- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784378015521
作品紹介・あらすじ
11月3日、並木図書館に4人の小学生が集まった。
シュートを決めるようにカッコよくチャンプ本をとりたい修。
ペットショップの子犬の現状を伝えたいと願うアキ。
恋バナの主人公へのあこがれを胸にゆれとまどう玲奈。
ケンカ中の修にどうしてもわかってほしいことがある陸。
そして、4人それぞれの思いをかけたビブリオバトルの幕があがる…。
好きな本を紹介するコミュニケーションゲーム「ビブリオバトル」が読みものになりました。
ビブリオバトル経験豊富な4人の作家が、4人の主人公のストーリーをそれぞれ執筆し、まるで、作品のなかでビブリオバトルが繰り広げられているよう。
ビブリオバトルの楽しさが伝わる一冊です。
感想・レビュー・書評
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並木図書館で初めて子どもビブリオバトル大会が開かれることになった。サッカー好きの5年生の修は、司書のクルミンに誘われて出場することになったが、チャンプ本になるためにはどんな本を選べばいいのか悩む。同じころ、馴染みの本屋で不思議なタイトルの本を買ったアキは、この本のことを伝えなくてはという想いから出場を決意する。
4人の小学生の姿を、ビブリオバトルと候補本を通して、4人の作家がそれぞれ描くオムニバス。
彼らが紹介しようと候補に挙げる本のみならず、ビブリオバトルのハウツー本も登場していて、この本の思惑に気づかされる(笑)。
本の紹介のための本らしく、巻末に登場した本一覧が掲載されているので、読みながらメモを取らなくっても大丈夫。
主人公は全員5年生だが、難易度的には中学年からで十分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビブリオバトルで戦う4人の小学生のお話
サッカーでシュートを決めるみたいにチャンプ本を取りたかったり、ペットショップの子犬の現状を伝えたかったりと、みんな色々な考えがあるけど、みんな本気なのは同じ!
誰がチャンプ本に選ばれるのか?
面白かったです。
ビブリオバトルは学校でも読書習慣にやっていたので、ルールは知っていました。
やってみたいけど、恥ずかしい。
どうしよう(笑)やろうかしらん(笑) -
#なみきビブリオバトルストーリー
#ビブリオバトル
#さえら書房
#児童書
#読了
本を通して人を知る、人を通して本を知るというビブリオバトルの良さがよく伝わる物語でした。書き手が変わるが話は続くのも面白い。 物語に出てくる本を読みたくてたまらなくなりました -
ビブリオバトルの事について知りたくて、ルールブックを読むだけでは頭に入ってこない気がして…探した所、この本と出会いました。
小学5年生4人で男の子2人と女の子2人、それぞれが主人公になって進むお話でした。タイトルにもある「なみき」は登場する図書館の名前で、司書の乾くるみさんがビブリオバトルをすすめる所から始まっていきました。4人の主人公たちは、表紙に載っている子たちです。同じ小学校だったり、別の小学校の子もいます。短編のように書かれているのですが、繋げているのは"並木図書館"。ビブリオバトルで紹介する本をどうやって選んだら良いのか、どうやったら伝わるのだろうか、チャンプ本になりたい、あきらめたくない…一人一人の気持ちの動きがよく分かります。誰の本がチャンプ本になったのでしょうか?私も票を入れられるなら、あの子にいれたいなと想像しながら読んで、楽しかったです。5分という長いのか短い時間の中で、しっかり伝えられるんだと驚きました。ビブリオバトルも色々な型で出来るという事と並木図書館の司書である乾くるみさんが作ったクルミ日記も巻末に記載しています。ビブリオバトルの公式ルールもあります。分かりやすくて、読みやすいです! -
この本は、面白く、かついろんな本を紹介してくれます。
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小学生4人のビブリオバトル
好きな本を紹介するだけでなく、友だちのことや自分の思いを本にからめて伝えようとしてるのが、ちょっとリアルかな
作中にもいろんな本の題名が出てくるんだけど、いい感じで有名なものが多いので、本をよく読んでる子にはニヤリかも
ただちょっとだけビブリオバトル啓発本的な香りも…?
「これを読んでビブリオバトルがしたい!」というより、「ビブリオバトルをやるんだけど、こんな感じだよ どう?」な感じを受けとりました(悪い意味ではなく)-
色んな本を読んでいらっしゃるようですね。職業は(学校?)司書という事ですが、通りで学校又は司書という本がたくさんあるなあと思いました。私の学...色んな本を読んでいらっしゃるようですね。職業は(学校?)司書という事ですが、通りで学校又は司書という本がたくさんあるなあと思いました。私の学校にも司書さんがいますが、司書さんって皆さんその様な感じなのかなあと思い、親近感が湧きました。
11歳、凛々蝶2018/06/23
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ビブリオバトルに参加したくなる!
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驚きました!
2017年発行の児童書でアーサー・ランサムの名を見るとは!!
本好きの世界はまだまだ捨てたものではない。
たまにはこういう本も読まんといけない。
ビブリオバトルのことも分かりやすく書いてあって親しみやすい。 -
ビブリオバトルに参加した4人の物語。
ビブリオバトルに参加する理由は人それぞれで、性格も境遇も違う4人が薦める本は、物語を読み進めているうちに、どれもその子らしいな~と思える。
この本を読んだ人達も、何かどこかに共感する本があるんじゃないだろうか。
読後感爽やか!