感想文書けって言われても困っちゃうね。
さ・え・ら書房はやたらこの田島董美さんを装丁・装画に使ってるんだけど、内容に合うとき(目でみるシリーズ)はいいけど、物語においてズィーの肖像画が重要な意味を持つだけに、これはちょっと…と言う感じ。
美人ではないけれど、その人となりを知りたくなるような魅力的な少女、というふうには見えない。
モディリアニ風にしたかったのか?首が長すぎるけど。