闘う平和学

  • 三一書房
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784380140006

作品紹介・あらすじ

現代世界は近代世界からの移行期にあると考えられ、その行く末が明確にならないままに、人々はその歩みを続けなくてはなりません。平和学と平和運動も海図なき航海を余儀なくされているのが現実です。
それだけに、私たちは、一方では足元の現実に追われながら、その都度のより良き解答を模索しながら、他方ではより大きなパースペクティヴで、来るべき将来社会像を結像させる理論的営みを続けなくてはなりません。
こうした問題意識を持って、私たちは「闘う平和学」という構想を掲げました。平和をつくるための理論と実践を、よりいっそう自覚的に、よりいっそう積極的に、そして継続的に展開する平和研究。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 絶対平和主義者をダチョウ派、非暴力主義でも非戦主義でもないのをフクロウ派。
    国家の安全を保障しようとして、国民の安全を保障できなくなってしまった。
    戦争がなくても平和でない構造的暴力。
    アメリカは世界に自由と民主主義を広げていく使命を持った、きわめてキリスト教的な発想を持った国。

    戦争の形態が変わるということは国家の形態が変わること。

    近代ヨーロッパで国家ができたのは、教会という権威がなくなったときに、神なき地上において秩序をいかに形成するかが問題だった。この場合の秩序は平和。神という超越的存在を抜きにして、この世の中で人間だけで秩序を形成する問題を考えた。ホッブズ、ルソー、ロック、カントまでの思想。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1951 年生。1981 年3 月早稲田大学大学院政治学研究科国際政治修士修了。1981 年4 月
(~1996 年3 月)防衛庁防衛研修所所員。1996 年4 月(~2022 年3 月)桜美林大学
国際学部、リベラルアーツ学群教授。
〈著作)『現代戦争論』(1993)中公新書、『テロ-現代暴力論』(2002)中公新書ほか。

「2022年 『国際紛争はなぜ起こるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×